上海生活あれこれ

2020年・中国のトイレ事情 ~備えあれば憂いなし~

2020-01-16

こんにちは、しゃんはいさくらです。

以前、当ブログで中国のトイレ事情について紹介させて頂きました。

 

こちら、3年経った今でも多くの方に読んで頂いている記事の1つで、皆さんの中国のトイレに対する関心の高さが伺えます。

そこで今日は足元の状況を『2020年・中国のトイレ事情 ~備えあれば憂いなし~』と題してお伝えしたいと思います。

果たして中国のトイレはどのように変わったのでしょうか?中国のトイレに入る上で気をつけるポイントはどんなことなのでしょうか?

中国での心構え「多様性」

都合良く「多様性」という言葉でまとめてしまいましたが、中国では物事、環境、施設、設備その他諸々の状況が、場所によって大きく異なります。

これは中国を理解する上での大事なポイントの1つで、トイレで言うならば、都会と地方、新しい建物と古い建物ではトイレ事情が全く異なりますので、予め心構えをしておきましょう。

大まかな目安ですが、中国の建物では築後5年経った頃から施設、設備の故障が目立ち始めます。

トイレの故障でよく見かけるのは、カギが壊れている、便座の固定ネジが緩んでいる、水が流れないなどですが、そういうトイレを避けるためにもなるべく新しい建物のトイレを選ばれると良いと思います。

また、利用者が多くお掃除係が常駐しているトイレは比較的きれいに保たれているので、カオスな状況を目にすることが少ないです。

 

今でも大事!外出時の必携品「ティッシュ」

2017年末、中国では国家主席の指示で全国各地のトイレを整備するよう通達が出されました。

その成果は地方によって偏りがあるものの、大都市では心構えなしで入れるトイレが普通にあり、最近のショッピングモールではティッシュの備え付けがデフォルトになりつつあります。

但し、先ほども書いた「多様性」があるのが中国。

おしゃれな商業施設なら常備されているトイレットペーパーも、古めの商業施設や公共機関だと備え付けがない場所もまだまだ多いので、外出時には必ずポケットティッシュを携帯しましょう。

また場所によっては洋式しかない場合があります。大人ならできる空気トイレも、子どもは便座に座らざるを得ないケースがあると思いますので、いざという時の為に除菌効果のあるウェットティッシュも携帯していると安心です。

便座だけでなく、便器のフチが汚れていることも多いので、ティッシュは多めが○ですよ。

 

上海のトイレあれこれ

百聞は一見に如かずなので、何枚かの写真で現在の中国のトイレがどんな感じなのかをご紹介したいと思います。

  • アピタトイレ

こちら、アピタが入店している上海・金虹橋広場LG2にあるトイレです。買い物のついでなど、上海在住日本人の利用率がかなり高いトイレの1つかと思います。

ここはお掃除係がいて比較的きれいに保たれていますが、係りの人が休みだと一転、カオスな状態になります。

勢い良く便座に座ると大きくズレることがあります

ティッシュ、除菌スプレーがあるので、便座に座るのはOKなのですが、ちょっと注意して頂きたいのは経年劣化で便座の留め金が緩くなっていることです。

写真の赤丸部分に便座と便器にズレが見られるのが判るでしょうか?ここのトイレのみならず、ある程度の年数が経った洋式トイレでは便座が動いてしまうことがあるのでご注意下さい。

こちらのトイレでは各個室に2歳半までの幼児を座らせることができるイスがあり、女性トイレの奥にはオムツ換え台が備え付けられている多目的トイレがあります。

ベビーカーが問題なく入れる広さがあります

なお、中国では紙は流さず、ゴミ箱に捨てるのが普通です。

近年は下水事情が昔と違うので流しても大丈夫な所が多いですが、ゴミ箱があればそちらに捨てるのが望ましいです。

 

