揚州、南京の滞在を終えて向かったのは、太湖沿岸にある田舎町、宜興。
そのまま上海に戻っても良かったのですが、5~6時間の移動はちょっとしんどいので农家乐(田舎料理を楽しむプチトリップ)を目的にこの街に寄りました。
今日は宜興の簡単な紹介と宿泊したところがステキだったという話を書きたいと思います。
宜興の概要
江蘇省と浙江省の省境にある田舎町(★印のところ)。田舎町とは言うものの人口は110万人ほど、高鉄(中国版新幹線)の駅もあります。
現在は江蘇省無錫市に属していますが、これまで常州、蘇州、鎮江と属していた都市が変化しており、無錫の一部になったのは1983年だそうです。
この地図を見ていると、領土争い(!?)が最近まで続いていたのかなと思わせるところがありますね。
宜興の特産品
宜興には有名な特産品があります。それは「紫砂壺(ズーシャーフー)」です。
我が家には、数年前旦那が工夫茶にハマっていた時に買った紫砂壺があるので、今回の旅行では特に茶器工場などには立ち寄りませんでした。
この周辺は所々に茶畑や竹林があり、時季になると茶摘みやたけのこ掘りを楽しむことができます。
日本の家を思わせるステキリゾート!龍隠・江南ホテル
今回宿泊したのは“龙隐·江南度假酒店”というリゾートホテルでした。
リゾートホテルと言ってもプールやジムがあるわけではなく、あるのは「自然」と「食材」。
ここ数年、田舎のオサレ系リゾートホテルや民宿が上海人にとても人気だそうで、私たちが行った時も普通話で話してたのは我が家だけで、朝食時に聞こえた言葉は全部上海語でした。
旦那はどうやってここを見つけたんだろう?本当にこの道であってるの?みたいな細い道と民家の間をくぐり抜けて、突然このホテルの一角が現れたっていう感じの不思議な場所にありました。一応、大衆点評のページを貼っておきますね。
龙隐·江南度假酒店 → http://www.dianping.com/shop/94014322
このホテル、2017年に開業したばかりとあってとっても綺麗です。
普通の农家乐だとこんな感じの宿なことが多いのですが、
ここのホテルは内装がこんなふうに洗練されててお洒落。
1階の部屋には床暖房が張り巡らされているので、とっても暖かかったです。湯船が大きな部屋を取ったので、家族4人で一緒にギャーギャーはしゃぎながらお風呂を楽しみました。
建物の外はこんな感じです。
なんか日本の一戸建てを思わせる感じじゃありません?
ちょっと汚かったので撮りませんでしたが、この建物の前は大きなお庭になっていて、ここを貸し切ってガーデンウェディングする人もいるみたいです。
ここで式挙げて、招待客と共に一晩泊まって、おいしい料理食べて。すごいな、中国人。やることが違うわ!
近くには自転車公園も
私たちが行った日は大雪が降ったばかりで閉鎖されてて行けなかったのですが、ここの近所に龍池山自転車公園という大きな公園があります。
周辺一帯にはサイクリングロードが整備されていて、3時間くらいかけて周辺をサイクリングできるとのこと。上の子はここで自転車に乗ることをすごく楽しみにしていたのですが、天気には勝てませんでした。残念。
公園のサイトも貼っておきます。写真をクリックしてください。(写真は百度からお借りしました)
春かもう少し先か、また是非遊びに来たい場所です。
さくら’s感想
敢えて言うと、农家乐の割にはお料理がイマイチだったのがちょっと残念だったかな。私たちが行った日は到着が少し遅めで(と言っても6時くらいなんだけど)、ホテル内のレストランは食材切れで入れてもらえなかったんです。ホテルの人が連れて行ってくれた別のレストランはサービスも味もあんまり。。。
旦那曰く、このあたりは农家乐としての経験がまだ浅いんだろうとのことでしたが、経験を積むと逆にズルく、ケチになるので、中国の国内旅行もいろいろと難しいところがあります。
結局はオーナーの人柄に尽きるのかな。
―次回、最終回です―
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