上海生活あれこれ

【2017年】中国のトイレ事情

2017-11-09

この記事、実は別で運営していた「中国生活便利帳」に掲載しようかと思っていたモノなんですが、ちょっと内容的にどうかと思ったので私のブログで掲載することにしました。

中国生活便利帳は生活を便利にする情報に特化したブログ、こちらは生活情報を書きつつ、私の日々のつぶやきも記録しているので、ちょうどいいのではないかと。ほら、せっかく書いたモノって御蔵入りにするのって悔しいじゃないですか?笑

日中の違いが体現されている文化の1つ

がトイレだと私は思っています。

日本はどこに行っても比較的トイレが綺麗なのですが、中国では綺麗なところとそうでないところ、都会と地方などトイレ事情に大きな違いがあります。

これまでいろんな日本人のクライアントさんにお会いしてきましたが、特に女性はこの「トイレ」に対して結構大きなメンタルダメージを受けていらっしゃいます。

皆さん中国のトイレ事情については、事前情報で心の準備はしてきているようですが、実際に目にすると多くの日本人がその実情に閉口してしまうんですね。

過去、中国の生活で精神的に参ってしまい、奥様の精神不調を理由に駐在取りやめになった方までいるほどです。

もちろんトイレのせいだけではないのですが、ストレスの一因になっているのは確かです。

今日は女性の視点から、中国のおトイレ事情となんでこーなるの!?について書いてみようと思います。


2020年1月追記

当記事をアップして以降、時期を問わずたくさんのアクセスを頂いております。

そこで当記事と最新情報を合わせてリライトした記事、

【2020年版】中国のトイレ事情

を掲載致しました。

どうぞご参考ください。


外出時に絶対に忘れてはならない「ティッシュ」

日本のトイレでは大抵トイレットペーパーが備え付けれられていますが、中国のトイレにはトイレットペーパーが設置されていません。

トイレットペーパーがあるのは、ホテルのトイレや高級ブランドショップが並んでいるようなお洒落なショッピングモールのみ。

最近でこそ設置されているトイレが増えてきたと感じますが、中国のトイレは基本的にティッシュの備え付けはないものと思いましょう。

ですからバッグの中には必ずポケットティッシュを携帯してください。

小さい女の子の場合は便座に座らざるを得ない可能性があるので、除菌効果のあるウェットティッシュもお忘れなく。

トイレトラブル、もしもこんなトイレに当たったら・・・

あるある1、扉が壊れている

扉がないのは論外ですが、鍵が壊れているトイレは出現率が高いです。

他のトイレも壊れていて、どうしても鍵なしトイレに入らなければならない場合、私は万が一の為に敢えて外から中に人が入っていることが見えるように隙間を開けて入ります。

この方法で誰かにオープン!されたことはないです。

中が見えないように閉めてしまうと逆に開けられる可能性が高くなります。

知らなくてもいいかも知れない、ちょっとした豆知識です。笑

あるある2、便座が壊れている

空気トイレで頑張りましょう。子連れの場合はしゃがんでできる和式トイレを待ちます。

抱っこできるお子さんなら足を抱えてシャーっとさせてもいいですね。。。

あるある3、水が流れない

これはもう、用を足したら早々に立ち去るしかありません。笑

中国のトイレはなんでこーなの!?

ホントですよね。どうしてこんなに汚くてあちこち壊れているのか。。。

あまり悪いことは書きたくないのですが、中国人は自分の所有物でないもの=公共物の扱いがとーっても雑です。皆モノを壊そうとしているわけではないのですが、壊れても誰もフォローしないのが現状です。

トイレにいるお掃除係のおばちゃんも、お掃除するのは彼女たちの仕事だけど、壊れたトイレを修理するのは管轄外。壊れたことを報告する人はいるかも知れませんが、1度言ったらそれっきりで、フォローをすることはまずありません。

汚れ1つにしても、決してわざと汚しているのではなく、汚してしまった場合に自分で掃除をすることがないのです。

「掃除は係りの人がするもの」という意識があるため、自分が汚しても多くの人がそのまんま。

自分が入ってしまったトイレに万が一汚れがあっても対応できるよう、ティッシュは多めに持参していると安心です。

トイレの使い方が宜しくないことについては、私の旧ブログでも書いています。

https://ameblo.jp/shanghaisakura/entry-12224353459.html

中国人高齢者や外地出身者の中には習慣が抜けきらずに、トイレの鍵を閉めない、順番を守らない、水洗トイレを流さない人がいます。

本人に悪気はなく、習慣としてそういう行動に出ているだけなので、あまり気にしない方が良いと思います。

「なんで!?」と自分の感情が入ると身体に毒なので、「あー、この人はこういう習慣で育った人なんだ」とくらいに思って客観視した方が、心の健康にも良いのではないかと思います。

さすがの私も驚いた仰天トイレ

これも前のブログで書いているのですが、ある山にハイキングに行ったとき、私の想像を遥かに超える仰天トイレに遭遇しました。

https://ameblo.jp/shanghaisakura/entry-12305699439.html

あのトイレだとどうしても垂れてしまう気がするんですが、皆さん、どうやって用を足してるんでしょうか。。。未だに謎。

※田舎によくあるトイレの一例

そして、そして!

北京の都会のど真ん中で、旦那がこんなトイレに遭遇しました。

この時の旦那の衝撃と言ったら!

どうして首都の真ん中にこんなトイレがあるのか、その理由はこちらに書いてます。

最後に

ここまで読んで下さった読者の皆さま、どうもお疲れ様でした。読んでて気分を悪くされませんでしたか?

心の準備はなんとなくできたけど、やっぱり抵抗があると思われた方、トイレの衛生度に敏感な方は、地方の農村には行かないこと、都会でも外資系ホテルのトイレに入ることをオススメします。

この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

追記

2017年11月28日付けのニュースにこんな記事がありました。

https://news.yahoo.co.jp/pickup/6262715(現在リンクが切れてニュースが読めなくなっています)

国家首席が全国各地にきれいなトイレを整備するよう指示を出したとのことです。中国のトイレ革命に是非期待したいところですね。

 

 

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  • この記事を書いた人

しゃんはいさくら

2005年~上海在住。 現在、夫、日中MIX子ども×2、義母の5人で生活してます。 会社でも家庭でも中国人に揉まれながら、のらりくらりとやってます。

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