こんにちは、しゃんはいさくらです。
今や現役世代では持っていない人を探す方が大変なほど普及している携帯電話。
上海では老若男女問わずほとんどの人がスマートフォンを利用しています。
ふと、ガラケーって今でも売ってるのかなーと思ってタオバオを見てみたら、“老人手机”(お年寄り携帯)とか“学生备用机”(学生向け予備携帯)などの名前で売られていましたが、実際に使っている人はここ最近見てないです。
今日は私のスマホ&電子決済歴を振り返りながら、上海のスマホ決済がどれほど進んでいるかについて紹介します。
スマホデビューからアリペイデビューそして現金を手にしなくなった今
スマホデビューと同時に微信ユーザーへ
私がスマホを利用し始めたのは2011年、下の子を出産したばかりの頃のことなのでよく覚えています。当時のスマホの売りは何といっても大きな液晶画面と画像の良さ。それまではデジカメを持ち歩いていた私もスマホで写真を撮るようになり、外出時の荷物が1つ減りました。
微信は2011年1月にリリースされたそうですが、たぶん私は微信ができて初期の頃にユーザー登録したと思います(これはあまりよく覚えていない)。
私はIT音痴なのでこういったサービスに手を出すのは様子見してからが基本なのですが、きっと旦那に登録しろー、登録しろーと言われて登録したんだと思います。
一応登録はしましたが撮った写真をモーメンツでシェアしたり、お財布機能には最初手を出さず、主に家族や友人とのメッセージのやりとりに使っているだけでした。
今調べたところでは、アリペイも当時既にサービスが始まっていたようですが、私自身は個人情報の流出(アリペイは実名認証が必要なので)を懸念して登録しようと思っていませんでした。
周りの人もスマホをかざしてピッなんて人はほとんど見ませんでしたし、支払いの主流は現金orクレジットカードだった時代です。
アリペイデビュー
それから5年ほど過ぎた頃でしょうか、旦那が私とのお金のやりとりにアリペイを使いたいと言い出したので渋々登録し、事のついでにタオバオもデビューしちゃいました(やり始めると勢いに乗って速い)。
おかげで旦那に内緒のお買い物が増えました。笑
渋っていた割には登録してしまえばあっけないもんです。
これまでポイント狙いで少額でもわざわざクレジットカードを出して支払いすることすらあったのですが、アリペイに紐付けてからは一気にアリペイ払いが増えるようになりました。
と言っても当時は今みたいにQRコードがペタっと貼ってあるお店はそれほど多くなくて、POSレジのあるショッピングセンターやスーパー、インターネットショッピングで使う感じでした。
今のようにどこもかしこも電子決済できるようになったのは一昨年くらいからですかね?
市場でもアリペイorウィーチャットペイで払えるようになったし、私にとっては病院の支払いに使えるようになったのが1つの転換期だったと思います。
万が一の為に家にある程度の現金を準備しなくても済むようになりました。
今では現金決済と電子決済の立場が完全に逆転し、ちょっとしたお出かけには家の鍵とスマホさえ持ち歩いていれば大丈夫になりました。
電子決済のメリット
スマホでのお金のやりとりすることによって、小銭が増えて財布が重くなることもないですし、ボロボロのお札を返されて嫌な思いをしなくてもいいですし、そもそも汚いお札に触らなくてもいいですし、偽札を心配する必要がなくなりました。
もちろん偽コードのスキャン事件も無くはないですが、少なくとも酔っ払って乗ったタクシーの支払いで偽札にすり替えられる事件は起こらなくなりますね。
あ、もちろん泥酔状態でスマホ支払いにすることで丸ごと盗られちゃうリスクも無きにしもあらずなんですが、私の周りでこれまで4名の駐在さんがかなりの大金を失っているので、書いておきたくて…これ読んでますか?〇〇さん!
現金でないとダメな場面
今の私の生活において、現金が必要な場面って何だろう?と思い返してみました。
- 買い物カートを取るときに鍵に差し込む1元玉。
- 駐輪場の充電コンセント利用料金(1元玉)。
- 子どもの学校に支払う給食費と活動費。
- お祝い金、弔い金を包む時。
アレ?それ以上思いつかないな…、あと何だろう?
一方で旅行者や出張者には不便も
中国ではスマホ決済があまりにも普及しすぎて、観光客や出張で来る人たちは逆に不便を感じていそうですね。
だからなのかな、来中回数も出費も多い出張組にはアリペイに紐付けるための銀行口座を作りたいと思っている方が一定数います。
但し、現在中国で銀行口座を作るには長期滞在であることが前提になっており、私の知る限り、国有四大銀行では居留許可のない人の口座開設はできません。
銀行口座がなくてもアリペイやウィーチャットペイは使えるのですが、友人などを経由してお金をチャージするのもなんだかね、、、
そういえば、不便を感じているのは非居住者だけではないんですよ。
中国人でもスマホに慣れないおじいちゃんおばあちゃん世代は苦労しています、という話を次回書きたいと思います。