中環路沿いの隠れ市場「華環真北邻里中心」

上海生活あれこれ

 

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

先日、当ブログで「江楊(陽)水産市場」を紹介しました。

新鮮な水産品がお得に買えるいい市場ではあるのですが、市中心部から離れた場所にあり、交通費その他諸々を考えると、お得が相殺される懸念もあります。

 

そこで今日は江楊ほど遠くなく、いろんな食材がそこそこのお得なお値段で買える総合市場「華環真北邻里中心」を紹介します。

 

ザ・中国の市場!っていう雰囲気が残ってて数年前にタイムスリップしたような感覚も味わえるんですよ!

 

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華環真北邻里中心

住所:上海市普陀区真北路3777号

1号門には華環真北邻里中心と書いてありますが、近隣住人たちはみんな「真北路(大)菜場」と言ってます。

周辺住民だけでなく、遠方から車で来る人も多数。

午前中は人、自転車、バイク、車、トラックで結構ごった返してます。

 

交通:

最寄りの地下鉄は15号線古浪路駅ですが、降りてからかなり歩きます。

行きは地下鉄駅からシェアサイクル、帰りはタクシーなどと工夫するのが良いです。

もしくは近所に768路の終点があるのでそれに乗るかですね。

帰りにシェアサイクルに乗ろうと思っても、市場周辺は空き自転車がなかなか見つかりません(経験者)。

渋滞、帰りの荷物の重さを考慮し、私はほぼ電動バイクで買い物に行ってます。

 

営業時間:

詳細は不明ですが、私の経験から言うと、市場のゲートは朝7時には開いてます。夜近所を通った時に電気が消えてたので夕食後あたりには閉まっていると思われます。

市場内はお店によって営業時間が異なります。

お昼頃に一旦店を閉めて夕方からまた開ける店子さんもあります。

 

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大菜場ラインナップ

上海の街中にあるローカル市場と大差ないのですが、真北路菜場には海鮮品を取り扱うお店があり、私はそれを目的に出かけています(小さな市場だと海の魚が手に入りにくい)。

水産エリア 

1号門からが入りやすい

 

1号門から入って真っ直ぐに進むと、右手に海鮮を売ってるお店が見えてきます。

江陽よりも若干割高だけど市内よりは安い

 

今年の春節は江陽市場で調達したのでここでの買い物はまだですが、いつか機会があったらこのお店で買い物してみたいと思っています。

 

海鮮のお店のほぼ向かいに背のちっちゃな顔色の良いおばちゃんが切り盛りしているお店があり、上海蟹とアワビを売っています。

曹安路市場(現在閉鎖)時代から義母がひいきにしているお店で、品は確かです。

曹安市場閉鎖と共に真北に移転してたらしく、我が家もたまたま真北に近いエリアに引っ越して、市場で数年ぶりのご対面を果たしたというご縁のあるお店です。

 

1号門から入った通りを突き当たりまで行くと、サーモンの専門店が2店あります。

サーモンブロックやおつまみ各種が買える

 

右側の肥仔三文魚はチェーン店でここ以外の市場にもお店があります。

我が家はその左のお店で買ってます。

ここにはサーモンだけでなく、たこわさ、あさりの和え物、海草や牡蠣があります。

たくさん買うと多少の値引きをしてもらえます。

 

先日は鮭のお頭を2つと牡蠣を購入。

鮭のお頭は1つ10元という破格値です(15元の時もある)。

激安の牡蠣たち

牡蠣はお願いすると殻を剥がしてくれます(写真左の状態で袋に入れてくれる)。

蒸して食べるのがオススメです。

 

突き当たりを右に行って少し進んだ左側にも海鮮品を売ってるお店があります。

海鮮蒸しに欲しい材料が全て揃う

 

