さくら家、クルマを買う 熾烈な争いに勝ったのはどのクルマ?

上海生活あれこれ

 

ふとしたきっかけでポチった自動車展示販売会のチケット。

その後実際に足を運び、ココロに響いたクルマに出会い、経済的な葛藤と戦いながらも、遂にクルマの買い替えを決めた我が家。

今日は買い替えの決め手になった要素をいくつかご紹介します。

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乗車歴8年。中国で10年乗るのは難しいのか?

我が家の現マイカーはマツダのプレマシー。2011年の前半に買っているので、現時点で約8年半乗っていることになります。

走行距離は6万kmちょいでそれほどヘビーに使ってなかったのですが、8年も経つとちょっとくらいの傷は放ったらかしにしたりして(知らない間に結構傷付いている。特にバイク便とのすれ違い)、正直くたびれ感満載のクルマになっていました。

また最近気になってたのは、アクセルを踏んだ時の反応の悪さ。

元々走るタイプのクルマではないし、私も走りの良さをそこまで求めていないのですが、ちょっと踏み込んだ時の発進の悪さと時折起こるタイヤスリップが気になってました。

経年劣化のせいなのか、事故後の後遺症なのか。どちらにしても、余命が長くないのは確かです。

日本だとクルマ1台を乗り潰す目安として10年が1つの区切りになると思うのですが、中国ではどうなんでしょう?

私の個人的な見解としては、中国の方が明らかに道路の品質が良くないし、空気も悪い。自動車のメンテをしてくれる人のレベルもイマイチ判らないし、使い方によっては10年もたないかもと感じています。

 

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下取りの相場

中国でもクルマを買い替えるとなればディーラーが下取りしてくれます。価格はそのクルマの人気度と経過年数と補修歴によって決まります。

我が家の場合、A店では3万元ちょっと、B店では4万ジャスト、C店では4万弱と言われていて、この価格で引き取ってもらえるのは今年の12月31日までとのことでした。

経年値下がり率はおおよそ10%くらい。

もし12月31日までに下取りで出さなかったら、1月以降はこれが3万~3万5千が上限になると言われました。

ウチのクルマは特に人気の車種ではありませんが、流通台数が少ないので一定の価値は保っているらしいです。でも事故歴があるからどうしても市況より1万元ほど落ちるんだそうな。泣

 

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環境排出基準にも留意を

中国は今、国全体で環境保全に力を入れていて、大都市では既に国Ⅵ基準が施行されており、この基準を満たさないクルマ(国Ⅳ、国Ⅴ)は販売できません。

既に購入、登録済みの国Ⅳ、国Ⅴ基準のクルマについては、しばらくの間は強制買い替えの通達は出ないと思いますが、この国のやることを思えばそれなりのリスクヘッジをしておかなければなりません。

つまり、下取りに出すクルマの環境基準が古ければ古いほど、リスクが高くなるので(売りたくても買い手がおらず価値が落ちる)、早めに買い替えておくのが安心だということです。

今後外地の二級、三級都市にまで国Ⅵ基準が広がると中古車を含む自動車販売市場がまた大きく変わってくると思います。

なので、国のマクロ政策もちょっと頭に入れておくのがベターです。

 

中国でも12月は駆け込みの時期

今年の中国自動車市場はマイナス成長が確実です。確か販売台数の落ち込みは▼10%くらいだったと見込まれてたような。

我が家は今回、アウディのQ3とBMWのX1を比較検討していて、どちらのディーラーからも、一部グレードとカラーは人気があるので、販売状況と在庫との兼ね合いで場合によってはクルマの引渡しが年明けになると言われました。

価格については、昨年と比べるとマーケットが低迷していること、12月は年間販売数の締めの月でもあり、これまでよりも割引率が若干良くなってますよーと言われました。(たぶん1年中理由を付けて今が買い時!と言ってると思うけど)

実際の数字で言うと、アウディでは定価から8掛け、さらに双十二のプロモーションとしてメンテナンスチケット1,000元分、ガソリンカード1,000元分など合わせて12項目、総額3,000元くらいのお買い得キャンペーンが付くと言われました。

BMWは自動車展示販売会の時のキャンペーン価格をそのまま引っ張っていて定価の7.9掛け。双十二のプロモは?と聞いたら、保険やオプションの値引きをつけると言われました。

 

我が家が選んだのは・・・

双方のディーラーで話をするうちに、クルマを替えるなら年内に、そして買うならBMW X1にすることでココロが決まりました

展示会場にあったBMW X1

見積もり額と下取り額(期限も含め)と営業マンの人柄、ディーラーの場所諸々、総合的に判断した結果です。

私は最後までQ3の運転快適性に惹かれてましたが、それを除いた要素のほとんどでX1に軍配が上がったのでこちらに決めました。

最後、X1は7.8掛けにしてくれて、年内納車を確保すると言ってくれました。

結果アウディよりも安くなり納車も来年に伸びずに済みました。

来年納車だと1~2ヶ月クルマが無くなることになるので、春節中に不便だというのが旦那の主張でした。

 

今のスケジュールでは

・双十二前に契約を済ませ、ディーラーはできる限り早くクルマを手配する

・新車の引渡しと同時に旧車をディーラーに預ける

・ディーラー側で旧車のナンバープレートを外す手続きをしてくれる

・新車の臨時ナンバーは2回取って(1回15日有効、クルマ1台につき2回まで臨時ナンバーが取得できる)、旧車に付いていたナンバーは2020年の年明け後に新車に取り付ける

ことになっています。

 

従来の上海ナンバーを来年年明けにまで伸ばして付けるのには理由があり、こうすることで次回下取りor売りに出すときに経過年数が無駄にならなくて済むからです。

クルマの経過年数は1月スタート12月エンドでカウントするため、もし年末に今のナンバーを移しちゃうと、たった1、2週間しか乗っていないのに、2020年1月の時点で2年目のクルマと見なされ、将来の販売(下取り)価格に影響してしまうから。

こういうことも含めてBMWの営業マンがいろいろ提案してくれて、しっかり対応してくれたので良かったです。

思えば初回、自動車展示販売会で熱く説明してくれたのもこの人だったんだよなぁ。これもご縁なのかな。

 

クルマの買い替えに反対していた私ですが、最後は気持ちの良いお買い物ができました。

 

プレマシーよ、さようなら

旦那が先日契約を交わしに行った時、下取りの価値を少しでも温存するためあまり旧車に乗らないで欲しいと言われたみたいです。

確かに、何かの不運でぶつけちゃったりして価値を下げてもいけないので、週末に出かける用事があったのですが、タクシーで出かけることにしました。

あぁ、なんかもうこのクルマが運転できないと思うと、急に感慨深くなってきちゃったなぁ。

よく考えたら、私がこれまで運転してきた中で、このクルマが一番所有年数が長かったんですよね。

下の子は自分が誕生すると同時に来たクルマだと認識してて、「我的朋友(私の友だち)」とか言ってるし、他の家族のメンバーも皆、このクルマに思い入れがあります。

プレマシーはマツダが既に生産終了してる車種なので、今後はもう二度と乗れるチャンスはありません。

外観はどことなくダサさがあったような気もするけど、運転しやすかったし、乗り心地もまあまあだったし、本当に家族のサポートとして大活躍してくれました。

 

今までどうもありがとう。

 

またかっこいい車種が出てきたらマツダを選ぶかも知れないから、これからも研究開発頑張って!ホントにいい車だったよ、プレマシー。

 

以上、我が家のクルマ買い替えに関するあれこれをお届けしました。

では!

 

購入1年後、実際に乗ってみた感想はこちらに書いてます↓

 

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