来客の手土産に唖然!コレ、絶対ホルモンイチゴだ!

上海生活あれこれ

 

ある週末、我が家で火鍋をすることになったので、火鍋が大好きな親戚を招いて一緒に食事をすることになりました。

呼んだ親戚の1人は薬剤師で、ヒトの健康に対しては一定の関心を持っているはずなのですが、そんな彼女が買ってきたのは世にも恐ろしいあの毒イチゴ。。。

今日は先日書いたイチゴに関する記事の続編として、ホルモンイチゴの実物がどんなものなのかをご報告します。(愚痴も入ってますm(_ _)m)

 

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どこまでも世間知らずなのに「先生」と呼ばれている薬剤師の叔母

愚痴から入りますが、ウチの叔母(65)は世間を全く知らない人です。ウチの家族や親戚がそう口を揃えるんだから、きっとそうなんでしょうね。

私が彼女と話を聞いてて「??」と思うのは、私が日本人で相手が中国人だからだと気にしてなかったのですが、旦那のいとこ、つまり叔母の娘ちゃん曰く、「世間知らずでモノの善し悪しが判らない、買い物ができない人」だとのこと。

その買い物ができない世間知らずな叔母が手土産に持ってきたのが、真っ赤っかに色づいた大きな大きなイチゴでした。

ちなみに、上海人同士の仲の良い知人宅訪問や親戚宅訪問の場合、手土産が1つというのはあり得ないレベルのケチだと認識されるのですが、叔母の手土産はイチゴ1パックでした(せめて娘ちゃんが何か足すことを気にかけてもいいのだけど、あの親にしてこの子とはこのこと)。

いつものことなので気にはならないのですが、口うるさいし、言うことは間違ってるのにエラそうだし、会うたびに嫌な気分にさせられる人の1人です。中国の医療が信じられないのも、彼女の姿を見ているからかも知れません。

 

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おさらいします!イチゴの洗い方

愚痴はこれくらいにして、本題に入ります。

農作物への農薬の使用については多々意見がありますが、少なくとも消費者側として何らかの手段でリスクを低減することを考えなければいけません。特にイチゴは生で口にすることが多く、その実に直接クスリがかかっているので、しっかり洗わないと農薬が直接体内に入ることになってしまいます。

以前のイチゴ記事にも載せてますが、イチゴの洗い方をもう一度おさらいしておきます。

イチゴの洗い方

1、流水でゴミなどをしっかり洗い流す。(洗い終わるまで切らないこと)

2、用途別の溶液に浸す(5~10分)

①農薬(酸性)除去→アルカリ溶液

②微生物除去→塩水

③汚染物除去→小麦粉、片栗粉溶液

3、流水で溶液をしっかり洗い流す。

 

アルカリ溶液にオススメのホタテ貝粉末

過去、我が家では義母がイチゴを洗ってくれることが多く、彼女が使うのは塩水でした。その後、ホルモンイチゴの記事を目にして以降は私がイチゴ担当になり、アルカリ溶液で洗う方法に変えました。アルカリ溶液を作るにはいくつか方法がありますが、私はホタテ貝の粉末を使っています。

春節や春休みに一時帰国される方は日本でまとめ買いするのがいいですね。

帰国されない方は京東、タオバオなどで“贝壳粉(beikefen)”“汉方贝壳粉”で検索すると該当商品がヒットします。類似商品がありますので、注意して見てくださいね。

 

ベーキングソーダも手軽でオススメ

このほか、お米のとぎ汁やベーキングソーダ(重曹)でもアルカリ性溶液が作れます。重曹は、中国語で“小苏打”といい、製菓用の微小粉末のモノが使いやすくてオススメです。我が家は展艺というメーカーのベーキングソーダを常備しています。こちらも京東や1号店で購入できます。

 

アルカリ液で洗うとどうなるのか

流水でざっとゴミを流した後に、大きめのボールにイチゴを入れて野菜洗い粉末を振りかけます。水を入れながら、手で数回かき混ぜて粉末を溶かし、しばらく放置します。

すると、どうでしょう。水の表面に膜が張っているのが見えますか?