昨年の春節はこちらでロブスターを買ってオーブン焼きにしました。

買い物の快適性から言うと、わざわざこんな汚い市場に行かなくても盒马に行けば新鮮な海鮮が買えるのですが、ここ数年、いろいろと比較した結果、やっぱり市場で買ったモノの方が満足度が高いというのが実感です。

便利な市場が近所にあるのは本当に助かります。こういう面ではローカル住まいも悪くないなと思います。

  

水産品エリアにはその他川魚を扱うお店、冷凍のエビ、イカ、タコ、サバを置いてるお店もあります。

以前は冷凍サンマはほぼこの市場で買ってたのですが、今年はサンマが見当たりません。

なんだろ、紛争のせいで品が入ってこないのかな?

 

農産品エリア

水産品エリアを抜けると農産品エリアがあります。

市場の大まかな区分け

一般に、ローカル市場ではお店の人に顔を覚えてもらえると多少の値引きをしてもらえたり、おまけがもらえたりするのですが、そこまで頻繁に行くわけではない場合は細かいことは気にせずに、品質重視で鮮度が良さそうなお店をハシゴするのが良いと思います。

 

野菜エリアの一等地。

規模の大きさに圧倒されそうな農産品コーナー

 

果物コーナー。

果物コーナーはピンクの電球が目印

 

ピンクがかった電球がつけられてて果物が色よく見えますので注意が必要です。

値段は安いですが、果物は野菜よりもデリケートですし、重量があって持ち帰りが大変なので、私はここではたくさん買いすぎないようにしています。

 

農産品エリアを奥に進み、果物コーナーを抜けた先に行くと、トマトだけ!白菜だけ!みたいな単品売りの店子さんが多く見られ、奥に行けば行くほど単価の安いお野菜がGetできます。

奥の方は人がややまばらに

  

農産品エリアの周りを囲むように乾物、お米、油などのお店が並んでいます。

脇には調味料、乾物、お米、粉などのお店が並ぶ

日本では見かけない調味料が並んでたりして見てるだけでも楽しいです。

 

お肉エリア

水産品と農産品に囲まれた所にお肉エリアがあります。

豚肉屋さん、牛羊屋さんは場所が分かれてます。

豚肉コーナーの様子
牛肉コーナーもピンク電球です

 

果物エリア同様、お肉エリアもピンク色の電灯がついててお肉の善し悪しが判断しにくいです。

近所に住む同僚はここでまとめ買いをすると言ってたし、いつもお客さんがたくさんいるので、鮮度や品質はおそらく大丈夫だろうとは思うのですが私はここではお肉をほとんど買いません。

  

お惣菜エリア

中華の前菜に出てきそうなお惣菜を売っているエリアです。

我が家は、週末の午前中にここの市場で買い物し、帰りにお惣菜エリア内にあるワンタン屋さんに寄って家で茹でるだけの生ワンタンを調達し、それをお昼ごはんにするのが定番です。

 

よく利用するお店が2件あって、どちらもワイマイに対応してないので、ワンタンや水餃子が食べたくなったらいつもここに買いに来てます。

テンポよく包む姿を見ていると待ち時間があっという間に過ぎます。

ワンタンは荠菜(jìcài)が、水餃子は芹菜(qíncài)がオススメです。字が似てるのでお間違えになりませんよう。

中で食事ができる軽食屋さんがありますが、市場内にあるレストランなので衛生度その他はあまり期待せず、空腹を満たす場所と思って下さい。

 

市場内には雑貨屋さんなども豊富にあります。

カツラ屋さんとかニセモノバッグ屋さんとか、需要があるから品物が置いてあるんだろうけど、こんな場所で売れるのかしら?と不思議に思える品物がチラホラあって、見てて面白いですよ。

 

市中心部から離れてるのでわざわざ買い物に行く場所ではないかも知れませんが、中国を知る、人民の生活を垣間見るという意味では行ってみる価値があると思います。

 

興味のある方は是非!

以上、華環真北邻里中心のご紹介でした。

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