下がった時こそチャンス!?中国株の買い時を考える

上海生活あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

中国で証券口座を開設して半年以上が経ちました。

証券口座を作った時のお話はこちら↓

 

その後少しずつ資金を投入しながら、気になった株をちょこちょこと買って経験を積んでいるところです。

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おかげさまで損益はマイナスです…

昨年の8月下旬から9月にかけて、上海総合指数が好調だった時期があり、その時は毎日証券アプリを見るのが楽しみだったのですが、その後恒大の債券問題があったり、世界的に不安定な状況になったりして、現時点のトータル損益は1,000元ほどのマイナスになっています。

 

これまでの経験から見て、A株は日本株やH株と比べると株価の乱高下が激しく、トータルの損益が変化しやすい傾向にあり、一喜一憂してはいけないなぁと思っています。(と自分をなだめるw)

  

今後利益が得られるようになるには、状況を見極めた売買が大事になってくるとは思いますが、今はまだそれができるレベルに達してないので、基本、自分が興味を持って買った株の値動きを観察しているところです。

 

 

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私の投資スタイル

「それじゃ勝てないよ」

と、複数の中国人に笑われたのですが、私は長期保有することを念頭に中国株を買っています。

特に理由はないのですが、日本でH株をやってた時に黒字で終えた経験があり、当時のやり方を踏襲して様子を見ています。

 

また、投資情報サイトに出てくるような株探しで参考にするデータ(PBRとかPERとかの類)を見ながら、日本でよく言われるような株式投資のルールや法則がA株にも当てはまるのかを試しているところです。

 

現在はまだ経験が浅く、方法の是非を判断する時期ではないかも知れませんが、損益がマイナスなので適した方法でない可能性があります。

とりあえず今後訪れる配当期まで待って総合的に判断したいと思います。

 

 

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中国人の投資スタイル

ところで、以前の中国では売買益を狙って頻繁に取引するスタイルが主流でした。

 

現在は、私の周囲の環境のせいなのか、上海全体で投資熱が冷めているのか、いろんな場で株の話を聞くことがほとんどなくなってしまって確証がありませんが、長期保有する考え方を笑われたことを思うと、今でも頻繁な売買で利益を得ていくのが主流なのかも知れません。

 

以前、中国の株式市場は他国のマーケットと比較して配当を軽視する傾向にあると聞いたことがあるのですが、だから余計に中国人投資家さんたちは売買益に目を向けているのだと思います。

 

思えば以前A株がイケイケだった時代に仕事そっちのけで株式売買に没頭してた人がいて、会社から勤務時間中の株売買禁止令が出たほどでした。

オフィスビルのお掃除のおばちゃんですら、雑巾を片手にスマホで証券画面とにらめっこ。

今ではそんな光景すら拝むことはできず、あの頃の賑わいを懐かしく思うし、羨ましく思います。

 

私もその頃にA株ができてたら面白かったのにと思いますが、中国本土で外国人が証券口座を開設できるようになったのは、A株バブルのほとぼりが冷めた後だったので仕方ありません。

 

中国株あれこれ

まだまだ素人の身ながら、これまで勉強してきたことのおさらいとして中国株あれこれを書いておきます。

中国株取引市場は3つ

まず中国の株式は上海、深セン、北京の3つの取引市場に分かれ、科創板、創業板と呼ばれる新興株(日本で言うマザーズみたいな)カテゴリーがあります。

 

現在、中国本土で外国人投資家が取引できるのは上海A株深センA株です。

個人資産が50万元以上、取引歴が2年以上の投資家であれば、科創板、創業板、北京取引所の株を売買することができます。

 

中国本土からのH株取引は証券会社で「沪港通」を申請すればできるようですが、取り扱い銘柄に制限があるのと、沪港通の申請そのものに条件があるため、日本人の場合は香港に行って香港の証券会社の口座を作るか(昔に比べてかなりハードルが高くなってるようですが)、日本の中国株を取り扱っている証券会社の口座を作る方がスムーズです。

