アウディQ3 vs BMW X1 試乗レポ!

上海生活あれこれ

 

先般市内で開かれていた自動車展示販売会を機にクルマの買い替え欲が急騰してしまった我が旦那。その後、粛々と秘密工作(!?)をしていた彼は、試乗の予約や粗方の見積もりまで済ませて私に事後報告してきました。

せっかくの事前工作を踏みにじるとケンカに発展してしまうので、とりあえず試乗には付き合ってあげて、それから買い替えしない旨を説得すればいいやと思って出かけたのですが、逆にこちらが買い替えに向けてグイグイ攻められてしまい、いろいろな状況を鑑みて買うなら今かも知れないと考えが変わり始め、結局買うことになってしまいました(早っ!)。

今日は、我が家が比較検討したアウディQ3BMW X1の試乗レポをお届けします。果たして我が家に適したクルマはどちらなのでしょうか?

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外観比較

こちらパンフレットの写真ですが、外観のぱっと見た感じではさほど大きさに違いを感じませんでした。

左:アウディ Q3 右:BMW X1

 

が、中国の自動車情報関連サイト「汽車之家」のまとめ記事で見た横から撮った写真で比べると、前方部分の高さに違いがあることが判ります。

※汽車之家より(リンク先は追記にて)

 

私は背が低いのであまり気にしませんが、背の高い男性にとってはこれは大きなポイントかも。

運転席上部に圧迫感を感じるかどうかという点では、X1は全くそれを感じません。Q3は私は気になりませんでしたが、旦那はちょっと気になるようでした。

ちなみに、車長、車幅、車高はそれぞれこんな感じです。

今乗っているプレマシーは4585(長)×1750(幅)×1620(高)です。

タイヤの大きさとか運転席の高さが違うことを考えると、Q3は車内空間がちょっと圧縮されてる感じがしました。

この写真を見ても、Q3はシャシー高度が若干高めです。

 

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後部座席の乗り降り快適性

後部座席に乗るのはほぼ子どもたちなので、試乗には子どもたちも連れて行きました。

実際に乗った感じで、どちらが快適かを判断してもらいたかったのです。

まず試乗の時に真ん中に座った下の子の感想として、X1の真ん中はシートがとても硬いと言っていました。

家族のメンバーでこの位置に座る可能性が一番高いのが下の子なのですが、長距離移動の際には座布団を敷いたり、時折場所を変わってあげたりする必要があるかも知れません。

あと後部座席で気になったのはX1のシートの奥行きが浅いこと。

これについて、旦那が座った感想としては、シートに座れる面積が狭くて長距離乗っていると疲れるかもと言ってました。私や子どもたちはあまり気になりませんでした。

ただ、X1の後部座席にはシートのデメリットを払拭する広々とした空間がありました。背が高い人でも後部座席で膝が伸ばせます。また車内空間の高さの違いもあり、後部座席に乗っていても窮屈した感じが全くありませんでした。

X1の後部座席は上も前も広い感じ。ルーフも大きくて明るい

私みたいな小柄な人にとっては空間が大きすぎると思えるくらいです。見方を変えれば足元に荷物が置ける利点があるとも言えます。

7人乗りのプレマシーと5人乗りのコンパクトSUVでは当然5人乗りの車内空間は狭くなるので荷物の積載性が劣りますが、この点、X1は車内が広いのであまり心配しなくても良さそうです。

 

あと特筆すべきなのは乗り降りの快適性。

バックドア部分の比較。大きさが全然違います

この写真のとおり、バックドアの大きさ、つまり乗り込み口の大きさがかなり違っていて、乗り降りの快適性は圧倒的にX1が上でした。

しかももう1つ気になったのは、Q3のドアが異様に重いこと。X1の方がドアが大きいから当然こちらが重いかと思いきや、ドアはQ3の方が遥かに重く、下の子は力が足りなくて何度も半ドアをやらかしてました。

安全性やデザインを考慮してのことと思いますが、後部座席全体で見ると、X1の方が我が家に合っていると思いました。

 

