【週間日記】2月20日~26日 家長会と云南过桥米线

上海生活あれこれ

 

先日ある資料をまとめていたら、昔お世話になったリンダオの名前が出てきて懐かしく思った。

ふと思いついて社の新しいモバイルアプリを立ち上げたら社員名簿が使えるようになってて、思いつく人たちの名前をあれこれと検索してみた。

ウチの会社は55歳で役職定年になるのだけど、昔お世話になったリンダオたちが顧問としてあちこちの部門に「配属」されてるのを発見。

顧問とは名ばかり、仕事は党の会議に出るだけで良く、何も成果を出さなくてもガッツリお給料がもらえるポストで、社では“养老”とか“过日子”の職位と言われている。

これまで会社に貢献してきた方たちばかりだからそれなりの待遇があって然りとは思うけど、現場でコスト、コストとあれこれ削減させられていることを思うと、矛盾を感じざるを得ない。

  

先日も武漢と大連で医療保険制度の改悪をめぐってデモが起こったし、今の働き世代は老後の養老金(年金)が期待できないとか、中国の将来に不安しか覚えない情報がちょくちょく耳に入ってくる。

貧富の格差を目の当たりにして、なんか気分の優れない1週間のスタートだった。

 

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20日/月曜日

晩ご飯を済ませてごみ捨てのついでに旦那と2人で少し散歩した。

冒頭で書いた医療保険とか養老金の話で気分が暗くなったのは月曜の話。

 

私は中国で養老金を納めて10年ほど経っているが、旦那は養老金を払うのは無駄だから今すぐ解約の手続きをしろと言う。

既に財源がカツカツなのに将来外国人に支払われるワケがない、自分も払いたくないけど中国人だから逃げる術がない、せめて私だけでも解約してその分を少しでも別の金融商品に回せばいい、と。

 

。。。

 

返す言葉に詰まってしまった。

コロナの3年を経て、これまでの前提が根底から崩れたのは理解する。

 

私自身も支払われないリスクは常に頭の片隅にあるし、もしかしたら将来日本に行くかも知れないし、中国で払う意味はないのかも知れない。

でも今ここで養老金を取りやめることが自分にとって最良の選択だとは思えない。

 

今もまだモヤモヤしてる。

  

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21日/火曜日

午後に旦那から電話がかかってきて、ずっと先延ばしにしてたパスポートの更新手続きの第一歩を踏み出したと一報が入った。

予約の予約?というか、今日の手続きを経て、後日いつ受理ができるかの時間を教えてもらえて、その時に必要書類を提出しにいくみたい。

出入境管理局は結構人がいたと言ってた。

 

今後旅行や帰省をするにしても、留学を考えるにしても、まずはパスポートを手に入れることが重要なので、一歩でも踏み出せて良かった。

 

そう言えばお昼のニュースで今年の中考(高校入試)は総合評価と体育の試験が免除になると読んだ。

つまり、この項目は全員満点で、例えば体育が苦手な子にとっては超嬉しいニュースってこと。

一方で我が家のように、歴史の点数が散々たる結果で、総合評価や体育で他との差を縮めておきたかった生徒にとってはその希望が絶たれたということ。

 

旦那は既にかなり悲観的になってて、ホント、あの性格はなんとかならないものかと思う。

私みたいにあっけらかんとしてるのも良くないかもだけど。

 

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22日/水曜日

最近家のあちこちにトラブルが出始めている。

洗濯機は変な摩擦音がすることがあり、一度修理の人を呼んだんだけど、部品が壊れているのではなく、解体クリーニングすれば音が無くなると言って帰ってったらしい。

修理屋を呼んでも一度では解決しない、中国あるある。。。

 

北側のベランダの電球が切れて替えようと思ったら、型が古く、替えの電球は既に製造が中止になっているらしい。

となるとソケットごと全部買い替え?

