こんにちは、しゃんはいさくらです。
前回の記事に続いて、FHCグローバル食品展参戦記をお届けします。
今日はメインとなるコーヒーフェスティバルについてです。
規模は昨年よりも小さかったですが、お店の方の熱意は変わらず熱かったですよ!
では、私と一緒にコーヒー巡りへと参りましょう♪
11月11日に参戦
私がコーヒーフェスティバルに足を運んだのは11月11日。
はい、中国人民の一大イベント「双十一(ダブルイレブン)」の日です。
私も人民に混じって当日の夜中にポチってお買い得なコーヒー豆の調達は済ませてあったのですが、コーヒーフェスティバルだと実際に豆を見て、香りを楽しんだり味見をして豆が買えるので、勉強も兼ねて参戦したのでした。
昨年もこの時期にコーヒーフェスティバルに行って、豆をたくさんポチった後に更に買うという行動をしているのですが(そしてすごい在庫を抱える)、それくらいこのイベントが好きなんですね。
だって、こうして自分の好きなモノに触れて、その業界の勢いを肌で感じながら、充実した時間が送れるワケですから。
本業を休んで行く価値、十分です。
今年も浅煎り系が主流!?
さて、早速お豆の話題に入ります。
これまで何回かコーヒー系の展覧会に参加していて思うのですが、おそらくその年(前年?)に収穫されたコーヒー豆の種類や量に応じて、その年の流行り豆みたいなのが作り上げられているような気がします。
昨年はあちらこちらで「耶加雪菲(Yirgacheffe)」が見られたのですが、今年もその味に近い浅煎りのコーヒー豆が多く見られました。
ちなみに、「耶加雪菲(Yirgacheffe)」は日本語でイルガチェフェのことで、エチオピアが産地のモカ系コーヒーです。
日本で人気の焙煎度は解りかねますが、中国ではイルガチェフェと言えば基本的に浅煎り~中煎りで焙煎されていて、酸味が強いのが特徴です。
参考 焙煎度日中対照表
酸味vs苦味 |
カフェイン量 |
日本語 |
中国語 |
備考 |
酸10 |
★★★★★ |
ライト ロースト |
极浅度烘培 |
ほとんど 飲まれない |
酸8 苦2 |
★★★★★ |
シナモン ロースト |
浅度烘培 |
ブラック 向け |
酸7 苦3 |
★★★★ |
ミディアム ロースト |
中度烘培 (微中烘培) |
アメリカン に適した焙煎度 |
酸6 苦4 |
★★★ |
ハイロースト |
中度微深烘培 (浓度烘培) |
バランスが取れた 焙煎度 |
酸5 苦5 |
★★★ |
シティー ロースト |
中深度烘培 (城市烘培) |
喫茶店で最も 需要の多い焙煎度 |
酸4 苦6 |
★★ |
フルシティー ロースト |
微深度烘培 (深城市烘培) |
アイスコーヒー に適した焙煎度 |
酸2 苦8 |
★ |
フレンチ ロースト |
深度烘培 (法式烘培) |
カフェオレ向け |
苦10 |
★ |
イタリアン ロースト |
极深度烘培 (意式烘培) |
エスプレッソ用 焙煎度 |
私がお買い上げしたお豆ちゃんたち
トランクコーヒ-(+TRUNK)
鈴木康夫さんという日本人の方がオーナーのカフェ。名古屋の高岳に本店があります。
昨年上海で開かれていた別のコーヒーイベントで出会ったお店で、現在中国市場の開拓に力を入れている勢いのある会社さんです。既に深センにお店を出してます。
前日にトランクがFHCに出店するっていうのを鈴木さんのインスタで見てたので、まずはご挨拶(と言っても本人ご不在)と思ってトランクさんのブースに足を運びました。
鈴木さんがプロデュースしたドリッパー「ORIGAMI」に新色が出ていて明るいイメージになってました。

パレットも樹脂製に変わってて一瞬手が伸びそうでしたが、我が家は昨年買ったばかりなのでここはグッと我慢。笑
その後、深センから来てたスタッフの方と話をしながらお豆を吟味。
トランクさんも今年は浅~中煎りが中心のラインナップで、私は正直浅煎り系があまり好きではないのですっごく迷ったんですが、お豆の香りがすごく特徴的だった雲南と、私の好む味に近そうな香りがしたコロンビアをお買い上げしました。
雲南 全紅果熟成
豆の見た目だけでは全く伝わらないと思いますが、香りが本当にすごくてですね、パッケージに書いてあるとおり、まさしくウイスキーボンボン(酒心巧克力)の香りがするお豆です。

コクは私が好むタイプとちょっと違いましたが、飲んだ後の後味にも豆の香りを強く感じました。
午後のブレイクタイムに、ブラックで飲みたいコーヒーです。
コロンビア 卡杜龙
雲南に比べると大きな特徴はありませんが、香りの強いのが苦手な方には飲みやすいコーヒーだと思います。

現場でお豆の香りを嗅いで選んだお豆ですが、浅煎りだからですかね、どうしても私にはコクが足りないように感じてしまいます。
トランクコーヒーさんは鈴木さんのコーヒーにかける想いや行動を見てファンになったカフェの1つで、これからも注目していきたいと思っているお店です。
上海にもお店を出してくれることを期待しています!
遂に手を出してしまった「猫屎咖啡」
英語で「Kopi Luwak civet coffee」というインドネシアのコーヒーです。
中国語だと「猫のう○こコーヒー」というとんでもない名前なのですが、日本では普通、英語を音読みした「コピ・ルアク(ルアックとも)」と呼ばれています。
コーヒーの赤い実を食べたジャコウネコの糞から取れるコーヒーのことで、糞から取れる(何度も書くな!)んだけど、もちろんお豆には糞の香りはいたしません。
このとおり、至って普通のお豆さんです。

この日は浅~中煎りを持ってきているお店が多い中、数少ない中深~深煎りのお店の1つとして味見したコーヒーが好きな味だったので、勢いで買ってしまった次第。
お豆の質としてはもちろん上等で、淹れた時のハンバーグからも質の高さは感じましたが、次も買うかと言われたらもう買わない豆だと思います。
だって、100g168元って、私の財布には痛いんだもの。涙
(168元≒2,600円。久々にこんな高い豆買ったわ!)
シャレオツドリップパックのSECRE COFFEE
タオバオで既に会社用のドリップパックを注文済だったので、元々買うつもりはなかったのですが、よく見てみたらパッケージが可愛くてあまり見かけないタイプのドリップパックだったので試してみようと思ってお買い上げしました。

ちなみに、こちらのドリップパックは韓国で特許を取得しているデザインだとのこと。

で、肝心のお味ですが、実際に飲んでみた感想としては、専門のカフェと比べると豆の鮮度がイマイチだなという感じです。
まあ、仕方ないですよね。工場で大量生産されているものなので。
ただ、パッケージの見た目は、ちょっとしたお礼に使ったり、友達が家に遊びに来た時に目の前で淹れてあげるにはいい仕事をしてくれそうだなと思いました。

タオバオや微信の公式アカウント経由で買えますので、気になる方は「时萃」で探してみてください。

以上、FHCコーヒーフェスティバルで私がお買い上げしたコーヒーのご紹介でした。
あの日買った中で一番のお気に入りは、香りの特徴が印象的だった「雲南 全紅果熟成」でした!
トランクさんは上海から注文すると配送料が結構かかっちゃうのが難点ですが、中国国内のコーヒーイベントにちょこちょこ顔を出しているようなので、またどこかで会えるといいなと思っています。
では、またのコーヒーイベントレポをお楽しみに!