早茶を終えてホテルをチェックアウトし向かった先は大明寺。
歴史が好きな方はご存知ですよね。
かつて仏教を広めるためにはるばる日本にやってきた鑑真和上が住職を勤めていたお寺です。
このお寺では随所に日本との交流の軌跡を垣間見ることができます。
大明寺の概要
入場料は大人30元/人、140cm以下の子どもは無料です。敷地内にある栖霊塔に展望台があり別途20元必要です。登ると揚州全体の景色が見れるほか、隣の鐘楼で鐘を3回つかせてもらえます。
全景図↓
牌楼
チケット売り場がある入口のところ。栖霊塔が建てられたのを記念して作られたものなのだとか。その奥には「鑑真故里(鑑真の故郷)」と書かれた文字が見えます。
大雄賓殿(本殿)
「大雄」という字を見ると、どうしても「のび太」と思っちゃう私です。。。笑(中国語ではのび太のことを大雄というので)
こちらの奥には仏像が置かれています。
中国のお寺はどこに行ってもこのような膝まづいてお参りできる台が置かれています。
お参りの方法は流派などによって様々ですが、この台に膝まづいて深々とお辞儀をし立ち上がるのを3回行う人が多いです。
仏像さまたちには何が見えているのでしょうか。
鑑真記念堂
本殿を過ぎたあたりに、梁思成という日本にもゆかりのある建築家がデザインした鑑真記念堂があります。中央の石碑は日本から贈られたものだそうです。
建物の中には鑑真和上と遣唐使船の模型が展示されていました。
鑑真和上は6回目の挑戦でやっと日本に渡れたと言われています。
なんか感慨深いですよね。
鑑真和尚が日本への渡航に成功しなかったら、今の日本も中国もまた違う姿だったかも知れないわけで。歴史って面白いですね。
鑑真記念堂は日本にゆかりのある場所だけあって、日本語の説明もしっかりありました。
栖霊塔
記念堂を出た左手に栖霊塔が見えます。概要でも書いたとおり、ここは有料で登ることができます。
揚州市内を広く見渡せるほか、3回鐘つきをさせてもらえます。
↑至近距離から撮った栖霊塔
お寺には2時間くらいいたでしょうか?極寒だったせいか参拝客もまばらでとても自由に過ごせたのが良かったです。事故の翌日だったので、お線香でもあげようかと思っていたのですが、旦那に「ふだんそんなことしない人が突然あげるのは良くない」と言われ、拝観だけにしました。
確かに、ふだんの心持ちの方が大事ですものね。
その後はお昼を持参していた軽食で済ませ、このまま次の目的地南京へ向かいました。
―続く―
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