イチゴを洗うと溶液が大抵こんな風に変わります。

これまでどんなイチゴを洗っても、洗うたびに水の表面に膜ができています。高級スーパーで買ったイチゴでもです。

イチゴはやはり農薬を使っているケースが大半だということですよね。生で直接口に入れるものはやはりしっかり洗いたいですね。

 

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実写!ホルモンイチゴの外観内観分析

今回もらったイチゴ、大きすぎて怪しかったのでそのまま処分しようかと思ったのですが、もしかしたらまともなイチゴがあるかも知れないと思い、上記の方法で洗いヘタを取って切ってみることにしました。

【外観】

↑は洗浄後のイチゴたち。知らない人からしたら、何の変哲もないイチゴで、ちょっと大きいかな~くらいにしか思わないかも知れないです。

でも、私の調査によると(参考記事→)、外観の判断基準として

大きすぎる

形がいびつである

ヘタの部分が白い

種が黒い

イチゴは基本的にアウトです。この真ん中あたりのやつ、子どものげんこつくらいの大きさがあり、私の中ではあり得ない大きさです。

 

【内観】

こちらがヘタを切って食べやすくしたイチゴ。内観の判断基準は

中が空洞

色が白っぽい

実にみずみずしさがない

イチゴがアウトです。

 

あらまー、1つではありますが、中が空洞のイチゴがありました。泣

こういうイチゴは切り口の手触りもカサカサしています。

 

ちなみに、その他ヤバイイチゴがこれだけありました。

ヘタを落としたところの切り口が黒いってどうなん?この時、私は切りながら、味見しながら、食卓に出せるモノと出せないモノを選別していました。

 

後からくるヘンな味

イチゴの選別を終えて食卓に出したところで、用事があったので旦那と散歩がてら出かけることになりました。出がけに旦那が切りたてのイチゴを2~3つ頬張ったのですが、いつも味にうるさい旦那が何も言わなかったので、私もひと安心して外出。

ところが、旦那としゃべりながら歩いている時に、どうも私ののどがイガイガして口が渇く感覚がするのです。

寒いからマスクしてるし、空気が悪い日じゃなかったので何だか嫌な予感が。

旦那と話ながら心の奥で、「毒見してるときにホルモンイチゴ食べちゃったんだな、きっと」とだんだん不安になってきました。

ちょうど親戚の話題になり、叔母さんは相変わらずケチだねと彼女の話題も出たので、恐る恐る旦那にイチゴの話をしてみたところ、

「やっぱり!なんかね、アレ?このイチゴおかしいなって思ったんだよね。」

と言うではありませんか!!

 

速攻自宅に電話し、食卓にあるイチゴを処分するようお義母さんにお願いしました。

形も種も普通で実もみずみずしく、味も大丈夫だと思えたイチゴもダメだったのですねorz…

中国はいいものと悪いものを混ぜて売ることが多いので(古いものと新しいもののパターンもある)、とりあえず選別したから大丈夫かなと思ったのですが、甘かった!

頂き物だろうと何だろうと、怪しいと思ったら潔く捨てるべきです。貧乏性な性格が災いしてしまいました。。。泣

 

少なくとも洗うのが大事

私の勝手な想像ですが、農薬にもいろんな種類があって、質の良し悪しや散布頻度なども育てる農家によってきっと様々だと思っています。

すべての農薬に環境ホルモンが混入しているわけではないと思いますが、農作物の栽培に農薬の使用が不可欠なのであれば、少なくともどんな野菜、果物もまずはしっかり洗うことが大事だなと今回改めて思いました。

 

もちろん、その前の買う段階でしっかりと店子を見極め、きちんとしたお店で、大丈夫だと思える商品を買うことが大事なのは言うまでもありません。

自分の感覚を研ぎ澄まし、自分の商品を見る目を信じてお買い物して下さいね!

 

以上、ホルモンイチゴレポートでした。

 

私使用のホタテ粉末はこちら↓

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