先日、仕事帰りに「今から面白いところに行くから白玉蘭広場に来て」と旦那から電話がありました。言われるがまま連れて行かれたのは「赛梦·微缩世界」。
内容の割に入場料がそこそこしますが、冷房も効いているし、地下鉄で行きやすいし、夏休みのお出かけにどうかなと思って記事にしてみました。
赛梦·微缩世界への行き方

交通
・地下鉄: 12号線 国際客運中心駅下車 2番出口
・タクシー: 东长治路×旅顺路と言って外灘Wホテルのロビー前で下り、ホテルを突き抜けた先のエスカレーターを下りたあたりです。降車の利便性を考えると、行き先をホテルにするのが良いと思います。
営業時間と入場料
・営業時間: 朝10:00~夜22:00(入場20:30)までです。ショッピングセンターの営業時間に準じます。
・入場料:大人 平日120元、休日150元ですが、大衆点評や携程などのアプリでクーポンチケットが売られてますので、中国でスマホ支払いが可能な方は、事前に購入しておくことをオススメします。各サイトでチケットの価格と中身が若干異なりますので、ご自身のニーズに合わせてどうぞ。
大衆点評 : http://www.dianping.com/shop/122006863
Ctrip : https://piao.ctrip.com/ticket/dest/t5092345.html
オフィシャルサイト : http://www.miniature-world.cn/
いざ入場!ミニチュアの世界へ
こちら、ミニチュアワールドのサイトマップです。ミニチュアはF → H → J → Pエリアの順で見ることができます。

今回は私たち夫婦と下の子の3人でファミリーチケットを購入して入場したのですが、チケットにコインが付いていて、ミニチュア競馬ゲームに参加できました。時間帯によっては、別のゲームで使うこともできるみたいです。

この日、下の子が賭けた馬が見事一等賞。レースが終わったときに小さなチケットが出てきて、賞品と交換できると言われました。
賞品が何だったかイマイチ思い出せないのですが、帰りにひと口大のミニチュアソフトクリームとジュースをもらった記憶があり、下の子曰く、ソフトクリームはキャラクター探しゲームの景品なので、たぶんジュースが競馬の賞品だと思うとのことです。
競馬場のあたりはちょっと暗いのであまりじっくりは見れませんでしたが、小さなお馬ちゃんが走る姿が可愛かったです。
ここはドイツ?それともスイス?ヨーロッパを再現したMagicTownへ
ミニチュア競馬場を抜けた先に欧州風の景色が広がるMagicTownがあります。

ミニチュアの一部にドイツの国旗があったので、旦那はたぶんドイツを描いたものだろうと言ってましたが、その割には南フランスっぽいビーチがあるし、アルプス山脈もあるし、ヨーロッパ総動員みたいな感じです。

このエリアは数分毎に電光が変わり、24時間の変化を見ることができます。日中と夜間の違いを見るのが面白いです。夜になると火山が噴火する様子が見れます。
また、ミニチュアの下にトンネルがあり、そこを抜けた場所から覗けるようになっていて、裏からミニチュアを見ることもできます。立ち位置によって違う風景が見れるので、それもまた面白いです。

是非いろんな色の、いろんな景色を楽しんでください。ミニチュアにはいくつか仕掛けがあり、ボタンを押すと電気が光ったり、動いたりする場所があります。
お馴染みの外灘風景
MagicTownを過ぎた奥の方に、上海と言えば!の外灘の風景が見えてきます。

上海には何箇所か外灘のジオラマが見れる場所がありますが、ここまで精巧に作られたミニチュアジオラマは他にはないんじゃないかな?
とっても仕事が細かく、ここにもいくつかしかけがありました。こちらも同じく24時間の変化が見られ、日没以降の夜景がきれいです。
こちらにもミニチュアの下をくぐって奥から覗ける場所があります。
こんな角度から外灘を見ることなんてないと思うので、なんか貴重な経験をした気分です。

この写真の奥の方に更地っぽい部分がありますが、位置的にはちょうどこのミニチュアワールドのある白玉蘭広場あたり、つまり北外灘エリアになります。
ここのミニチュアはまだ製作中とのこと。
外灘の建物がミニチュアの感じに揃ったのは1930年頃のことだと思うのですが、当時の北外灘って何があったんでしょうね?どのようにお目見えするのか、このエリアの完成が楽しみです。
イベントエリアと工房エリア
我が家が行ったのは夜8時を過ぎた頃だったので、奥のイベント広場は既に閉まっていました。時間帯によっては、奥のイベント広場でミニチュア作りの体験をさせてもらえるようです。
同じく、外灘のミニチュアを過ぎた右側にある工房も勤務時間帯に行くとスタッフさんたちがミニチュアを作る様子が見れるんですって。
作ってる様子も見てみたいなぁ。
鏡張りの秘境空間
ミニチュアワールドを過ぎ、工房を過ぎた先に、「秘境空間」と呼ばれる不思議な部屋があります。
一面が鏡張りになっていて、天井に昔の上海の様子を写した白黒フィルムや写真がたくさん掲げられています。

100年くらい前ってこんな感じだったんだなぁっていうのがすごく伝わって来ますので、是非じっくりご覧になってください。
この建物はどこのだろう?何路のあたりだろう?などと想像を膨らませながら見ると楽しいですよ。
工房エリアと秘境空間の間には、このような単体のミニチュアがいくつか見られます。

すごく手が込んでますよね。作る過程と達成感。
好きじゃないとできないお仕事ですね。
ミニチュアショップとミニチュアソフトクリーム
入口と出口があるホールの横に、こじんまりとしたミニチュアショップがあります。ここは景品コーナーにもなっていて、スタッフさんに声をかけると景品と交換できます。
先ほど書いたミニチュアソフトクリームはここで頂きました。
写真を撮らなかったのは失念しましたが、3口ぐらいで食べれちゃうとっても小さなソフトクリームです。ぜい肉が気になるおばさんにはこれくらいがちょうどいい。笑
単独で売ってたかは覚えてませんが、結構おいしかったと思うので、興味があれば是非ご賞味ください。
以上、ミニチュアワールドのご紹介でした。
追記
ちなみに白玉蘭大厦は現在浦西でNo.1の高さを誇ります。

普通、こういう高さが売り物のビルは展望フロアなどがあって良さそうなのですが、どうやら開業当時に何か非文明的な行為をした人がいて、今は展望できる状態ではないようです。
ホテルが入居しているので、ホテルの何階かに行けば東方明珠タワーあたりの景色が見れるかも知れませんが、あの日私たちは夜景は見なかったので、詳細は不明です。ご参考まで。