この日から旦那が出張だったから、しばらく放置。

 

この日は上の子の保護者会だとばかり思ってて、夕方学校に行ったらなんだか様子がおかしい。

保安に聞いたら、「そんなの聞いてない、親は入校禁止だ」とシッシッとされる。

スマホのメッセージをもう1度確認したら、翌日の間違いだった。

保護者会の為におやつをいっぱい食べておいたのにー(その後夕飯も普通に食べてしまってちょっと後悔)

  

23日/木曜日

今年はゼロコロナ全面解禁ということで、会社の三八節や屋外イベントを復活させるらしく、会社でアンケートが行われた。

今のところいちご狩りが有力らしい。

一昨年に一度いちご狩りをやった気がするが、別の候補が人気がないんだろうな。

 

夕方からの保護者会は、中3の大事な時期でもあり、中国語非ネイティブの私が行くより、旦那が行ったほうがいいはずなんだけど、出張からの戻りが6時を過ぎるとのことで私が出ることになった。

 

大まかに今後のスケジュールが紹介されてて、3月中旬に試運転(12月にやるはずだった一模みたいなものらしい)、4月下旬に二模、6月18日の父の日に本番。

あとは、5月の上旬に英語のスピーキング、化学の実験テストがあると言ってた。

  

どの先生も1点、2点が大事と言ってて、今更ながら歴史でポイントを落としてしまったことが痛い。

ただ、引きずってても仕方がないので引き続き頑張って欲しい。

 

※保護者会メモ※

・最後の追い込み段階、目標感を持って励ましてあげること

・安易にネットで調べようとしない。自力で解決する努力をすること(物理、化学)

・国語:古詩の暗記。今からでも点数を伸ばせる

・化学:ペーパー50点満点(45点市重点校、40点区重点校、35点普通校)+実験5点

・英語:スピーキング10点満点。8~9点が普通。10点満点は難度高。ペーパー140点満点(市重点校合計で145点、区重点校140点、普通校135点)

・英語の作文は重点中の重点。点数を落としやすい項目。10稿くらい準備しておく

・数学:150点満点中1-17、19-23の基本をしっかり押さえて少しでも120点に近い点数を追求する。1つ4点なので1つ1つを大事に。基本を押さえてから残りの30点(18、24、25)を追求。

 

24日/金曜日

コロナ後遺症でずっと気持ちが悪かった後鼻漏と咳がいつの間にか治ってることに気づいた。

そう言えば先週もあまり咳をしてなかったような。

いつから無くなったんだろう?

 

コロナ罹患からちょうど2ヶ月。

今後再度罹患したときの参考にしておこうと思う。

 

25日/土曜日

義母が旅行に出かけた。

ある程度普通に歩けるようになったし、麻雀が大半で座ってるだけだし、何より2ヶ月近くもどこにも出かけられてないのがつまらなすぎるとのことで。

はいはい、行ってらっしゃいな!

 

旦那も下の子を連れて山登りにお出かけ。

上の子は受験が終わるまで娯楽なしってことになってるのでお勉強、私は上の子の世話をしなければならないのでお留守番&家事。

 

2人だと食事の支度が楽。

冷凍庫の在庫整理を兼ねて、お肉中心のメニューにした。

 

天気が良かったからずっと先延ばしにしてた洗車に行きたかったけど家族がいない間に片付けたい家事に追われて出かけるのが億劫になってしまった。

明日、旦那に行ってもらおうっと。

 

26日/日曜日

前日に山登りに出かけててまともな食事ができなかった旦那と下の子の要望を受け、お昼はガッツリめにハンバーグ、まぐろのたたき、ブイヤベースもどき、アスパラ豚バラ巻→巻けなくて炒めに変更、青菜炒めを作った。

ブイヤベースもどきは美団で500g7.5元のムール貝(淡菜)で作ったけど普通においしかった。

水産市場に売ってる外国産のムール貝は結構なお値段したのに、7.5元の国産で十分いけるじゃん!

