こんにちは、しゃんはいさくらです。
皆さん、今年の夏休みの予定はお決まりですか?
今はコロナの影響で一時帰国するのが大変なので上海に残っている駐在ファミリーさんは少なくないのではないかと思います。
さて、夏休みと聞いて私が真っ先に思いつくのは「自由研究」。
子どもの頃に自由研究がイヤでイヤで仕方がなく、夏休み最後の数日間で半泣きしながら仕上げたという苦い思い出があります。笑
海外の日本人学校に夏休みの自由研究があるのかないのかわかりませんが、今日は先日下の子が作ったゼリーをヒントに思いついた夏休みの自由研究ネタをご提案したいと思います。
親子で素敵な夏休みにできること間違いなし!?
お菓子作りの動画が好きな下の子
今、我が家の下の子は5年生です。
上海の義務教育は小学校5年+中学4年制なので、今夏で小学校は卒業し、9月からは中学生になります。
同級生の影響もあってスマホが欲しいお年頃ですが、今はまだ買い与えてません。
ただ、コロナ禍の影響で今学期の授業はほぼオンラインで行われたため、私の古いiPadを長期貸与することになり、私の目を盗んでは動画を見る機会が増えました。
特に好んで見ているのが「小红书(RED)」で、その中でもお菓子作りの達人のチャンネルを見ては「○○を作りたい」と必要な材料を私に言ってきます。
一時期ロックダウンの影響で物流が滞ったものの、現在はほぼ元に戻っていて、夏休みに入ってからも既にいろんなお菓子を作っています。
その1つがこれからご紹介するカラフルゼリーです。
ある動画で真っ青なグミを見つけて興味を持ったのが始まりだそうですが、その後別の動画で真っ青グミの色付けに使う材料と家にある別の材料と合わせることで様々な色のゼリーができることを知り、ゼリーなら簡単にすぐできるので早速色付けに使う材料を注文した次第。
青色に色付けられる材料は、中国語で“蓝蝴蝶”とか“蝶豆花”と言われるこちらのハーブです。

日本語では「バタフライピー」と言うそうです。
中国のサイトの紹介によると、バタフライピーは雲南省での栽培が多く、豊富なビタミンCを含み、美容に良いと言われています。
ではこのお花をどうするとカラフルなゼリーができるのでしょうか?
さじ加減で変幻自在!むっちゃ楽しいゼリー作り
バタフライピーは単独で煮出すとこのような色になります。

そして、この茶湯にレモン汁を合わせると、なんと茶湯の色が赤みがかってくるのです。
こちらが下の子が作ったカラフルゼリーです。↓

詳細の分量は下の子に聞かないと判りませんが、ゼリーカップに入れたレモン汁の量はすべて違い、左上の青いのはレモン汁が入っていないバージョンだそうです。
下の子曰く、レモン汁が多ければ多いほど、赤の度合いが強くなってくるとのこと。
レモン汁の量に応じてゼリーの味も変わってきます。
私はレモン汁が多めのピンクゼリーがおいしいと感じました。
下の子は紫色のが好みの味だったよう。
ちなみに、ゼリーはいろんな材料で作ることができますが、今回は白凉粉(バイリャンフェン)で作りました。
白凉粉はブドウ糖やデンプンなどを主原料とする加工食品です。
できる液体の透明度が高いので、美しいゼリーが作りやすいです。
今回子どもに言われて深く考えずに注文したのですが、白凉粉は添加物で組成された加工食品なので気になる方はゼラチン(吉利丁粉、明胶片)やアガー(琼脂)に変えて作ると良いと思います。
原材料にも目を向けながら、子どもにも食品の安全を意識させ、しっかり考えさせて商品を選びたいですね。
夏休みの自由研究にピッタリ!?
最後に、このカラフルゼリー作りを夏休みの自由研究にいかがですか?という提案をさせて頂きたいと思います。

ここまでお読み頂いてお判りかと思いますが、このカラフルゼリー、まさしく私たちが子どもの頃に理科の授業でやった酸とアルカリの実験体験ができるので、自由研究ネタにピッタリなんじゃないかと思うんです。
レモン汁の量の違いでどのような色になるか、味はどうか、いろんな視点で結果をまとめたら素敵なレポートに仕上がると思いませんか?

ちなみに白凉粉で作る場合は、液体を必ず沸騰させなければならないのでガスの利用とやけどには十分にお気を付け下さいね。
今年の夏も暑い日々が続きます。
冷たいゼリーで夏場対策と宿題を両方片付けちゃいましょう♪
では!
【ご参考】
カラフルゼリーに使う材料
バタフライピー(蓝蝴蝶、蝶豆花)

白凉粉(バイリャンフェン)
日本ではおそらく同じモノがないと思うので、ゼラチンやアガーで代用して下さい。

右下:お菓子材料メーカー展芸の白凉粉
展芸のは添加品がやや多めです
アガーの方が透明度が高く、ゼリーがきれいに仕上がると言われています。
砂糖
白砂糖やグラニュー糖を使うときれいな色のゼリーに仕上がります。
中国語では白砂糖、绵白糖と言います。
レモン汁
小瓶で売っているレモン果汁が使うのが便利です。
こちらも日本でも中国でも売っていますね。
材料コストがそれほどかからない(特に中国ではバタフライピーが安い)ので是非チャレンジしてみてくださいね!
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