義父の入院と介護問題 ①

家族あれこれ

こんにちは、しゃんはいさくらです。

現在義父が入院中です。本当はこんな記事を書いている場合ではないのですが、何かを吐き出しておかないと頭がパンクしそうなので、起こったことを整理しておきます。

頭が通常な状態ではなく、変なこととか書いているも知れないので、苦手な方はこのままページを閉じてくださいませ。

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事の成り行き

3月初旬

ずっと咳が止まらない様子の義父が気になり、義母に病院に行ってはどうかと話をしてみる。冬の間、子どもたちは体調を崩すことなく過ごせていたので、風邪やインフルエンザで子どもたちにうつっては困るとの思いがあった。
病院に行った結果、肺炎との診断。とりあえず3日間の通院点滴となった。

点滴3日目

改善する様子が見られず、熱も引かないので再診。CTを撮った結果、前よりも酷くなっているとのことで、薬を変えて引き続き点滴をしましょうとの診断。

点滴変更後2日目~入院2日目

一向に改善が見られず、呼吸するのに肩をあげてゼイゼイしており、家の中を歩くのも辛そうな様子。熱が相当高いんじゃないかと思い義母に聞いたら、熱はそれほど高いわけでもない、点滴でまた病院に行くから、もう一度診てもらってみるとの返事。

同日、再再診の結果、緊急入院が決定。血中の酸素濃度が健常者の6割ほどに下がっているとのことで、人工呼吸器を装着することに。人工呼吸器のマスクが辛いのか、外そうとする義父。マスクを外すと途端に酸素濃度が規定値を下回って危険な為、24時間の監視が必要と言われる。急遽、昼:義母、夜:旦那による看護チームを結成、私は会社を遅刻、早退して子どもたちと家事全般を担当することに。

※中国の入院病棟の看護師は点滴の薬を変えるのが主な仕事で、日本の看護とは全く違う。アイを雇って患者の身の回りの世話をしてもらう人が多いが、我が家の場合は事態が重かったので、家族による看護が必要だった。

入院3日目

酸素濃度が低いせいか、頭が朦朧としている義父。放っておくと、相変わらず人工呼吸器や点滴を外そうとしてしまうらしい。旦那は義父の動きを察知しては呼吸器を付け直すなど、大変な夜を過ごす。とりあえず週末までなんとか頑張ろうと、ほぼ寝てないのに翌日病院から出勤。
お昼の時間帯、義母が看護している時間帯は比較的大人しくしているが、夜がダメ。義母は旦那の看護の仕方が悪いと言って、自分が夜看護すると言って聞かない。もういい加減歳なんだから無理は禁物と言っても聞かず、結局旦那と義母が2人で夜の看護をして様子をみることに。

入院4日目

義母の言うことなら聞く義父、旦那の時のように大暴れすることはなかったが、やっぱり呼吸器を付けているのが気持ち悪いのか、何度か取ろうとしたようだ。

一般病棟での治療効果が出ておらず、マスクでの人工呼吸では改善が見込めないとの判断で、ICUに入って気管挿管することに。普通の肺炎で1週間くらい点滴したら治るものだとばかり思っていたら、ICU入りが必要なほどの重症になってしまい、初期に入院しなかったことを悔やむ義母。急激な悪化に私も頭が付いていかない。

ICU 2日目

義母も旦那も連日の看護疲れもあって、久しぶりに夜ぐっすり寝れたらしい。ICUは家族の面会時間が1日に1時間だけと決められており、家族は病院にいても仕方がないので自宅待機しているのだ。義母や旦那への負担が軽くなったので、私は逆に少し安心した。

一般病棟で採取してた検査サンプルの結果が出た。抗生剤の連続投与のせいなのか、身体の免疫機能が完全にヤラれてしまったらしい。真菌性の厄介な肺炎になっていることが判明。Wikiってみたら、後天性免疫不全症候群の患者が高い確率で併発するPCP肺炎というものだった。しかも非HIV系のPCP肺炎は重症になりやすく、死亡率も決して低くない大変な肺炎だと判り、言葉を失う。PCP肺炎向けの抗菌薬を、3週間投与することが決まった。

ICU 4日目

気管挿管して96時間以上経過。新たな感染症を防ぐべく、これ以上気管挿管するのは危険だとのことで、気管切開するべきだと医師に言われる。大変なことが一変に起こりすぎて、かなり気弱になっている義母。気管切開すると予後が大変なことを思った義母は、切開せずにこのまま逝かせてあげた方がいいんじゃないかと取れる趣旨の発言をしたらしい。医師に「私たちはまだ治療を諦めてませんよ」と言われ、親戚にも諭されて、気管切開手術の同意書にサイン。

ICUに入って1週間経過

未だ改善の傾向が見られず。ずっと鎮静剤で落ち着かせていた義父、回復状況を見ようと鎮静剤の量を減らしてみるも、やたらと動いてしまって治療にならないので、また鎮静剤の量を戻されたらしい。果たして今後どうなるのか。。。

 

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義母が辛そうで見ていられない

調べれば調べるほど、義父が非常に危険な状態にあるのだと判り、とても辛い。

ICUに入ってからは私は病院に行っておらず実際の様子は見ていないが、鎮静剤を減らした時に見た義父はとても苦しそうだったと旦那が言っていた。
ここまで重症となると、あの時こうしていれば、ああしていればとの気持ちが強いが、今となっては私には何もできない。いちばん間近で見ている義母はもっともっと辛いだろう。

いろんな人から掛かってくる電話で、慰められているのか何なのか、時折すすり泣く声が聞こえてくる。中国語が話せるとは言え、こういう時、外国人である私はどう義母に接していいのか対応にすごく迷う。変なことを言ってしまうのではないかと言葉少なになってしまう。旦那は医師から義母の話し相手になってあげなさいと言われたようだ。

 

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薬はやっぱり毒だ

今回の義父の入院で、病院での治療は、やったことが裏目に出るというのはやはりよくあることなんだなということを肌で感じた。

身体が免疫不全になったのは、抗生剤の使用による影響が大きいと私は強く思っている。

病院には治療のマニュアルがあり、医師はそれに従って処方しただけ。きっと医師の対応に誤りはないのだろう。

でも、実際にここまで悪化した義父の様子を思うと、薬は薬かもしれないが毒でもある、抗生剤は病気を直すものであると同時に、体内菌のバランスを大きく崩し、場合によっては致命傷となりうることを決して忘れてはいけないと思った。

うつみん先生の言っていることが、本当によーーーーく解った。

―続く―

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