美団とかタオバオアプリを見てると、見たくもない広告動画が出てくることがある。
あちこちにショートムービーが溢れてるけど、なんでそんなに動画が人気なのか理解に苦しむ。
時間が取られるだけなのに。
7月24日 Web会議の誤解を面着で解きに行く
朝から重要任務を遂行。
先週末のWeb会議の後、双方の理解に食い違いがあることが発覚し、Web会議では完全に伝わり切れてなかった部分の補填情報を伝えるべく面着の時間を捻出して某所へ向かった。
AI技術の発達と普及で淘汰の波に飲まれつつある通訳、翻訳の仕事だが、人にはやはりFace to Faceの交流が必要だなと思った次第。
そう言えば以前に同僚とAIの話になり、自分たちの仕事はいつ無くなるのかと議論したことがある。
いろんな意見が出たのだが、最後に「AIはお酒が飲めないから、飲み会要員としてやっぱりウチの会社には通訳が必要じゃない?」との話になり、皆で大笑いしてその場がお開きになったのだった。
旦那にその話をしたら、旦那は「価格交渉もAIじゃ絶対無理」と言ってた。
これからどうなるのか判らないが、言語力(母国語も外国語も)は大事にして損はなしだ。
午後は愛知県経済産業局の次世代自動車産業セミナーを視聴。
今回のテーマは「中国におけるEVの動向について」で、今年の上海モーターショーに行った講師の方からの話を頷きながら聞いていた。
私は郊外の工場勤務で外界との繋がりに乏しい環境にある。自宅も郊外にある。
良く言えば中国人により近いところで中国の状況を肌身で感じているとも言えるが、一方で日本人駐在員たちとはかけ離れた生活をしてて、日本人の肌感覚と乖離があるのではないかとの不安もある。
講師の方々の話を聞いてて、私があの日感じたことと似たようなトーンの話がいろいろと出てきたので、私の感覚は間違ってない、ズレてないと自信が持てた。
7月25日 ボランティア活動の続き①
朝から夕方まではいつものルーティーン。
この日は夜に子どもたちのボランティア活動の一環で、農村から来た少数民族の子どもたちにフリスビーを体験してもらうイベントがあり、私も様子を見に行った。

上海組たちは、彼らとの交流で、自分たちが如何に恵まれた環境にあるかを肌で感じたらしい。
農村の寄宿制の学校に通う子の話だと、朝6時から夜10時まで教室でみっちり勉強しても、省都にある大学に行けるか行けないかというくらい競争が激しいとのこと。
物資、環境すべての条件が地方と大都市では雲泥の差だということだ。
一部、年齢の小さな子もいたのだが、フリスビーを教えるのにちょっと苦戦したのか、「僕は大人になって結婚しても子どもはいらない、2人も育ててきた母は偉大だ」と言った子がいたと別のママさんから聞いて笑ってしまった。
子どもなりに人に教えることの難しさを感じたんだろうなぁ。
7月26日 ボランティア活動の続き②
仕事で重要案件に関わっているのだが、ちっとも先に進まなくて、どうしたものかと思っている。
とは言え、私は通訳だから何も主導できず、ただ、言われたことを訳すのみ。
この日の午後は、子どもたちはボランティア活動の締めの会に参加すべく公益会館へ。
日曜のチャリティーバザーの活動状況や今回のイベントで感じたことなどをシェアするミーティングで、グルチャで送られてきた写真を見たら上の子も皆の前で発表してて、いい経験ができて良かったと思った。

夕方6時に終わる予定だったのが7時を過ぎ、お腹ペコペコで家に帰ってきた。
食事の支度がしてあると言ってたのもあるけど、まだ収入のない学生でもあり、親が誰も付き添っていないこともあり、ちょっと食事してから帰ろう!っていう話にはならなかったみたい。
7月27日 銀行へ
居留許可の延長をした上長のサポートで銀行へ。
中国銀行は居留許可期限をしっかり管理してて、システムに入力された期限が過ぎるといろんな制約を受けるらしい。
日本からの給与の振込がストップしてしまったとのことで、やむなく窓口へ行った。
中国銀行は窓口業務にやたらと時間がかかるから嫌い。
ところで、私のメインバンクである建設銀行は居留許可の更新後に窓口に来い的なショートメールが届いたことがあるが、覚えている限り1回だけで、それ以降、類似のショートメールは届いていない。
同じ国有系銀行なのに、取扱が違うのが不思議。何かの法律法規があって登録させられてると思ってたんだけど、銀行独自のルールで私たちの個人情報を提供させられてるの?