  • 太古汇のトイレ

2017年にできた南京西路×石門一路にある建物(スターバックスロースタリーがある所)です。

2015年頃~現在建てられた大型ショッピングセンターのトイレはこんな感じの所が多いです。ケリー(嘉里)やIAPM(環貿)などの香港系ディベロッパーだと建物全体に香水のようなアロマのような香りがして、トイレも臭くありません。

一部、オムツ換えスペースもあります。

 

  • 駅、空港のトイレ
虹橋駅のトイレ。空いている場所が一目瞭然
※百度より

10年ほど前までは、空港以外の公共トイレはイマイチ安心して入れませんでしたが、現在は高鉄や地下鉄駅のトイレも比較的きれいに保たれています。

列車内のトイレも許容範囲内です。

但し、注意点があります。

駅のトイレは和式スタイルが多いのですが、「的を外す」人が少なくないため、地面がかなりの割合で濡れています。

中国ではこのような和式トイレが主流。
※百度より

足元がとても滑りやすくなっており、子どもや高齢者などは転倒に注意が必要です。私は必ず子どもと一緒に入り、万が一に備えています。

 

  • 公共トイレ(上海市内)

こちら上海のとある公共トイレです。

公共トイレはこちらのマークが目印
※百度より

最近は公共トイレでも一部ちり紙が提供されている場所がありますが、基本的にティッシュはないものとご認識ください。

公共トイレは定期的に清掃されているので、古いビルの寂れたトイレよりもきれいな場合があります。

よく見られる公共トイレの内部
※百度より

最近は高速道路のサービスエリアのトイレも都会の公共トイレ並みに衛生度が保たれています。

新しく改修されたSAトイレの一例
※百度より

さすが、お国の通達が出されただけありますね。

昔はSAのトイレはかなり酷い環境のトイレばかりで、バスや車で遠出する時は飲み物を控えたりもしていたのですが、最近はそういうこともあまり気にしなくなりました。

 

  • 田舎のトイレ(地方の農村)

田舎に行くと、扉がなかったり、扉はあっても便器がなく、溝に用を足すスタイルのトイレがまだ存在します。

田舎のトイレの一例

これが水洗式の場合、排泄物を流す為の水が数分置きに流れてくるのですが、結構な量の水が流れるため、下から水滴が飛んでくる可能性があります。

これが用を足している時だと逃げるに逃げられないのでご注意を。

水の流れ口から遠ければ「おつり」の心配はなくなりますが、他人の汚物を見なければいけないという別の問題もあり、中国初心者さんだとちょっと辛いかも知れません。

空いていれば真ん中あたりに入るのが良いのかも知れませんが、こういうことって入ってから気付くんですよね。何も考えずに入って後からしまった!と思うことがままあります…笑

 

中国歴が長い私でも入れないヤバイトイレはここ!

大まかにトイレ事情を紹介しましたがいかがでしたか?この状況なら中国駐在、帯同でも大丈夫そうと思って頂けましたかね?

現在の中国のトイレは、数年前と比べればかなり環境が改善されているのですが、一部置き去りにされている場所があり、そういうトイレは中国歴が長い私でもしんどいです。

例えば、

  • 古北1期万科広場3階のトイレ

お好み焼き屋さんやイタリアンなどのおいしいお店があるので時折行くのですが、あのフロアにあるトイレは最悪で、暗い、臭い、汚いが3拍子揃ってます。

大打撃を受けて以降、申し訳ないと思いつつ同フロアの火鍋屋さんのトイレをお借りしてます。(20年9月追記:コロナ禍で火鍋屋さんがなくなってしまいました!!)

万科は90年代に建てられたビルなのですが、当時のまんま一度も改装されてないんでしょうね。

古い建物のトイレは要注意!という代名詞のようなトイレです。

 

  • 田舎にハイキングに行った時にあったお寺のトイレ

女性用立ち小便器?今でもどうやって用を足すのか判りません。

一緒に行った中国人の友だちも「これはないわ」と言って、トイレ外の茂みで用を足してました。私も子どもに隠してもらいながら、近くの溝で用を足しました。

 

  • 北京・胡同にあったとある公共トイレ

旦那もびっくり、思わず写真に収めてしまった首都のど真ん中にある胡同のトイレ。昔の公共トイレをきれいにしただけ感が否めない衝撃的なトイレでした。

女子トイレはどんな感じだったんだろう?話のネタに見てこれば良かったかな!?

