お寺散策で心穏やかな時間を ~宝山寺訪問記~

中国deおでかけ

  

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

今日は写真映えするお寺として注目されている「宝山寺」を紹介します。

静かな落ち着く場所で、心の洗濯をしてみてはいかがでしょうか?

 

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宝山寺

場所

地図にあるような建物はなく
車が停められるようになってました

住所:宝山区羅店鎮羅渓路518号

 

交通

地下鉄7号線 美蘭湖駅下車。 

駅からタクシー、または宝山31路に乗り換えて「宝山寺」バス停下車

羅渓路沿いの門からは中に入れません。

宝山浄路通道を通って南門からの入場となります。

 

自家用車の場合、黄色で丸く囲っているあたりに砂利の駐車場があり、無料で停めれました。

 

開放時間と入場料

開放時間:朝5:00~夕方16:00  

特にお休みはないようです。

 

入場料:通常10元(支払いは現金のみ)

春節期間中(年初一~十五)までは20元です。

 

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宝山寺プロフィール

かつては「梵王宮」と呼ばれた500年余りの歴史を有する寺院です。

度重なる栄枯盛衰を経て、今の場所に移築されたのは2005年のこと。

上海にある仏教寺院としては一番の規模を誇っているそうです。

 

このお寺は伝統的な木組み技術で建てられているのが特徴です。

目を凝らして見てみると、柱や屋根に釘が使われた形跡が見られません。

木組みで建てられた本堂

 

宝山区の紹介文には、唐宋と明清の建築特徴を1つに融合した風格を持つ、国内でも非常に珍しい寺院だと書かれていました。

建築に興味のある方は是非隅まで廻ってその特徴を観察してみて下さい。

 

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お焼香エリア

南門から中に入ると、最初にお焼香エリアがあります。

場所としては結構大きなスペースが取ってあります。

入口から正面を撮ったもの
入口から塔の方向を撮ったもの 
お焼香している人が見られる

 

我が家は寺院に参拝する習慣がなくて詳しくは知りませんが、以前会社の運転手さんから、中国では除夕~年初一と年初四~五にかけてお参りする人が多く、境内は人でごった返してて足元は落ちたお金でいっぱいになるんだよと聞いたことがあり、時期によっては人の入りが増えるのかも知れません。

 

私たちが行った時は、足元はもちろん池にもそんなに硬貨が投げ込まれてなかったので、寺院の人が片付けた後だったのか、キャッシュレスでそもそも以前のようにお金が落ちていることがなくなったのか、よく判りません。

 

ここの寺院、1つ不思議に思ったのは、入口のチケット売り場は現金しか受け付けないのに、境内の数箇所にあるお賽銭箱にはQRコードが貼り付けられてて、電子マネーのお賽銭もOKだったこと(この日の参拝客は年配の人が多くてみんな現金でお賽銭してたけど)。

 

宝山寺よりも訪問客が多いと思われる静安寺とか龍華寺も現金しか使えないのかな?

あんまり詮索しても仕方ないけど、現金のみと言ってるのは神聖な場所にそぐわない意外な闇が隠れてたりするのでは?などと思っちゃうのは中国在住歴が長いからでしょうか。。。アハハハハ

 

蓮池と天王殿

お焼香エリアから中に進むと蓮池という名の池と池に架かる橋とその奥に天王殿があります。

天王殿とその前に架かる橋

 

橋に結んである赤いリボンは、中国語で祈福带などと呼ばれ、日本の神社で言う絵馬みたいなものです。

リボンには様々な種類(7種類くらいあってそれぞれ書かれている言葉が違う)があり、参拝者は願い事別に自分の目的に適ったリボンを選び、橋に結んで願掛けをするようです。

 

我が家は昨年、旦那の大怪我をきっかけに友人が別の寺院で御守りを買ってきてくれているので、宝山寺では特に何もせず。

旦那の話によると、中国では1つの寺院でお参りしたら他の寺院ではお参りしないのが普通だそう。

もしそれを知らずしてお参りするのは仕方がない、仏様は知らずに犯した失敗は見逃してくれるけど、知っててやった過ちは許してくれないのだと言ってました。

 

日本でもそのように言われてるんでしたっけ?

スミマセン、私、こういう風習やルールに疎いのでよく判りません。

遠い昔に京都に行った時は、観光地に行った記念にあちこちで御守りみたいなのを買ってた気がしますが、本当はあっちもこっちもお参りするのは良くないのかも知れませんね。

 

大雄宝殿(本殿) 

天王殿を更に奥に進むと大雄宝殿があります。

中は写真撮影禁止なので記録に残してませんが、観音さまたちが並ぶ背後の壁面に、不思議な絵が飾られています。

 

優しく穏やかな表情をした観音菩薩や仙女がたくさん描かれている中に、人間の肖像画と思われる絵が盛り込まれていて、一瞬びっくりします。

このような観音さまの絵に人物肖像画が入ってる違和感を想像してください

 

おそらく肖像画の人物は宝山寺の再建に貢献した人たち(資金面、政治面など)だと思われますが、両者から受け取る印象の違いを思うと、観音さまたちの表情にはちゃんとした深い意味があるのだなぁと思わされます。

 

写真撮影に訪れたい庭園と祇園金塔

本殿を出て、東の方角(南門から見て右手側)に進むと庭園が広がり、南側に祇園金塔が見えます。

 

きちんと手入れされたきれいな庭園です。

残念ながら写真技術とセンスに劣る私は素敵な写真が撮れませんでしたが、撮影技術に自信のある方は、是非とも天気の良い日にここを訪れ、いろんな角度から写真撮影に挑戦してみて下さい。

 

私が行った日は雨だったことと前述の写真技術の制約を受けてこのような写真が、

高台から南に向けて撮影
北東の方向に塔を撮影

 

写真好きさんが天気のいい日の夕方にに撮るとこんな感じです。

※摄图网より

 

その他、REDなどで検索すると達人たちの素敵な写真が見れますよ。

 

お食事、トイレについて

お寺内には一応食堂があります。

ただ、私たちが行った時は一般客に開放しない旨の表記がありまして、これが春節休暇中だったからなのか、コロナを考慮してのものなのか詳細は不明です。

トイレはきちんと掃除されててきれいでした。

 

お寺の近くで食事をする場合は、地図にもあるミニモールでの食事が便利です。

南門から右手に出ると行きやすい

東北料理のお店や火鍋屋さんがあったと記憶しています。

 

また、今後しばらく先にはなりますが、お寺の南側に再開発計画があり、近所にある羅店古鎮と合わせて観光地として整備していくとのことです。

たまたま微信でそれを知って、そう言えば私たちが行った時は取り壊し中の建物がいくつもあったよなぁ、そうか、あれがこうなるのか、と合点した次第。

羅店古鎮完成予想図

整備されれば、古鎮風情のある場所でのお食事やショッピングが楽しめそうですね。

 

以上、宝山寺訪問記でした。

是非天気の良い日に出かけて風情を楽しんで下さいね。

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