「長期休暇に西湖に行くなんて人を見に行くようなもの」とは言うものの、西湖周辺のすべてが激混みなわけではありません。
メインとなる大きな湖の周辺は確かに渋滞が酷くて人も多いのですが、ちょっと早めに行動し、且つ外れた場所に行けば、とても気持ち良く歩ける場所があります。
今日は25,000歩歩いた杭州2日目をレポします。
朝8時、目的地着がオススメ
この日もDL夫妻と共に行動すべく、まずは彼らが泊まる民宿付近へ移動。
前入りしてた夫妻が民宿にほど近い場所が人が少なくて自然いっぱいでとっても良かったとのことで、連れて行ってもらうことにしたのです。
行った場所は「烏亀潭」周辺(地図赤丸)。西湖に繋がる小さな湖(大きな池と言った方がいいのかな?)です。

朝8時ぐらいのメインじゃない湖周辺はこんなに人がまばら。杭州の朝活、オススメです。

小鳥のさえずり、水のせせらぐ音。とてもゆったりとした時間を過ごすことができました。
思いがけない出会い「中国茶葉博物館」
最近お茶やコーヒーにハマり、インスタグラムで#オフィス喫茶シリーズを投稿しているのですが、杭州に来るからには是非とも「西湖龍井」を味わいたいと思っていました。
西湖から外れたところに茶葉博物館があるのは知ってましたが、我が家のメンバーはお茶に興味がないし、DL夫妻も一緒なので、今回の杭州旅行では最初から行くことを諦めていたところ、なんとお昼に行く予定にしてたレストランから徒歩圏内の場所に茶葉博物館の双峰館があることを知り、こんなに近くなら行きたい!ということで、席取りをDL夫妻に任せて、博物館に寄ることにしました。
運がいいと思っていた矢先…
ところが龍井路から脇道を通っていよいよ茶葉博物館の展示を見ようとした矢先、Dから席の順番が来たとの電話が。今脇道からやっとメインの場所に着いて、パンフレット取って、どの順番で回ろうかと考えてたところなのにー。泣
徒歩圏内とは言えレストランまで少し歩くし、DL夫妻を待たせ過ぎるのも悪いので、何にも見ずに博物館を後にしました。

ここでお茶やお土産を買おうとは思ってなかったですが、せめて「何か」を見て帰りたかったなー。
ただ、パンフレットを見る限り、結構広い敷地な感じだったので、次回来るときは作戦を立てて来た方が良さそうです。
この日はこの時点で既にたくさん歩いてたこともあり、まだ午後にも時間があるしと思って無理に参観しなかったんですが、今思えば、私一人でも居残ってチラッと見てこれば良かったなぁ。
まだ10時半だけどお昼ごはん
壹でも書きましたが、「杭州の人気レストランはオープンと同時にINが鉄則」だとのことで、まだ10時半ですが、こちらでお食事することにしました。
・茶人村-百年经典演绎杭帮味道 : http://www.dianping.com/shop/563199
茶畑の一部をレストランにした作りになっています。メインの建物の他に、外にもたくさんの席があり、私たちは茶畑にあるテラスでお食事しました。

ここでの注文品は、龙井茶饼、茶人香芋煲、农家大碗茄、私房虾、片儿川etc… (お肉を何か注文したはずなんですが、思い出せず)
途中、別のテーブルのエビ料理が私たちのところに運ばれてきて、間違いに気づかない私たちはそれを食べちゃったり、自分たちが注文したエビも食べて、茶餅がおいしすぎて追加注文したりで、ここでもお腹いっぱいでした。
あと、このお店で嬉しかったのは、ウィーチャットの公式アカウントをフォローすると、漏れなく桂花龍井(モクセイ緑茶)のお茶が頂けるというサービス。ホテルに戻って早速飲んだのですが、とってもおいしかったです。

中国茶にはジャスミン茶を始め、ライチ紅茶やピーチ烏龍茶など、花や果物とコラボしたお茶がいくつかありますが、この桂花龍井も素敵な組み合わせでした。特に女性が好きそうな香りと口当たりです。
やっぱり「西湖」に行きたくて
食事を終えて、茶畑を散歩していたらあっという間に午後の1時を過ぎていました。この日は上の子の試合前の手続きの為に夕方にホテルに戻らなければならなかったので、茶葉博物館には行かず、子どものリクエストに答えることにしました。
子どものリクエストはズバリ「西湖に行くこと」。
子どもたちは午前中の湖(池?)では、「西湖に来た」という感覚が持てなかったようです。上の子が、「いつ西湖行くの?」って聞いてきて。笑
いやー、一応ここも西湖なんだけどね。
でもテレビとかで見る風景と違うから仕方ないですね。意を決して、人がいっぱいなのを覚悟して蘇堤と断橋に出陣してきました。