 

中国株の取引単位

本土での中国株の売買単位は100株です。

株価ボードは1株あたりの価格が出ているので、表示価格×100+取引手数料が株式購入に必要な最低資金になります。

 

上海A株で一番株価が高い貴州茅台(600519)で見ると、某日の株価が1,827元でしたので、最低でも18万5千元ほどの資金が必要になります。

 

一方、株価が低い銘柄を探してみたら、あまり財務状態が良くないST(special treatment/特別処理)株が多いので注意が必要ですが、例えば国電電力(600795)は某日の株価が2.7元でしたので300元もかからずに株が買えることになります。

 

ちなみに、中国株には日本株にあるような株主優待制度はありません。

 

中国株の利益は、株の売買益か配当金の2種類で得ることになります。

配当は年1回の会社が多く、一部中間配当する会社もあります。

 

上で書いた茅台の配当を見てみると、昨年の6月末に配当を出しており、10株あたり192.93元(配当は10株あたりで表示します)、100株持っている株主さんは税後で1,736元が還元されたことになります。

 

国電電力は昨年の7月に配当を出しており、“10派0.40元(含税,扣税后0.36元)”と書かれてましたので、100株あたりで計算すると、3.6元が株主に還元されたことになります。

  

私は主に東方財富網でこれらの情報を得ています。

 

株の買い時

株の買い時なんていう言葉そのものがナンセンスかも知れませんが、配当狙いという角度から見ると、株価が安くなればなるほど、配当利益率が高くなってお得だという見方ができます。

 

この情勢の中、個別に見ると上がっている銘柄もあれば下がっている銘柄もありますし、何らか理由で企業の業績が大きく下がれば割安に株が買えても配当そのものがなくなってしまうので、株を買った意味が薄れてしまうかも知れません。

 

まだ半年ちょいしか見ていないので何とも言い難いのですが、中国株(特に国有企業株)のパフォーマンスは世界情勢や企業の頑張りよりも当局の影響を受けていると感じることが多々あり、今後どういう投資をするのが適切なのか判断が難しいと思っています。

 

証券アプリ様からのご指導

一応自分なりのトレーディングルールを設けて様子を見ているのですが、どうも私の投資能力はバランスに欠けるようです。

 

証券アプリのマイページにある投資力チャート

  

リスク回避力とタイミング力が悪いんですってww

 

特に株式購入のタイミングが悪いと判断されている点は反省です。

 

確かに、興味を持った業界の株を買おうと思って銘柄検索し、財務データとか配当データを見て、まあまあだと思ったらそのまま買っちゃうことが少なくないので、データを見てるつもりでも深く分析することなく、感覚的に買ってる部分が多いんですね。

 

また、アプリの「AI投資」機能でファンドを2つ、定期購入しているのですが、購入額の幅を20-200元で設定しているのに、毎回最低の20元しか購入しないんですね。

つまりAIは今は買い時ではないと判断してるから最低購入額での投資になっていると思われ、となると今はやっぱり投資に向かない時期なのかなと思ったりして。。。

 

タイミングの判断力が向上できれば、少しは利益が出るのかも知れませんね。

 

各種指標の中国語

知っておくと良い各種指標の中国語の覚書です。

 日本語  中国語 達人の教え
配当利回り  股息率 最低3%以上
 PER 市盈率/本益比10-20であれば正常
 PBR市净率/股价净值比  1以上
 ROE 净资产收益率 10-15 一般
 15-20 良好
 20以上 優秀
※達人の教えは中国のサイトを参考にまとめたものです

 

銘柄検索で特に活躍する単語を4つピックアップしました。

私はこの4つの指標を中心に、業界内の立ち位置、年足、月足などを見ながら判断しています。

 

以上、中国株についてのお話でした。 

 

 

皆さんも駐在中に中国株への投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

では。

 

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