それにしても、隣との距離がここまで近いのは勘弁ですよね。いわゆるニーハオトイレってこういうのを言うんですけど、今の人もトイレしながら会話するのかなぁ。。。

 

中国ではまだあるある!中国人たちのこんな習慣!

日本とは違う状況を見ると「だから中国は!」と思ってしまいがちですが、彼らの習慣や思想は私たちが変えようと思ってもなかなか変えられるものではありません。

変えられるものは「私たちの受け取り方」だけ。

こういう人を見かけて「は?怒」と思うのではなく、「出たー!笑」くらいに受け取ると気持ちがグッと楽になるので、私がこれまで出会ったいくつかの例を読んでみてください。

 

  • 列に並ばず、扉の真ん前でスタンバイする

高齢者、外地出身者に多いです。中国でフォーク式の並び方が見られるようになったのはまだ最近のことで、それを知らない、そういう習慣がない人は当たり前のように扉前に仁王立ちします。そしてなぜかズボンの脇に親指が掛けられていて、今ここでズボンを下ろすのか!?という勢いで待っています。

並べ!と言いたいところですが、ここでしばらく様子を見てみましょう。

多くの人が扉の前に並び始めてフォーク式を崩してくると厄介ですが、大抵のケースでは正義感の強い中国人が都会のマナーを守らない人を注意してくれるので、その人に任せるのが○です。

 

  • 「足」を器用に使う

和式であれば通常は低い位置にあることが多い水洗バーですが、一部腰の高さ、つまり手で押して流すことを想定して設置されているものがあります。

でもこちらではそれを足キックで流す人が大変多いです。

なので、私たちも素手でバーを押したりせず、ティッシュで手を覆ってからバーを押すか、足でバーを蹴るかして水を流しましょう。

 

  • 水を流さない

中国都市部の水洗トイレ普及率はかなり上がっているのですが、まだ流す習慣が定着していない人が一定数います。これも高齢者や外地出身者に多いですが、たまに若い人でも流さない人がいます。

他のことを考えてて忘れちゃった、ちょっと押してみたけど流れなかった、いろんな状況があると思いますが、これは自分の不運を憐れむしかないですね。

 

  • 扉を開けたまま(鍵をかけないで)入る

水を流さない人よりは少ないと思いますが、昔のトイレには扉がなかった(敷居だけだった)ことが関連しているのか、ごくたまに扉を開けたまま入っている人を見かけます。高速道路のSAで出会う確率が高いような。

私はカギが壊れている場合に限り、誰かにオープンされるのを防ぐ為、敢えて人が入っていることが見えるように隙間を開けて入ることはしますが、ドア全開ではさすがに。。。

 

こういうケース、本人たちには全く悪気はないのですが、我々のような習慣の違う国から来ている人にとっては、びっくりするし、ショックだし、心理的ストレスは少なからず感じますよね。

 

最後に

ここまで読んで下さった読者の皆さま、どうもお疲れ様でした。

皆さまの心の準備の為にと思って、いくつか不快な例を取り上げましたが、それはあくまでも一部であって全てではありません。

2017年に比べると環境の良いトイレが格段に増えてきているのでどうぞご安心ください。

心の準備はなんとなくできたけど、やっぱり抵抗があると思われた方、トイレの衛生度に特に敏感な方は、除菌ティッシュやスプレーを必ず携帯すること、地方の農村には行かないこと、都会でもなるべく新しい建物or外資系ホテルのトイレに入ることをオススメします。

 

この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

 

 

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  • この記事を書いた人

しゃんはいさくら

2004年~大連留学を経て、2005年~上海在住。 現在、夫、日中MIX子ども×2、義母の5人で生活してます。 会社でも家庭でも中国人に揉まれながら、のらりくらりとやってます。

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