  

アスパラ巻はお肉の注文を間違えてバラのブロックを買ってしまい、半冷凍にしても薄切りに切れなくて、結局こま切れにしてそのまま炒めた。

お腹に入っちゃえば同じってことで。w

 

夜は下の子のかねてからの希望だった「云南过桥米线」を食べに市内まで出かけた。

近場にもそこそこおいしいお店があるんだけど、たまには都会の空気でも吸いに行こうということで寧波路にある滇味园へ。

 

寧波路は「あぁ、ちょっと前の上海ってこんな感じだったよね!?」っていうのが味わえる通りで、また行きたい場所だと思った。

10号線降りてすぐの場所だから行きやすいっちゃ行きやすいんだけど、そんなおひとり様時間が取れるかどうか。

 

私は58元の进士过桥米线を。
スープが来たらまずカゴで来る具たちを全部入れて火を通し
その後ビーフンを加えて頂く

あー、ホント久々の过桥米线だなー。

具の乗ったカゴが大きくてテーブルに乗り切らないから、スープが来たら具を入れて、カゴをすぐにお店の人に返して、ビーフンが来て、スープがはねないように静かに流し込んでと、食べる前がすごく忙しかった!

 

ビーフンのスープで十分なんだけど、状元や進士だとこれに烏骨鶏のスープが付くからお腹がたっぷんたっぷんになる。

スープは別になくてもいいんだけど、これが雲南スタイルってことかな?

 

食後は腹ごなしに南京歩行街へ。

普段上海に住んでるとなかなかこういう場所には来ないからすごく新鮮。

あんな人混みは久しぶりで、外地から旅行に来てると思われる人がたくさんいた。

 

特に目当てはなかったけど、せっかく近くに行ったので最近オープンしたばかりの「百聯ZX創趣城」へ。

プラモデルやフィギュアなどのお店が数多く入店してて、旦那が気になってたそう。

素材とかどれだけ精緻に作られてるかがお値段を決める要素だとは思うんだけど、そこそこの大きさのある輸入モノフィギュアは1,000元を超えるのが普通みたいで、こういうのが解らない私にとっては驚くことばかりだった。

 

禰豆子のフィギュア
お値段は1,239元!(≒24,250円)

  

私もサンリオキャラとかは見ててかわいいと思うし、下の子が欲しがる気持ちは解る。

きっとガンプラとかアニメのフィギュアも同じような気持ちで欲しい、集めたい、作りたいって思うんだろう。

 

でもこういうのって作ったらそれを飾っておきたいじゃん?

飾るのに場所いるじゃん?

そんな場所、家にないじゃん?

 

上海の平米あたりの不動産価格から考えたら、フィギュアそのものも既に高いけど、その後の放置コストも半端じゃない。

なんか、すごい世界を見た気がした。

 

南京路からの帰り際、火曜に手配してたパスポートの手続きの資料提出の予約日を取るようメッセージが届いてた。

子どもの分も取りたいから土曜しか時間が取れない。

25日の枠は既に予約が埋まってたので、4月1日にした。

この日に突発で行けなくなったりすることがありませんように。

  

以上が先週の記録。

養老金のことで気分がすぐれなかった週の始めも終わりはまあまあな気分だった。

 

この記事を書いてる月曜はめんどうなことの目白押しで朝から疲れる。。。

 

コメント

  1. 母は中国語同時通訳者なのですが より:

    こんにちは。
    「ふりさけ見れば」と、何となく検索したらヒットしました。
    面白い記事ばかりなのと、中国に対する興味が相まって、長時間過ごしてしまいました 笑
    中国の人々の割り込みについての考察記事など、非常に興味深かったです。

    私自身は米国育ちで、仕事も欧米圏相手で、いまのところ中国との縁は殆ど無いのですが、上海は一度行ってみたい場所です。

    また折を見て訪問させてください。
    ありがとうございました。

    • こんにちは!
      当ブログにご訪問&長時間ご滞在頂きありがとうございます!
      興味深くお読み頂けたとのこと、とても嬉しく思います。
      また是非是非遊びに来てくださいませ。
       
      お母様は中国語同時通訳者でいらっしゃるのですか?
      遠きながらも若干の共通点があって不思議なご縁を感じました。
      ありがとうございました。

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