日本にまとめサイトがあるように、中国にも多くのまとめサイトが存在します。
今日は中国のオススメアプリを紹介する記事で見つけた、中国文化に興味がある方や中国語を勉強している方にとって重宝するスゴアプリを紹介します。
図書館をスマホで再現する発想が素敵!クラウド図書館アプリ「藏书馆」
私が超・超オススメしたいアプリはこちらです↓
藏书馆 http://www.geeboo.com/

電子書籍やPDF化された書籍を貸し借りできるクラウド図書館で、このアプリを通じて自分の読みたい本をスマホやタブレットにダウンロードして読むことができます。
利用は基本無料ですが、1日のダウンロード冊数は3冊まで、本を借りれる期間は15日との決まりがあります(2019年2月現在)。ダウンロードした本は15日後にアプリの本棚から自然消滅する仕組みになっています(途中返却も可能、読み終わっていない場合は同じ本を再び借りることも可能)。
蔵書館を使うには
スマホやタブレットでAPPストアを開き、検索窓に「藏书馆」と入力すればヒットします。
または、先ほどのオフィシャルサイトからアプリのダウンロード先に飛ふこともできます。
なお、蔵書館にはパソコン版ソフトもあります。
オフィシャルサイトにはダウンロード先がないので、各種便利ソフトをダウンロードできるサイトからダウンロードしてください。
但し、便利ソフト提供サイトには悪質なもの、欲しいソフトと併せて不要なゲームソフトなどをセットでダウンロードさせるものがあるのでよく注意してください。
蔵書館は日本で使える?
日本で使えるかどうかの検証はしてません。どなたか日本国内でこのAPPを使ったことがある方がいらっしゃいましたら利用可否を教えてください。
もし日本で使えない場合は海外在住の華人向けにリリースされている中国サイトが見えるVPNを使えば利用できると思います。
追記
読者さまからコメントで朗報を頂きました。日本でも使えるとのことです!

著作権的に問題はないのか
個人的には問題ないと認識しています。何故かと言えばこのアプリはあくまでも図書館だからです。
ダウンロードした書籍はこのアプリを通じてでしか閲覧できず、スマホにファイルを残すことができない仕様になっています。
キャプチャーなどに残してその画像を流用しない限り、著作権の侵害にはならないのではないでしょうか?
もしこのアプリを違法とするなら、これまで普通に行ってきた図書館で本を借りたり、図書館の資料をコピーすることが全て違法になってしまいますよね。
私が借りた本
最近中国茶に興味を持ち始めたのでお茶に関する本を何冊か読んでみました。
中国茶と言えば唐の陸羽が書いた『茶経(ちゃきょう)』という本が有名です。
アプリで関連ワードを打ち込むとその系統の本が何冊かヒットするので、その中から気になった本をタップしてどの本を借りるか吟味しました。

茶経以外にも、茶道や泡茶(中国語でお茶を淹れるの意味)でも検索して気になった本をダウンロードしてみました。
一度読んでもすぐ忘れるお年頃なので、こうして図書館で何度も借りれるのは嬉しいですよね。
使用上のコツ
書名で検索して同じ本が何冊もヒットする時は、基本的に閲覧者数が多めの本をダウンロードしています。
閲覧歴のない本の中には、ダウンロード申請する必要があるものがあります。
本をアップロードした人が申請に気づかない限りいつまでもダウンロードできないので、他の提供者を探しましょう。

また、漠然と本を探そうとするとお目当ての本に行き着きにくいので、中国語の具体的な書名や作者名が判っていると良いです。
他のサイトで予め調べておくと使いやすいですよ。
なお、レシピ本など写真が多めの書籍は私が見た限り、あまり数が多くありませんでした。
各楽器のテキストもありますが、PDFで楽譜が見づらかったり状態の良くないファイルもあるので借りてはみたものの、10ページも読まずに返却した本もあります。
何度か使っているうちにコツが掴めてくると思います。
根気よく探してみてください。
中国で人気の小説を読みたい場合は
アプリの找书カテゴリーを下にスクロールすると热门小说や最新アップロードの紹介、最下段に各種ランキングに飛べるリンクがあります。どんな本が人気なのかを知るだけでも楽しいですよね。

日本の小説の中国語訳本もたくさん
谷崎潤一郎、太宰治など昭和の有名作家を始め、村上春樹、渡辺淳一、東野圭吾など現代作家の中国語訳本がたくさんあります。
私が昔よく読んでた吉本ばななの作品もありました。

もし日本語のオリジナルを持っていれば、このアプリで読める中国語訳と対比することで、かなり高度な翻訳の勉強ができますね。
日本の作家だけでなく、諸外国の有名本の中国語訳も多数ありました。
中国語訳を読むくらいなら日本語訳を探すわい!と言われればそのとおりなんですが、足元、日本のアプリでこういった図書館アプリって見当たらないんですよね。
青空文庫のように大昔の著作権切れしている本を無料でダウンロードできるアプリならありますが、最近出された本は購入しなければなりません。
しつこいようですが、このアプリはあくまでも図書館なので、市民の利便性を考慮して無料で利用できるところがオススメする最大のポイントです。
中国語を勉強しがてら、試しに使われてみてはいかがでしょうか?
日本の図書館アプリにもすごいのが!
日本にも同じようなアプリがないかを探していた時に、こんなすごいアプリを発見しました。

国立国会図書館デジタルコレクションで公開されている明治~昭和初期の頃の図書、雑誌が閲覧できるアプリだそう。
これはこれですごい歴史的価値がありそうですね。近代史に興味がある方にとってはかなりウハウハなアプリなのでは?
但し、通信量にご注意をとのことです。ご興味あればこちらも併せてどうぞ♪
以上、無料が大好きなしゃんはいさくらから図書館アプリの情報をお伝えしました。
それでは、また!