こんにちは、しゃんはいさくらです。今年の春節は皆さんいかがお過ごしでしたか?
我が家は上海で年越しし、今年もどこにも出かけずずーっとのんびりダラダラ過ごしてました。
どこにも出かけずとは言いながら、7日間も家の中に閉じこもっているワケではありません。
我が家の春節恒例行事の1つに「上海書城へ行く」というのがあります。
普段、場所的に時間的になかなか行く機会がない上海随一の書店に足を運び本を物色するのです。
今日は、見るだけでも楽しめるかも知れない(!?)上海書城ツアーへご案内致します。
上海書城福州路本店

交通
・地下鉄:
人民広場から:1、2、8号線人民広場駅下車。14番口から徒歩10分
南京東路から:2、10号線南京東路駅下車。4番出口から徒歩10分
・タクシー: 「福州路的上海書城」と伝えます。上海書城を知らない運ちゃんはいないと思います。配車アプリを使えばもっと便利ですね。
・自家用車: 裏手にある世界貿易大厦の駐車場がオススメ。あの駐車場、近いばかりでなく、いつも必ず空きがあるというご縁のある駐車場。書城に行く時に駐車場に困ったことがありません。
営業時間
営業時間は朝9:30~夜21:00まで、年中無休です。春節も休みなく営業しています。
我が家は特に人の少ない年初一(春節初日)に行くのが恒例ですが、今年は前日にかなり夜更かししたので、年初五に行きました。
上海書城が楽しい理由
本の取り扱い数が上海No.1だからです。
いろんな本を取り扱っているので、大人も子どもも楽しめる点が魅力です。
私は普段中国語の本をそれほど読みませんが、興味を持ったものについては中国語本で勉強することもあります。
昨年はここでお菓子のレシピ本やコーヒーの本をかなり立ち読みしました。
本って中身をある程度見て買いたいじゃないですか?
ネットショッピングだとなかなか立ち読みできないので(一部立ち読みできるサイトもあります)、こうして定期的に書店を訪れて本を物色しています。
ちなみに我が家が実際に本をお買い上げしているサイトは「当当網」。取り扱い数が多く、お値段的にも実店舗で買うより安いのでオススメです。
上海書城フロアガイド
上海書城は1階から7階まであります。

1階
1階は料理、お酒、お茶などの暮らしに関係する本や旅行ガイドなどのコーナーがあります。
1階は人が多いので立ち読みしづらい時もありますが、日本の田舎の本屋さんのように長時間立ち読みして嫌がられることが全くないので、自分のペースで立ち読みして大丈夫です。

2階
2階は中国、外国文学フロアです。
1階でも人気本の紹介コーナーがあるのですが、もう少し落ち着いて小説を探したい場合は2階で立ち読みするのが良いでしょう。
そういえば2階の一等地に新しくお茶屋さんが出来てました。
※2021年1月追記:現在閉店してお茶屋さんはなくなってます。

易武正山が1杯26元か。1杯がどれくらいの量なのかわかりませんが、私が行った時間帯はお客さんゼロでした。私もきっと飲まないだろうな。。。
もし何か飲みたくなったら店内にある自販機(スマホ払い)か、1階にある永輝スーパーで飲み物を調達するのがリーズナブルですよ。
※2021年1月追記:1Fにある永輝スーパーもなくなってました。長居しそうな場合は、ペットボトルの水などを持っていると安心です。
3階
3階は金融、経済、法律などの専門的な本が並びます。我が家はいつもこの階は素通りです。私も旦那もこういった分野に全く興味がないので。。。
4階
4階は外国語学習者向けの本がたくさん集められています。その隣には中国語を学ぶ外国人向けのテキストもたくさん並べられています。
辞書があるのもこのフロアです。

最近の状況を確認していないので何とも言えませんが、個人的には中国語テキストなら大学の近くにある書店、特に上海外国語大学の南門のところにある書店の方が種類が豊富だったと記憶しています。
もしくは大学が多い五角場にある上海書城ですかね。
HSK関連のテキストが欲しい場合は上海書城よりも外文書店や大学近辺の書店(考试书店)に行った方が良いと思います。ご参考まで。
5階
5階には工業、農業、コンピューターなどの専門書が集められています。また薬学や中医学の専門書があるのも5階です。
1階にも健康関連の本があって、数年前にそちらでツボの本を買ったことがあるのですが、中医学コーナーはより専門的な本の取り扱いがあります。
中医や中薬に興味がある方は一度覗いてみると面白いかも。

6階
6階は子ども向けフロアです。
どこかのデパートのおもちゃ売り場と違わないラインナップです。本屋なの?あなたってツッコミたくなるくらいです。
奥の通路を行った先に書籍コーナーがあります。
幼稚園年長さんから小学生くらい向けの本が並んでいます。我が家が必ず訪れる場所です。
7階
7階には書道関連や音楽関連の本が集められています。また同階の一角に外文書店のような諸外国(台湾・香港含む)からの輸入本コーナーがあります。

輸入書籍の中にはもちろん日本語の本もあり、日本では既に絶版になっていそうな古い本もありました。
ただ、輸入価格でびっくりするお値段が付いてたので、誰も買わないんじゃないかと思います。しっかりホコリも被ってましたしね。。。
ちなみに日本で2,000円する本が260元で売られてました。
そして、なぜかここだけ撮影厳禁で店員が鋭い目でお客さんを睨みつけているので、私は早々に立ち去りました。
※輸入書籍なら2021年に新しくオープンした蔦屋書店(コロンビアサークル内)に行くことをオススメします。
そういえば、7階にコーヒーの自販機がありました。

フロアにコーヒーの香りがしなかったので、誰も買っていないと思われますが。。。
衛生的にも何だか心配ですしね、コーヒーなら2階にあるスタバか書城を出た向かいにある逸山で買いましょう。
カオスな1階会計レジと6階子どもフロア
大まかに各フロアを紹介しましたが、その中でもカオスな場所がありまして、それが1階の会計レジと6階子どもフロアです。
私たちが年初五に行った時、子どもが冬休みの宿題にすぐ読みたい本があると言うので書城で買って帰ろうとレジに持って行ったら、もんのすごい人で並んで買う体力が残っていなかったので、結局子どもをなだめて買わずに帰って来ました。
時間帯によってはレジがカオスなので、各フロアで精算しレシートを出口で見せるのも1つの手です(レジがないフロアもあります)。
あともう一箇所、おそらく多くの日本人がびっくりすると思われるのはこの光景。

中国ではあるあるなのですが、中国人は地べたに座り込んで立ち読みならぬ「座り読み」をする人がとっても多いんです。
図書館もそうですが、慣れた親子だと、親が別で自分の読みたい本を選んでから子どもコーナーにやってきて、子どもと一緒に座り読みするツワモノまでいます。
この日は特に子どもが多く、足の踏み場がないくらいにツメツメで座っているところもありました。
それでも店員さんはいつものこととあってか知らん顔。どれだけ長居しても文句1つ言われません。なんて大らかなお店なんでしょう!!
以上、大ざっぱですが「上海書城」のご紹介でした。
中国の本屋さんは日本とはひと味違った雰囲気を味わえる意味でも、外国人が訪れて面白い場所の1つではないかと思います。
近くに寄った時に一度お店を覗いてみてはいかがでしょうか?