食の未来が見える!FHCグローバル食品展@上海①

上海生活あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

2020年前半は、コロナの影響を受けて多くの展覧会が延期、中止になっていた中国。

その後、輸入博覧会をやり遂げたい中国政府の意向を受けてなのか、8~9月頃からある程度の規模を持つ展覧会がぼちぼちと再開され始めています。

展覧会はその業界の最先端技術や今後の方向性が垣間見えてとても見ごたえがあるので、時間が合えば足を運ぶようにしています。

仕事関連のものより、趣味系のものに行く方が多いですが、違う業界のプロモーションを観ながら、自分の本業に繋がるヒントが見つかることもあり、結構楽しいです。

 

今日の展覧会参観レポは、私が足を運んだ中でも収穫の大きかった「FHCグローバル食品展」です。

私はどんな会社さんたちに出会えたのでしょうか?

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今年のFHCはちょっと小規模

FHCに初参戦したのは昨年のことです。

厳密に言うと、昨年の私はFHCを見に行ったのではなく、FHCと同時期に開催されていたコーヒーフェスティバルを目的に参戦してました。

 

昨年は確かコーヒーフェスティバルとFHCのチケットが別になっていて、FHCに入れなかった記憶があるのですが、今年はFHCの一部にコーヒーフェスティバルが入り込んでいた形で開催されていて、コーヒー以外の展示も観れました。

今年のFHCは合わせて6つの建物を使って開催

 

ちなみに、昨年はコーヒーフェスティバルだけで1つの建物を使ってたと思うのですが、今年は建物の半分もないくらいのスペースに収められていて、前回よりも規模がかなり小さくなっていたように思いました。

これが中国のブームの移り変わりの速さを映したものなのかは判断できませんが、先日行ったベーカリー系の展覧会でもコーヒー関連企業の参加が少なくて、ミルクティーとかフルーツフレーバーティーの会社さんに押されてた印象を受けたので、コーヒーは一時期のブームを過ぎてより質が重視される市場になっていくのかも知れません。

  

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私が気になった商品&会社さんは?

今回のFHC参観の目的は、コーヒー&コーヒー関連製品の情報収集と豆の調達ですが、その前にコーヒー以外で気になった会社さんをいくつかピックアップしておきます。

記事が長くなりそうなので、コーヒーは別記事にしますね。

 

ナツメカステラ

こちら、「ナツメ」を使ったお菓子を展開している会社さん↓

 

洋菓子の勢いが強い中、最近、中国の伝統食材を使ったスイーツ会社さんをちらほらと見かけるので、これからの期待株ではないかと注目しています(ベーカリー展覧会でもそうでした)。

 

買おうか迷ったナツメカステラ

 

ナツメはいろんな効能があることで薬膳には引っ張りだこな食材ですが、これからはスイーツカテゴリーで更に活躍していきそうです。

 

即席おかゆ「毎日美粥」

レトルトパウチではなくお湯で溶かして食べれるお粥です。

黒米味がおいしかった

   

中国市場では既に出回っている商品で特に珍しいモノではありませんが、味が良かったこと、緊急事態の際(災害など)に使える便利な食品だなぁと思ったのでここに挙げておきます。

レトルトだと温めなければいけませんが、こちらはお湯で溶かすだけなのでいつでも温かいお粥が頂けますし、お湯の量でドロドロ度の調整ができるので、病み上がりの養生食としても良さそうに思いました。

 

 

天猫で「井粮每日美粥」と検索すると出てきます。

 

業務用冷凍ケーキメーカーの「Perio」

肝心なケーキの写真を撮るのを失念したのですが、ベーカリー展覧会にも出展してておいしいケーキが印象的だったPerioがFHCにも出ていました。

冷凍チーズケーキがおいしい

 

こちら、業務用スイーツを卸している会社さんで、写真の右に丸で囲ってあるとおり、セブンイレブン、盒馬(フーマ)、ブレッドトーク、サイゼリアなどと提携しているようです。

ベーカリー展覧会の時に味見で頂いたティラミスが結構おいしくて、冷凍ケーキのレベルってこんなに高いんだと驚いたのでよく覚えています。

 

中国で飲食店を展開しようとしてる日本企業の方、この会社だったらスイーツ提供元の1つとして考えて良いレベルだと思いますよ♪

 

なお、個人での利用は送料諸々を考えるとちょっと割に合わないですが、タオバオに代理店さんが出店していますので、気になる方はどうぞ。「普利欧」で検索すると出てきます。

 

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自慢の逸品が集結~各国ブース~

フランス、ドイツなどヨーロッパを始め、アメリカ、南アフリカ、日本がそれぞれの専門ブースを設けてました。

各国ブースの様子
左上:日本 左下:ドイツ 右:フランス

   

日本ブースはジェトロさんが指揮を取ってたのかな、結構な数の会社さんを集めて日本酒や調味料を中心に展開されていた印象です。

展示されていた商品を見ながら、なんか感慨深かったですね。

各社の商品が並ぶショーケース

 

だって、企業さんたちがこうして中国への輸入に力を入れてくれるからこそ、私たちも上海に居ながらにして日本の味が楽しめるワケですから。

昔は日本で使い慣れた調味料を手に入れるには、すごくコストがかかるorハンドキャリーで持ってくるが基本でしたが、今はタオバオやスーパーで気軽に買えるし、コストも随分下がってくれたので、とてもありがたく思っています。

  

あと、この日は岐阜県ブースがとても気合が入ってて元気をもらいました。

私は出身が愛知県ですし、岐阜県にもゆかりがあるので、こうした姿を見るとものすごく嬉しいですね。

  

金猫の成長

昨年コーヒーフェスティバルに参戦した際、期待の注目株として挙げた会社の1つに「金猫咖啡」という会社さんがありました。

この時はコールドブリューのコーヒーとそれを材料に作ったフレーバーコーヒーがとてもおいしかったとレポしたのですが、この会社さん、あれからかなり成長したようで、こんな大きなイベントを主催するほどの力を付けてました。

金猫主宰のカップテイスティングショー

 

昨年はボックス2つ分ほどのスペースで展開してただけなのに、たった1年でこんなイベントをどどーんとやっちゃうなんて、さすが、中国企業のやることはスケールが違いますね!

 

盒馬のアボカド供給元発見!

もう1つ過去記事に絡めて特筆しておきたい会社さんがあります。

それはMr.Avocado

Mr.Avocadoのパンフレット

 

以前、フーマのアボカドについて記事を書いたのですが、あの時の私の認識が間違っていたことが発覚しました。

 

 

 

当時の記事ではアボカドがいつでも食べごろであることを賞賛して、

これってアリババグループが持つ豊富なビッグデータの蓄積に基づく鮮度管理をして、いつでも標準内の商品が提供できるようにシステム化された結果だと思うんですよね!

と書いているのですが、特殊な追熟技術を持つのはアリババではなく、Mr.Avocadoでした!

  

アボカドを切ってる姿を見て「コレ、絶対おいしいヤツ!」と思ったので、担当者に個人で買えるお店はないかと聞いたら盒馬で買えると言われ、いつでも食べごろのものが食べられる秘密が判明したという次第。ガッテンガッテン!

 

今日はここまでです。

 

そういえば、新上海博覧中心は真ん中のオープンスペースだったところを工事して何かを建てようとしてました。

何ができるのかな?

 

大型イベントをやるのに展示スペースが足らないんですかね?

今後どんな風に変身するのか楽しみです!

 

次回はコーヒーフェスティバルについて書いていきますのでどうぞお楽しみに!

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