中国ローカルフード/ビャンビャン麺を食す レシピもあるよ!

中国グルメ

 

中国語の漢字の中で一番画数が多いと言われているこの字をご存知ですか?

今日は麺好きさん、辛いもの好きさんにオススメの中国ローカルフードのご紹介です!

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この漢字の画数はいくつでしょう?

百度百科の紹介によるとなんと57画もあるそうです。

中国の子どもたち、漢字をどう書くか説明するときに、例えば「木」という字ならば、横・縦・左払い・右払い(中国語では“横竖撇捺(héngshùpiěnà)”)って説明するんですが、こんな画数が多かったら、どういうんだろ?(←言わねーよ)

私は最初にこの字を見たとき、織田信長と武田信玄と坂本竜馬が浮かび、彼らが「勝利」の月へんとりっとうに挟まれているので戦国武将がワーッとやってる姿を想像しましたが、(←なんで?)

想像しすぎですよね、ハイ。

ちなみにこの字、画数が多すぎてパソコンでピンインを打ってもこの字には変換できません。代わりに上に貼った図が出てきて、勝手に貼り付けられちゃいます。

私は百度输入法を使ってますが、面白いので一度やってみてください。

 

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そもそもビャンビャン麺って何?

陝西省関中地方(西安・咸陽・銅川のあたり)に伝わるラーメンの一種で、別名「ベルト麺」とも呼ばれています。

百度百科(中国版ウィキペディア)に出ていたビャンビャン麺の写真はこちら。↓

※百度からお借りしました

本当にベルトみたいな(ベルト以上の)すごく幅広の麺なんですね。

正統なビャンビャン麺は関中地方産の小麦粉から作られた幅広肉厚の麺のことを指すようです。

この麺はどんぶりに茹で上がった麺や野菜を入れて、醤油、酢、鶏がらスープの素、唐辛子などの調味料を加え、上からアツアツに熱した油を垂らした後に和えて食べます。

この過程で「ビャンビャン」と音がすることから、ビャンビャン麺と呼ばれるようになったそうです。

※ご参考

Biangbiang面是陕西关中特色传统风味面食,是传统的陕西裤带面。因为制作过程中有biang、biang的声音而得名。特指关中麦子磨成的面粉,通常手工拉成长宽厚的面条。由上等面粉精制而成,用酱油、醋、味精、花椒等佐料调入面汤,捞入面条,淋上烧热的植物油即成。

百度百科より

 

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上海でビャンビャン麺を食べるには

上海は中国各地からいろんなモノが集まっていて、いろんな地方の料理が食べられます。もちろんビャンビャン麺を出してくれるお店もたくさんあります。

ただ、この麺を食べるにははちょっとひと工夫が必要です。

と言うのも、必ずしも「biangbiang面」という名で注文ができるとは限らないから。

先日あるお店で辛い和え麺を食べたのですが、自分としてはビャンビャン麺を食べてるつもりじゃなかったのに、友人からこれもビャンビャン麺の一種だと言われてびっくり。

そのお店で食べた和え麺は刀削麺(きしめんみたいな麺)に食べるラー油と野菜と肉そぼろが入っていたんですが、今思えば正統な幅広の麺でなくとも、使っている調味料的には確かにビャンビャン麺だったかもと思います。

現地の味でなくても似たような味の麺を食べたい場合は、こういう料理名を参考にすると良いです。

山西泼油扯面

(shānxīpōyóuchěmiàn)

五香辣子油泼面

(wǔxiānglàzi yóupōmiàn)

油泼辣子拌面

(yóupōlàzi bànmiàn)

油をぶっかけるという意味の“油泼”がポイントです。

陝西、西安、敦煌などの地名が店名にある場合も、ビャンビャン麺が食べられる可能性が高いですよ!

 

私オススメのビャンビャン麺

都会にあるお店の方が皆さんが行きやすいと思うので、こちらを紹介しますね。

敦煌小亭(静安寺店):

http://www.dianping.com/shop/502170

ここで“油泼刀削面 (yóupōdāoxiāomiàn/ヨウ2ポー1タオ1シャオ1ミィエン4)”を注文すると、ビャンビャン麺に近いものが出てきます。

私が行ったお店は静安寺店ではないのですが、まだ新しいチェーン店だと思われ、店内も比較的綺麗ですし、中国語が苦手でも携帯を使えば無言で注文+支払いが可能なこと、何より麺にコシがあっておいしかったので今のところ私の中ではNo.1です。

シシカバブ2本とビャンビャン麺でお腹いっぱい、大満足でした。

ビャンビャン麺とシシカバブのセットもあります

日本人にも人気のある大盘鸡碳烤羊腿などもあったので、お友達と一緒に行くといろいろ食べられて楽しそう!

大盘鸡の下に浸ってる麺が大好きな筆者

 

自宅でビャンビャン麺を再現するには?

中国のお料理アプリで紹介されていたビャンビャン麺の作り方を参考に、しゃんはいさくらオリジナルレシピを考えてみました。

麺は幅広麺で作った方がそれっぽくなるので、名古屋名産のきしめんで代用してはいかがでしょうか?

 

本場の味を追求したい方は、刀削麺で作ると良いですね。中華食材店で購入できますよ。

 

桐生うどんにひもかわという帯麺があります。これで作ったら超本格的!

ネットショッピングって本当に便利になりましたね!!

ビャンビャン麺レシピ 

今日の記事ではきしめんを使ったレシピをお伝えしますね。

【材料・2人前】

きしめん 2人前

チンゲン菜 2株

油 大さじ3

塩 小さじ1/2

黒酢 大さじ3or4(酸っぱいのが好きな方は4で)

醤油 大さじ2

わけぎ 1本を小口切り

にんにく 1かけらをみじん切り

辣椒面  小さじ1

“辣椒面”というのは、唐辛子を細かく刻み、すりごまや山椒などと共に乾煎りして作った調味料です。日本でしたら、一味唐辛子or七味唐辛子+すりごまで代用できます。

※京東網よりお借り

中華料理が好きな方は、中華食材店で調達してもいいですね。

 

【作り方】

  • 油をスキレットなどに入れてアツアツに熱しておく。
  • 麺を茹で始める。麺が茹で上がる1分くらい前に半分か1/4に切ったチンゲン菜を入れて一緒に茹でて、お湯を切ってどんぶりにスタンバイする。
  • 麺の上にすりごま+唐辛子、わけぎみじん切りを乗せる。
  • ごま&唐辛子、ねぎめがけてアツアツの油をぶっかける。
  • ジューっと音がするのが〇。落ち着いたら調味料を入れる。
  • 麺を和えて食べる。
この日はゴマ、一味唐辛子、鸡毛菜で作りました。
油をかける前の状態です。

中国人ママたちのレシピを参考に、家で実践している方法をお伝えしました。

お好みでにんじんの超細切りやゆでもやしを入れたり、卵とトマトの炒め物を和えてもおいしいですよ。

 

最後に

そういえば、以前、セントレア空港の到着口の近くに西安刀削麺っていうお店があったんですが、今もまだ健在でしょうか?

日本に帰ってまで中華を食べたくないワタクシ、まだ一度も行ったことがないのですが、日本で食べれるビャンビャン麺が一体どんな味なのか興味を持ち始めていて、いつか食べてみたいなぁと思っています。

その他にも、日本でおいしいビャンビャン麺が食べられるお店があったら、是非コメント下さいね!

お待ちしています。

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