この日は友人のお母さんがオススメの北京料理をご馳走してくれるとのことで、人気レストランの「局氣」に行ってきました。
大衆点評では軒並み5★で、北京ではとても評価の高いレストランの1つです。
私の中でも今回食べた北京グルメの中で1、2を争う思い出深いレストランとなりました。
今度行けるのはいつの日になるのかしら?あぁ、また食べたくなってきた~笑
局氣は北京市内に多数
今回私たちが訪れたのは五道口店です。五道口ショッピングセンターの6階にありました。
局氣(五道口購物中心店)→ http://www.dianping.com/shop/65680538
局氣は内装に趣のあるレストランで、店内のあちこちにオールド北京を思わせるデザインやグッズが並んでいます。
このレストランのコンセプトは北京の文化と飲食の伝承。
北京料理を代表する伝統の味だけでなく、見た目やパフォーマンスを重視した斬新な創作料理が数多くあります。今回は友人のお母さんが注文をしてくれていたのでメニューは見ていませんが、あるサイトの紹介によるとメニューに北京の文化や風俗の紹介が載っているそうです。
頂いたお料理の数々
豌豆黄
茹でたえんどう豆(グリーンピースではない黄色に熟した豆)を茹でてマッシュし、砂糖を加えて火を加えながら練り上げた後に羊羹状に固めたデザートのような前菜。北京の伝統料理です。
ここ以外のレストランのメニューでも見かけました。
局氣の豌豆黄は甘すぎず、素材の味を生かしたとても素朴な味わいでした。
兔爷土豆泥
兔の形をしたマッシュポテトにゴマドレッシングを合わせて頂くこのお店の創作料理。
食事をしたメンバーに兔年の人が3人いて(私も)、それを知ってか知らずしてか友人のお母さんが注文してくれてて、思い出深かった料理の1つ。
見た目のインパクトが強いので、アテンドなどでは是非とも注文したい一品。
みんなに喜ばれると思います。
乾隆白菜
簡単に言うと北京式サラダ。
白菜(生)+芝麻酱の組み合わせは北京料理でよく見かけるパターン。
私はこれまで白菜は火を通してしか食べたことがなかったので、生の白菜もおいしいんだという新しい発見がありました。
局氣炒飯/蜂窝煤
昔の北京で練炭(中国語では煤)を燃料にしていたことから生まれた創作料理。
蒸した黒もち米を練炭のようにかたどり、表面には穴が開いていて、そこに果物が詰められています。味的には上海でいう黒米八宝飯のような甘いご飯です。
二鍋頭という北京名物の白酒(アルコール度56度程度)を振りかけて火をつけるファイヤーパフォーマンスが見もの。
冬に行った宜興で食べた烏米飯にも似ています。米が甘いという、日本人には好き嫌いが分かれる料理だと思いますが、私は大好きです。
牛蘑王
この日食べた中で一番好きだったお料理。
薄切りのエリンギ(?)っぽいキノコとお肉が甘辛な味付けで炒められいて、ご飯が進みそうな一品でした。
キノコがカリカリに炒められていて食感も良く、石鍋で出てきたのでいつまでもおいしく頂けました。
是非とも家で再現したいのですが、どうやって作るのかがわからない~笑
上海にも進出して欲しい
食べるのに夢中で途中から写真を撮ることすら忘れてますが、このほかに酥皮虾、粉蒸肉、芥末白菜墩儿や北京ダックとダックのガラで作ったスープも頂きました。
私はあまりアヒルのスープが好きではないのですが、ここのスープは臭みが全くなくてとてもおいしかったです。
他のお店では臭みを少しでも消したくてガラをから揚げにしてもらったりするのだけど、ここはスープで頂いても全然大丈夫でした。
北京のグルメと言えばダックと涮羊肉(羊のしゃぶしゃぶ)くらいで、あまり他に思い浮かぶ料理がなかったのですが、前菜も含めいろんなお料理があるんだと新しい発見があって良かったです。
子どもたちは上海(南方)の育ちなので口に合わない料理がいくつかあるんじゃないかと思ってましたが、どのお料理も箸が進んでいて気に入ったようです。
あぁ、このお店上海にもできないかなぁ。また行きたい!
以上、北京料理レストランのご紹介でした。
局氣は他の店舗も繁華街を中心にお店を出してまして、どちらかというと高級路線なのでアテンドなどに喜ばれそうです。
旅行者、現地滞在者含め、日本人が安心してお食事できるお店の1つだと思います。
北京旅行のお食事に迷ったらまずはこちらでお食事してみるのはいかがでしょうか?