7月28日 結果発表
元々午後だと思ってた上の子の受験結果発表だが、朝10時くらいに上の子から微信メッセージがあり、○○高校に決まったと連絡があった。
いわゆる滑り止め的なポジションの学校で、本人としては悔しい想いがあるようだ。
でもね、周りの子と自分をよーく比べてごらん、と私は言いたい。
親である私たちの頭の善し悪しもあるけど、受験生として、悔いのないくらい勉強したのかと言えば、私から見た感じではガツガツ勉強してたようには思えなかったし、何というか、いつからか、私の学生時代を見てるような気がしてたんだな。
私は中2の時に成績がすごく良い時期があり、それで変な自信をつけてしまった。
勉強を甘く見るようになってたと思う。毎日適当に何かやっておけば志望校に行けると勘違いしてたかも知れない。
その後、周りの友達たちの成績がグーンと伸びる一方、ポイントを押さえた勉強をしてなかった私は成績が下がり出し(それに気づくのも遅かった)、結局最後は第一志望を諦め、私立で気になってた学校の推薦入試を受けることにして、受験戦争の最終局面から逃げる形を取ったのだ。
上の子は状況は違えど、6年生7年生の頃はA班でそこそこの成績をキープしてたのに、いつの間にか周りの子達に追い抜かれ、B班に落ち、その後再びA班に戻ることなく受験日を迎えた。
蛙の子は蛙。鳶は鷹を産まないってこのことか。。。
「受験戦争から逃げる」とは書いたが、そういう処世術もあるだろうし、少なくとも私はそうやって生きてきた。
私なりに目標に向かって進んできて、それを達成したので、自分の人生の満足度は低くない。
私としては滑り止めだったとしても上の子が無事、高校に行けることには拍手して褒めたいと思うのだが、この辺の評価や子どもの勉強に対する要求に私と旦那とでは大きな乖離がある。
時期の選択は難しいが、言い合いでのパワー消耗が激しすぎるこの生活も疲れてきて、いろいろなことが頭をよぎる。。。
7月29日 ダラダラし過ぎ→手綱を締める
この日は義母不在。義母不在だと家事の負担は増えるが、「○○しなくちゃ」というプレッシャーがないのが良い。
1つ頭に来るのは某氏がスマホを片手にソファーで寝っ転がっていること。
我が家はアイツに食べさせてもらっている訳ではなく、共働きで私もしっかり家にお金を入れている。
この不平等な生活の不満は、必ずいつか返礼させて頂く。
この夏休み、上の子も下の子もダラダラが過ぎる。義母は毎朝起こすのが大変だと言う。
上の子の高校も決まったし、そろそろ手綱を締めて、やるべきことを進めてもらわねば。
上の子も下の子も同級生たちの多くが補講を受けている中、我が家は7月は野放しにしてた。
高校はともかく、中学生向けの課外授業は表向き禁止されてるのに、皆どこで先生を探してくるんだろう?こういう情報は先生の安全確保の為、人づての紹介に頼ることが多く、表に出てこない。
日本人ママにはなかなかハードルが高い難題だ。。。
7月30日 感謝の宴×2
この日のお昼は、上の子の受験勉強に付き合ってくれたDちゃんに感謝の宴を手配。
Dちゃんと子どもたちは龍華にある芸術センターで挿絵の展覧を観る約束をしてたので、ついでに近所の創作料理レストランで食事した。
西岸のあたり、しばらく行ってなかったんだけど、オフィスビルの建設が着々と進められてた。
上海のオフィスの空室率はどれくらいか知らないが、Dちゃんの話だと徐ホイ区はあのあたりにいろんな優遇策を設けてて、それを目当てに引っ越してくる会社も少なくないらしい。
大所では、東方航空、テンセント、マンゴーTVのロゴがあった。
私が市内で日系企業各社を訪問に歩いてたのはもう15年も前のことだけど、今でも日系企業は国貿とか森ビルあたりに集中してるのだろうか?
同じ上海にいるのに何にも知らなくて、なんか浦島太郎みたいだな。
夜は仕事がらみの感謝の宴。
コロナで往来が激減してた重役さまたちが○年ぶりに上海に来るとのことで、いろんなイベントを手配した。
私の主な仕事は翌日に集中してて、この日はお食事だけ。
以前、Web会議で一緒になってすこぶる印象が悪かった方がいたのだが、実際にお会いしてイメージが変わった。
日本人同士でもこう思うんだから日本人vs中国人のやりとりだと余計に悪い印象を与えやすいかも知れない。
実際、日本人の多くは中国語を聞いていると、相手が怒っていると感じるようだ。
私は中国人の話し方はこんなもんだと知っているので「ただ声が大きいだけですよ」と言っておいたのだが、Web会議で中国人とやりとりしてる時にたまにイラッとすると言ってて、通訳の立場から思うことをいくつか伝えておいた。
重役の方々の話を聞いてて1つ「ん?」と思ったのは、離職率の話。
日本でも若い人の離職率が高いらしく、それは大手だろうが、上場してようがいまいが関係ないとのこと。
思えば、それは中国も同じで、普通にやってれば定年まで安泰の大手国有企業でも、次の活路を求めて若手が離職している。
スタートアップに勤めて成功している同級生と自分の給与を比べて大負けしていることにショックを受けて退職することを決めたのだと言う。
確かに国有企業だと、最初の数年は給与の伸び代が低かったり、大きな仕事を任せてもらえることは少ないだろう。
でも頑張ってれば、リンダオに認めてもらえて大きく発展できるチャンスがあるかも知れないし、スタートアップではとても経験できないような国レベルのプロジェクトに参画できるかも知れない。
ま、人の人生を私がとやかく言う必要はないが、人材育成と確保は大きな課題だとおっしゃられていたのが印象的だった。
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