春ですね!
上海の桜は例年、3月31日あたりをピークに前後1週間くらいが見頃との印象ですが、今年はそれよりも若干早いように感じました。
3月25日の時点で8割~9割咲き程度、翌週の半ばあたりに満開となりました。
今日は3月25日に廻った各所の様子をお届けします。
上海植物園
地下鉄15号線 上海理工大学駅下車。
この日はバスがすぐに来たので973路で移動しましたが、シェアサイクルの利用もオススメです。
973路は「售票员」がいる路線でした。71路以外では久々に見たかも。
2駅(两站)と言って料金をセットしてもらい、それをスキャンすればOKです。
植物園はいくつかゲートがありますが、桜エリアは3号門からが便利です。
3号門は973路のバス停を降りてスクランブル交差点を斜め横断した先にあります。

上海植物園は時期によって実名登録制になっています(近隣住人と思われる人の会話から察するに繁忙期は要登録)。
ただ、外国人は身分証桁数の関係で登録できないので、現地に着いたら前の誰かがスキャンしてゲートが開いた隙を狙って一緒になだれ込んで下さい(と係の人に言われました)。
入場は無料です。
3号門から入るとあまり写真映えしなさそうな石畳があり、こちらを右の方向に歩いていくと桜エリアに着けます。

桜エリアの様子。

江戸彼岸桜のエリアは新しく整備したてなのか、まだ樹齢が若く花は少なめです。数年後が楽しみですね。

植物園は奥の方に行くと温室などもあるのですが、この日は桜ツアーなので滞在は1時間くらいにして次の目的地を目指しました。
虹口サッカー場
地下鉄を乗り継いで次に向かったのは虹口サッカー場。

植物園からだとすごく遠い場所のように感じますが、地下鉄の路線が増えて便利になったので、移動はそれほど苦になりませんでした。
ロンジモントとサッカー場の間にある通りの交差点にあるこの場所は、上海市内でも指折りにボリューム感のある桜が見えるオススメスポットです。

近くの魯迅公園にも一部桜が植わっているエリアがありますが、ボリュームで言えばこちらが断然きれいです。
目下のところ、散歩系お花見スポットの中では、個人的に一番オススメしたい場所です。
中山公園
10年くらい前だと思いますが、友人とピクニックした当時、正面から入った先を行った奥の方に桜エリアができたばかりでした。
あれから時を経て、どれくらい大きくなったか見たかったので、虹口サッカー場駅から3号線に乗って中山公園に足を伸ばしました。
結果、中山公園は現在改装工事中、桜エリアは以前より木が成長してましたが、ちょっと不完全燃焼に終わっちゃいました。

改装後にどんな姿になるのか楽しみではありますが、日本人が「わぁ!」と感動するほどのボリューム感のある桜の花が見られるようになるのは、もっと先のことになりそうです。
光复西路 赢华广场
RED(小红书)で見かけて気になってた場所です。
中山公園からシェアサイクルでこちらに向かいました。
中山公園からだと蘇州河を跨がなきゃいけないので、凱旋路を一旦北上し、華東師範大学付近でUターンして、蘇州河沿いの光复西路を西に走りました。
途中、長風公園の南側を通り(長風公園の1号門付近にも桜がある)、大渡河路-中江路-泸定路を過ぎた先の右手にありました。

いつからこの桜並木があったのか判りませんが、それなりのボリューム感のある桜が見れる穴場な場所です。
交通がやや不便ですが、地下鉄ですと2号線の威寧路が最寄りとなります。
この日は以上の場所を6時間くらいかけて廻りました。
おひとり様ならこれくらいの移動距離がある方が、動き回った感があって満足度が高いかも。笑
【おまけ】永楽路
微信の公式アカウント経由で知ったのですが、宝山区の辺鄙な場所にものすごく桜が綺麗な通りがあるとのことで、平日の早朝に車を飛ばして見に行ってみました。

確かにすごくきれいだったけど、桜以外に目当てとなるものがない何もない住宅街で、市内から高い交通費をかけてはるばる足を運ぶ場所ではないように思いました。
宝山体育中心と砲台公園の間付近にあるので、桜の時期にまず永楽路を歩いて桜を楽しみ、その足で砲台公園に行くとかならアリかも知れません。
日本人でわざわざここまで足を運ぶ人はいないと思われ、インスタにはほぼ登場しないので、穴場と言えば穴場です。
興味がある方はREDや微博などで様子を見て、行くかどうかを判断してはいかがでしょうか?
以上、おひとり様deお花見ツアーとおまけの桜スポットをご紹介しました。
その他、松江区の辰山植物園は1号門付近に桜がたくさん植わっている場所があってオススメです。
また、旦那の話では大渡河路沿いも桜が植わっている場所があるとのこと。
日本のお花見のように、場所取りして外で宴会というワケにはいきませんが、上海でも桜を楽しめる場所がありますよってことで。
では、また!