上海のフリーペーパー、コンシェルジュ上海の2017年11月号は「心を掴む接待店」っていう特集でしたね。でも掲載されていたお店が日本料理ばかりで、私にはちょっと期待はずれでした(コンシェルジュさん、辛口でゴメンネ)。
だったら私が!ということで、今日は私がこれまでアテンドに使ったレストランや家族で行ったレストランで評判が良かった中華のお店を紹介したいと思います。
仕事の都合等でお食事中に写真が撮れていないお店は中国のグルメサイト「大衆点評」から引用しました。ご参考ください。
私が勤める会社で利用頻度が高いレストランは…
品川(桃江店)→ 閉店しました
→ http://www.dianping.com/shop/500990
四川料理のお店で、フランス租界にありました。どうして毎度のアテンドが四川なのか、不思議に思うほど頻出していたレストランです。しかも決まって桃江店でした。 (残念ながら、現在は品川は全店閉店しました。)
日本人と行くと麻婆豆腐がデフォルトですが、中国人と行く場合はほとんど注文しません。中国人に「日本人ってなんであんなに麻婆豆腐が好きなの?」と聞かれると、返事に困ります。。。だって、中国人にとって豆腐料理はお葬式の後に食べるご飯の必須食材なんですもの。。。
足元、品川に替わる四川料理のシャレオツ店なお店としては「俏江南」あたりが行きやすそうです。
http://www.dianping.com/shop/G4ryZ09N01vbatZW
以前は「巴国布衣」という四川料理のお店があり、変面ショーが見られることでアテンドの常連だったのですが、コロナの影響を受けて全店閉店しました。涙
圆苑(静安寺店)
→ http://www.dianping.com/shop/2697124
地元料理のお店で、スイスホテルの2階にあります。圓苑は市内にいくつかお店があり、個人的には興国路店の方が趣があるように思うのですが、帰りのタクシーの捕まえやすさを考えるとこちらの方が便利かも。
ここの红烧肉(hóng shāo ròu/ホン2シャオ1ロウ4)はマストでオーダーですよ!

その他、ユニークな盛りつけの創作系料理もあるので、1、2品取り入れると食卓が和みます。
また、何を注文すればいいのか判らない方は店員さんに頼みましょう。予約時に1テーブルあたりor1人あたりの予算を伝えるとバランス良く見繕ってくれますよ。
香港龙凤楼(巨鹿路店)
→ http://www.dianping.com/shop/8910946
広東料理のお店です。巨鹿路店は洋館の別荘スタイルになっていて、建物としては少し古いのですが、とても趣があります。天気のいいお昼時は、敷地内を少し回るのも楽しいかも。
ここのお店のマストオーダーはエビ蒸し餃子です。!あー、書いててヨダレが…

ここは蟹や海老料理が何種類かあって人気がありますので、是非1品は注文したいところ。人数が多い場合は、蟹も海老もどちらも注文することをオススメします。
中華料理をオーダーする時は、海鮮、肉(牛or羊or豚)、魚、鶏orアヒルorハトなどをバランス良く、色目も考えながら注文するのがマナーです。
日本人オンリーの接待であれば日本人が好きそうなものだけオーダーすればいいのですが、中国人も入る中華の接待の場合は、前菜の数は必ず偶数であること(人数に応じて6or8皿)、各素材をまんべんなく、バランス良く注文することがとても大事なので注意を払ってください。
注文のうまい、下手は今後のビジネスにも関わってきますよ。頑張ってください!
上海に出張に来てるのに北京ダックが食べたいと言われたら…
私は意地悪な秘書なので「上海なのに北京ダックですか?」と聞き返しますが(鬼)、それでもどうしても食べたい人には何も考えずにこちらを予約します。
全聚德(闸北店)
→ http://www.dianping.com/shop/500650
そう、上海にも北京ダックで有名なあの全聚徳がお店を出してるんですね~。あとは淮海中路と浦東にお店があるようですが、私はこちらにしか行ったことがないです。闸北店はちょっと古い感じです。

さっき大衆点評で“北京烤鸭”で検索したら、他にも良さげなレストランがチラホラありましたが、アテンドのお店選ぶのって面倒大変ですもんね、手っ取り早く高級ホテルの中華レストランに行った方がいいかも知れません。一応ダックの有無は確認して下さいね。
ガイドブックに載ってないしゃんさくセレクト
しゃんさく.comの名誉にかけて(大げさすぎる)、私オススメの接待に使える中華レストランを2件ご紹介します。
食庐(虹桥南丰城店)
→ http://www.dianping.com/shop/22179722

場所は日本人ビジネスマンの多い虹橋地区、南豊城の北エリア6階にあります。カテゴリーとしては江蘇省揚州辺りの淮扬菜なんですが、この内装でも見て取れるように、ちょっと小洒落た創作系中華レストランです。ワインに合いそうなメニューがたくさんあります。高級中華とまではいかないけど、そこそこのレベルは保っているので、役員接待などでない限り、十分使えるお店だと思います。虹橋エリアにお勤めの方、近いので是非下見に行ってみて下さい。

膳道(普陀店)(金沙江路に移転)
→ http://www.dianping.com/shop/5669340
普陀店と書いてあるので、ちょっと行きにくい場所にありそうな感じがしますが、実は虹橋エリアから近い長風公園の向かいにあります。マリオット長風公園ホテルからも徒歩圏内です。
元々マリオットの近くにあったのですが、地下鉄工事で閉店となり、金沙江路×大渡河路(地下鉄13号線大渡河路駅)のビルに移転しました。
このお店は上で紹介したお店より高級感があり、個室に小さなお庭が付いています。

ここも創作系中華レストランで、薬膳メニューもあり一風変わったお料理が味わえます。
私が行ったのはかなり前のこと、しかも軽く食事をするつもりだったのに入った先が高級感溢れる個室だったのでびっくりした記憶があります。何を食べたのかは正直覚えておらず、大衆点評に書いてあるオススメではなく、普通にオーソドックスなものを注文して出費を抑えたような。。。
一番人気なのはお皿にちょこっと乗せられた牛肉ステーキ。クチコミによるとお口に入れるとトロけるそうですが、1皿300元します。
このお店は是非接待で行って、食べたいものを心置きなく注文するよが宜しいかと。笑
日本に在住の方が中国のレストランを予約するには…
仕事であれば現地スタッフに任せて予約をすれば良いのですが、プライベートな用事の場合は自分で予約したいところですよね。
上海であれば日系の予約代行サービスが複数ありますので、そちらを利用されると良いと思います。
(ラクトさんやジャピオン系列の会社さんで予約してもらえます)
中国は中国語しか通じないお店が多いので、言葉の問題が大きな壁となってしまうのですが、今は多くのレストランが微信アカウントを持っているので、個別に予約するのもオススメです。
また、大衆点評ではアプリ経由での予約を受けているお店もあるので、一度覗いてみるといいかも。
言葉に困ったら、こちらのような翻訳機があると便利ですね。


SIM内蔵なので、別にWi-fiを借りなくて良いというメリットがあります。
スマホの翻訳機能で十分という方も、肝心のスマホがネットワークに繋がっていないと使えませんので、中国に渡航される場合はしっかりと事前準備をなさって下さい。




皆さまの中国出張が少しでも快適に過ごせますように。