中国deおでかけ

家族のありがたみ ~事故の教訓~

2018-02-10

 

先日、長江を跨ぐある橋の上で大きな交通事故に巻き込まれてしまいました。忘れたいけど忘れられないあの日の事故。こうしてブログが書けているのも、我が家を含む事故に遭った全員が無事だったからなのですが、今後の教訓としてここに記録しておこうと思います。

 

橋の上り坂は危ない

事故が起こったのは橋の中央付近に差しかかったあたりでした。中国の大きな川を跨ぐ橋って、中央部が盛り上がっていて視界が悪くなる場所があるんですよね。上り坂で自然とスピードが落ちてくる場所でもあります。ウチの車は3車線の真ん中を走っていたのですが、前の方でテールランプが光り始めたので旦那も少し速度を落として走っていました。

と、その時!

左の車線の車が突然こちらに飛び出してくるではありませんか!!

 

車5台が絡む大きな事故に

たぶんあの車(車③と名づけます)は全然前を見てなくて、前の車(車②)が速度を落としてることに気づいてなかったんだと思います。急ブレーキが間に合わず、ハンドルを右に切って中央車線に飛び出てきました。その際、車②の右後方部に激しく接触、その反動で車②は車①の後ろに接触しました。

車③が突然真ん中の車線にハンドルを切り返してきたので、ウチの車(車④)も急ブレーキを踏んで車③を避けるべく、ハンドルを右に切りました。

ウチの車の車③への接触は少しで済んだのですが、その後ウチの車が飛び出してしまった右車線の車(車⑤)はブレーキが間に合わず、急ブレーキで滑って横向きになったウチの車(④)の右側に正面衝突しました。さらにその反動で既に停止していた車③にぶつかり、ウチの車は右も左も散々な姿になってしまいました。

↑当時の事故直後の様子

 

3台がレッカー車のお世話に

突然の事故に旦那も私も最初は硬直してしまいましたが、車内にいる我が家のメンバーが全員無事だとすぐに確認できたので、「とりあえず落ち着こう」とみんなに声をかけて冷静を保つようにしました。ここで母である私がパニックになってもいけませんし、実際、こんな大きな事故だったにも関わらず、私はとても落ち着いていました。

私の声を聞いて、旦那もすぐに冷静になれたようです。周囲が大丈夫なのを確認して車外に出て、他の車主と話し始めました。

結論から言うと、ウチの車の損傷が一番激しく、右も左もボッコボコでした。タイヤもパンクして走行不能に。車③、車②もそれなりに損傷し、レッカー車のお世話になることになりました。ウチの車に正面衝突した車⑤は、バンパーは落ちたけど走行可能だったので自力で警察へ、車①もリア部分がかなり凹んでましたが、走れる状態だったので自力で警察に向かいました。

 

納得いかない警察の判断

事故の当事者全員が到着し、事故情報を入力する係員の前で1人1人事故の説明を始めました。事故処理係は目をつぶって我々の説明を聞いていました。私たちは突然横に飛び出して来た車③が悪いと思っていましたが、警察の事故処理意見書にはこんな結論が。

車①、責任なし。

車②、責任なし。

車③、道交法に違反し、突然車線変更した。車①、②、④の責任を負う。

車④、道交法に違反し、突然車線変更した。車⑤の責任を負う。

車⑤、責任なし。

は?車⑤の事故責任は私たちにあるの?しかも、ボッコボコになった自分の車の右側は自分の責任だとよ!?車③さえ出てこなければこんな事故にはならなかったのに!

