スマホで簡単登記!住宿登記申告システムについて※2021年4月修正あり

お仕事あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

2019年10月25日から、上海市内に宿泊、居住する外国人に限り、「境外人員臨時住宿登記」がオンラインで申告できるようになりました。

今日は、その概況について紹介します。

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境外人員臨時住宿登記とは?

中国では、『中華人民共和国出境入境管理法』第三十九条に基づき、外国人は中国に入境後、エリア所轄の公安機関に宿泊地または居住地を登録する必要があります。原則、宿泊(居住)開始から24時間以内に登録することになっています。

臨時住宿登記単は居留許可の申請・更新などで必要となる書類なので、中国に長期間住んでいる方にとっては馴染みのある言葉ですね。

なお、出張や旅行でホテルに宿泊する場合は、ホテル側が住宿登記を代行することになっているので、宿泊者が特にすることはありません。ホテル以外でもサービスアパートメントであれば、フロントが代行してくれる所がほとんどです。

ホテル、サービスアパートメント以外の場所(一般住宅or友人宅など)に宿泊する場合は、本人または宿主が管轄の公安機関に出向いて登録する必要があります。

私の場合は上海にある夫名義の自宅に住んでいるので、これまでは夫が不動産権利書、戸口本、私のパスポートを持って近所の派出所に登録に行っていました。

 

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オンライン申告システムの運用開始

上海では2019年10月25日から住宿登記オンライン申告システムが運用されることになりました。

今後は、管轄の派出所に出向かなくても、スマホやパソコンで登録ができるようになります。

登録後はリアルタイムで申告結果が確認でき、滞りなく登録できればオンライン上で登記表をプリントアウトすることもできます。

 

出張ベースで来る外国人はほとんどがホテルに泊まると思うので登記はホテルが代行してくれますが、民泊や友人宅に宿泊する場合は必ず登記が必要ですので是非このオンライン登記システムを活用しましょう。

とても便利なサービスですし、今はこのシステムの普及が広がり、オンラインでの受付が基本となっていますので、是非オンラインで登録しましょう。

  

田舎の派出所では担当者がこれを知らず

担当者によって言うことがバラバラなのは中国ではよくあることですが、私が住むエリア管轄の派出所の民警さん、オンラインシステム稼働初期の頃は、この制度になったことを知りませんでした。

私の場合、数年前から入境後の登録は不要、居留許可を更新した後にだけ登録に来ればいいと言われていて、年に1度しか派出所に行きません。

そのせいなのか、ウチがどローカルにあるせいなのか、近所の派出所は外国人に関わる業務にやや疎く、今年は居留許可を更新した後の登録をすっかり忘れていたのに、確認の電話もなく、更新登録を忘れていても罰金はありませんでした。

 

で、先日しれっと更新登録に行った時に私もオンラインで登録していいよね?と聞いたら、民警さんに「何?そんなの知らない」と言われてしまいました。

後日、電話でオンラインでできると返答が来たので、次回からはもう派出所に行かなくても良さそうです。

 

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オンライン申告システムへの行き方

スマホの場合

このQRコードをスマホで読み取ってください。

うまくいかない場合は、微信で「境外人員住宿登記自助申報系統」と検索してみて下さい。該当のQRコードを識別すると登録画面に移れます。

 

パソコンの場合

パソコンの場合は、下記リンクをどうぞ↓

こちらをクリックするとこのような画面が出てきます。

※2021年4月末現在、該当のURLのリンクが切れてました。スマホから操作するのが良さそうです。

 

Step1:アカウント作成

上記画面で、

メールアドレス

パスワード

セキュリティコード

を入力してアカウントを作ります。

アカウント作成後、登録した内容でログインすると入力画面が開きます。

なお、パスワードを忘れてリセットする場合に、メールアドレスに認証コードが送られてきます。

万が一を考慮し、中国で滞りなく使えるメールアドレスを準備することをオススメします。VPN接続がないと使えないメルアドはいざという時に不便なのであまりオススメしません。(Gメール、gooメールは使えません)

  

Step2:登記内容の入力

ログインすると、最初にどの身分証を使って登録するのかの選択画面がポップアップで出てきます。日本人の場合はパスポートを選択します。

その後、また別のポップアップが出てきます。

ホテルに宿泊する場合はオンライン申請は必要ないと注意喚起してくれています。

その後、パスポートの写真ページ、パスポートを持った自撮り写真をアップロードし、居住先の住所、入境日、出境予定日(適当に入力でOK)、連絡先を入力して、SUBMIT(提交)します。

なお、右上の黄色の〇の部分をクリックすると、英語or中国語が選べるので、使いやすい言語を選んで登録してください。写真は英語版です。

※2020年3月追記:現在中国語、英語、日本語、韓国語に対応。

 

Step3:ショートメール確認

全ての項目に必要事項を入力してSUBMIT(提交)すると、先方で審査が始まります。

審査に通ると入力した携帯番号宛にこのようなショートメールが送られてきます。(私の時は数時間後にこのショートメールが届きました)

これで手続き完了となります。

 

なお、「境外人員臨時住宿登記単」が必要な方は、ショートメール内のリンクをクリックすることで確認できます。

このページのキャプチャーを撮っておく、ダウンロードして保管or印刷しておくなど、ニーズに合わせてご対応下さい。

ちなみに、私の時はこのリンク先をクリックしても真っ白で何も出てきませんでした。もし同じような状況が出た場合は、以下の対応で解決できます。 

 

1、システムにログインする

※追記:リンクが切れてます。スマホから操作して下さい。

2、右側の「历史记录」内で出てくるQRコードをクリック

3、自分の用途に合わせてダウンロードor電子メールに送るorリンクシェアを選択

 

以上です。

 

【重要】※2020年3月追記

これまで臨時住宿登記は、住所が変わらない場合は入国都度の登録は不要でした。

但し、現在は新型コロナウイルスが国外から中国に輸入されている状況に鑑みて、当局の外国人に対する管理が従来よりも厳しくなっているため、私個人の考えでは全ての人がオンラインで申告をしておくのがベターだと思っています。

 

なお、領事館からのメールでは下記のとおり案内されています。

●外国人が中国に入国し、ホテル以外の施設に宿泊する場合には、ご自身又は宿泊させる方が、「臨時宿泊登記(境外人員臨時住宿登記)」を行う必要があります。
●当館から上海市出入境管理局に照会したところ、原則、全ての外国人入国者は法律に則った手続きが必要であるとしつつ、特に短期滞在者(M、L査証など)については、宿泊施設が出国前と同じであっても、入国の度に登記が必要であるとの回答を得ました

※駐上海日本国領事館からのメール抜粋

 

この案内では「特に短期滞在者」と書いてありますが、私の知人は永住許可証を有しているのに、自宅訪問されて登録を促されたとの情報がありました。

永住者でも登録を督促されるくらいなので、就業や帯同などの期限付き居留許可であれば、尚の事登録が望ましいと思われます。

なので、今後国外から中国に入国し、ホテル以外に居住or宿泊する場合は、都度申告しておくようにしましょう。

  

以上、住宿登記オンライン申告システムについてのご紹介でした。

ご参考まで。

 

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