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トランク比較

後部座席比較のついでにトランクも比較した感想を書いておきます。

この写真で見ると、大きさにそれほど違いは感じないかと思いますが、実は大きく違う点が2つあります。

1つはQ3はこの部分が突出していること(X1はこの部分は比較的フラット)。

リアタイヤ部分の出っ張りがある

またQ3はこのフタの下にスペアタイヤが入ってて収納として使えませんが、X1パンクしないタイヤを履かせているので、スペアタイヤがありません

X1のこの部分は浅いながらもモノが収納できるようになっています。

私は車の重量が増える(=ガソリン消費が増える)のであまりクルマにモノを積みたくない派で収納はあまり大きなポイントとして考えていないのですが、旦那はX1の収納性がかなり気に入ったみたいです。

 

運転快適性

後部座席&リア収納の状況からすると、X1に傾注しているこれまでの評価ですが、同じく大事にしたいのが運転の快適性です。運転しててどっと疲れちゃうようなクルマだと走ってても楽しくないし、このクルマを買って一番運転する機会が多いのが私なので、Q3、X1それぞれ2回ずつ試乗してみました。

で、運転した感覚としては私は圧倒的にQ3が運転しやすいと思いました。

なぜかと言うと運転席から見た前の景色が今のプレマシーに近く、ハンドルが軽くて回しやすかったからです。

特にハンドルの握った感じとこの下側のフラットになってる部分がすごく快適で、操作性が良かったです。

一方のX1はハンドルが超重い。こんなの長時間運転してたら疲れちゃうんじゃないかと心配に思うほどです。

あまりにも重いので、気になって日本と中国のX1の口コミをチェックしたら、やっぱり多くの人がハンドルが重いと評価してました。

私は2回試乗して2回ともあの重さが気に入らなかったのですが、あれはドイツのアウトバーンでもハンドルがブレることなく運転できることを考慮して設計されたものだとのこと。そう言われると、まぁ納得は納得です。

思えば、試乗で路上に出るときに少し長めの距離をバックしたのですが、プレマシーのようなブレは確かになかったかも。運転技術のせいもあると思いますが、バックするときにどうしてもちょっと曲がっちゃうんですよね、私。X1はそれがなくて、ちゃんとまっすぐに進んでくれました。

 

あとQ3が快適だと思ったのは足の感覚にも大きく関係してたと思います。

試乗は当然ながらいつもと違うクルマを運転するわけで、やっぱり少しは緊張するというか、ぶつけちゃいけないっていう気持ちが出てくるじゃないですか?

X1の試乗のときはかなり緊張したんですが、Q3に乗ったときにその緊張を感じませんでした。

乗った順番で言うと、X1→Q3→X1→Q3と乗ったんですが、X1のときはどうしてもカラダが硬くなっちゃってリラックスして運転できなかった感じ。

何でかなぁといろいろ考えて思ったのは、Q3はブレーキとアクセルの感触がプレマシーと似てた(プレマシーはアクセル軽い、ブレーキ重い)からじゃないかなと。

つまりプレマシーでカラダが慣れてしまっていて、逆タイプだったX1(アクセル重い、ブレーキ軽い)の時に、アクセルを踏んでも進まない感覚とブレーキを踏んだときの効きすぎ感が慣れなくて運転が疲れちゃうと感じたのかなと思いました。

ハンドルとアクセル、ブレーキ問題は慣れれば気にならなくなるというのが旦那の見解でしたが、思えば免許を取って20余年、これまで私が乗ってきたクルマは全部アクセル軽い、ブレーキ重い系のクルマばっかりだったんですよね。

今後出退勤をクルマで移動するとして、ウチの会社は郊外にあるので、1日だいたい50kmくらい運転することになるのですが、本当に慣れるのかな?

プレマシーでも毎日クルマで出退勤すると疲れるのに、X1で大丈夫かなという不安があります。

 

後部座席にデメリットはあるにせよ、私が運転するならやっぱりQ3かなぁ。

 

以上、試乗した感想としては、

旦那:X1

私:Q3

上の子:X1

下の子:どっちでも

という結果でした。

 

後は購入する上での条件で最終決着をつけることになります。

次回記事を乞うご期待下さいませ!

 

追記

今日の記事で紹介した汽車之家のコンパクトSUV比較記事は我が家がクルマを選ぶ上でとても勉強になりました。

ご参考までに、汽車之家から引用した写真のリンク元を貼っておきますね。Q3、X1の他にもボルボ、レクサス、キャデラックなどが登場しています。

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1年後に書いたX1についての記事です。Q3との比較も書いてます。

 

 

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