超納得いかなかったので、「ハンドル切らなかったら私たちはケガどころか死んでたかも知れないじゃん!!」と大声でまくし立てたところ、警察官が「道交法に違反し、車線変更したのは事実だろ?」と切り返してきて、旦那も私も言葉に詰まってしまいました。旦那は知り合いに電話をかけたりして情報収集していましたが、私たちにも責任があることはどうやら免れない模様。仕方なくこの事故処理意見書にサインすることになりました。

 

「たら」「れば」を挙げたらキリがないけど…

もし車③が飛び出して来なかったら…

もしウチの車がハンドルを切らなかったら…

後ろから来た車⑤がトラックだったら…

ウチの車が他の車線を走っていたら…

もっと遅いスピードで車間距離を空けて走っていたら…

出発時間が違っていたら…

違うルートを走っていたら…

「たら」「れば」を挙げたらキリがありません。あの時こうしていれば、ああしていればと思うことは後になってこそたくさん出てくるものなんですね。心の整理をするつもりで書いているこの記事も、逆に悔やまれる気持ちが再燃してきてしまい、どうしても「たら」「れば」を考えてしまいます。

 

不幸中の幸い

5台が絡む大きな事故だったにも関わらず、全員無事でいられたのは旦那がハンドルを切って車③を避けてくれたおかげ。もしあの時ハンドルを切らずにそのままぶつかってしまっていたら、事故責任は問われずとも、ウチの家族はもちろん、車③にも重傷者が出てたかも知れません。車③には8ヶ月になる妊婦さんが乗ってたんです。旦那は、「赤ちゃんの命が守れたと思おう」と言って、警察の事故意見書に納得がいかない私を説得してくれました。

不幸にもウチの車にぶつかってしまった車⑤も、オンボロのミニバンだったからスピードも出てなくてあの程度の接触で済んだのであって、もし大型トラックやバスだったら、間違いなくウチのメンバーは吹っ飛ばされたor潰されていたでしょう。事故は事故。結果はどうあれ、現実は受け入れなければいけません。

 

修理か廃車か

中国の交通事故が多いからなのか、ウチの車はまだ事故当時の姿のまま、修理待ちの状態でディーラーに保管されています。修理待ちは約1ヶ月ほどとのことで、全部の修理見積もりも早くて春節後になるそうです。

但し、車③の責任となる左側の修理見積もりだけは既に出ていてその金額は5000元でした。高いのか相応の金額なのか私には判断がつきませんが、もっとひどく損傷している右側の修理費用が保険で収まるのかとても心配です。修理代があまりにも高額な場合は、いっそのこと廃車してしまうことも考えています。でもウチの車、両サイドはボコボコにやられているけど、エンジンその他ブレーキ系統は全部無事で、ディーラーの話だと廃車にするのも難しい微妙な状態なんだとのこと。春節明けの見積もり&保険会社の判断次第では、また悔しい思いをすることになるかも知れません。

↑ボコボコになった右側全景(上)と一番損傷が激しかったオイルタンク付近(下)

 

家族が一緒で良かった

当日の夜は事故の様子がフラッシュバックしてしまってなかなか寝付けませんでしたが、翌日からは普通に過ごせました。これも家族全員が一緒に事故に合い、その後もずっと一緒に数日過ごせたからだと思います。事故は旅行の初日だったのですが、様々な事情があってそのまま旅行を続行したんです。旅行を続けることに迷いはありましたが、旅行を続けてずっと過ごせたからこそ、すぐに元の状態に戻れたんだと思います。

ここまで書いてきてやっと、これで良かったんだと思えるようになりました。

 

身構えと心構えと

これまで13年ほどこちらで生活してきて中国の交通事情は理解しているつもりでしたが、どんなに自分が注意していても避けられない事故があるのだと知りました。これは天命というのでしょうか?

今、自転車での仕事の行き帰りもこれまで以上に周りを気にしながら、360°アンテナ張りっぱなしで通勤しています。気を配り過ぎて、最近通勤がすごく疲れます。事故は後遺症(カラダだけでなくココロも)が大きいですね。

高い勉強代になってしまいましたが、今後の戒めにもなりました。皆さまもどうか交通事故にはくれぐれもお気をつけくださいね。

 

 

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  • この記事を書いた人

しゃんはいさくら

2004年~大連留学を経て、2005年~上海在住。 現在、夫、日中MIX子ども×2、義母の5人で生活してます。 会社でも家庭でも中国人に揉まれながら、のらりくらりとやってます。

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