我が家が歩いたのは、岳王廟あたりから断橋付近まで、途中で休憩を挟みながらほこりを吸いながら花粉を浴びながらの移動でした。
5月のこの時期は、プラタナスがいかんね。目も鼻もムズムズしちゃって辛いのなんの。この時期の西湖周辺はマスク必携です。
西湖は広し
五一の杭州西湖周辺は初日の人出が60万人でしたが、翌日のこの日もウン十万人だったことは間違いないです。でもあの広大な面積で60万人なら、まぁ、あんなもんです。
ある日見たツイッターで、上海の田子坊の観光者数が2万人だったと読んで、そっちのほうが驚きでした。
あんな小さな場所に2万人ですよ?
だったら西湖のこんな人出なんて全然怖くないです。
決して強がりではなく、むしろ花粉の方が辛かったくらいです。人と渋滞は我慢できます。

(下)蘇堤を歩く多くの観光客
有名なあの人が過ごしたかも知れないカフェでご休憩
朝からだいぶ歩いてたし、この日の午後はちょっと暑かったので、落ち着いて休憩できる場所を求めて、こちらに入りました。
・墨沏客厅 : http://www.dianping.com/shop/22729659
西湖が望める一等地に建つホテル「杭州新新飯店」の1階にあるカフェです。
ホテルのラウンジなので、我々の財布には痛いお値段でしたが、リーズナブルでゆっくりできる場所なんてこんな観光地にあるわけないので、場所代と思ってしっかり堪能してきました。
入ってから知ったのですが、このホテル、歴史に名を連ねるような大物たちが泊まったことのある格式の高いホテルで、ラウンジがある建物は1922年に建てられたんだそう。
百度様の情報によると、宋慶齡、宋美齡、蒋経国、巴金、魯迅などの他に、日本の芥川龍之介もこちらに泊まったことがあるんですって。
私が座った場所で芥川龍之介がコーヒーを飲んでたかも知れないと思うと、ちょっと嬉しくもあり(想像しすぎ)。
エレベーターの階層表示がデジタルじゃなくて矢印だったのも面白かったです。あんなの見るの久しぶり。
滴滴待ち、27人
子どもの試合の準備のために、そろそろホテルに戻る時間になりました。
一応バスで帰ることになるかも知れない心の準備をして前倒しで行動してたのですが、案の定、滴滴でタクシーを掴まえるのは無理でした。
この日の午後、滴滴の車待ちは27人。子どもはすっごく嫌がってましたが、バスで帰るしかありませんでした。
仕方ないよね、だって、これが中国なんだから。
地下鉄までも歩かなきゃいけないし、だったらバス1本で帰った方がラクなんだよ。
中国の旅行シーズンかつ連休中の人混みがどんなものなのか、子どもたちもきっと肌で感じたことでしょう。これも経験です。
もしかしたら今後、連休にどこかに行きたいって言わなくなるかもね。笑
ショッピングモールも人、人、人
この日の夕飯は、ホテルから一番近いショッピングモールの大悦城で済ますことに。
どこのレストランも大勢の人が並んでました。この光景は大都市ならどこでも一緒なのね。
ここでは、先にショッピングモールに到着してた大人3人が手分けして番号札を取り、一番早く順番が来たレストランに入ることにしました。
DDは栄先森という福建料理店を、
LLは杭州と言えば!の外婆家・杭児風を、
旦那は東北料理店の厨創の番号を取ってて、結局東北料理になりました。
・厨创·东北大厨(大悦城店) : http://www.dianping.com/shop/112059381
栄先森は、私たちが食事を終えてもまだ順番が来てないくらい人気で、一体どれほどおいしい料理なんだろうかと気になります。
LLは待ってでも外婆家で食べたかったみたいですが(杭児風は普通の外婆家とは違うらしく)、既に19時を回ってたし、まだ時間がかかりそうだったので却下。翌日の夜に開店と同時に入ることにしてなだめました。
このお店、旦那はおいしいと言ってましたが、私個人的には上海の小汚い東北料理店の方がよっぽどおいしいと思ったので、注文品の詳細は省きます。餃子も水っぽくてイマイチ。
翌日も朝が早いので、ホテルに戻ってすぐ寝ました。
試合に来てるのに観光ばかりで子どもは気合が入るのだろうか・・・
―続く―
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