老舗デパート「上海六百」に足を踏み入れたら…

さくらの独り言

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

先週の土曜日は中秋節でしたね。

せっかくの3連休、キャンプやお出かけに行きたいところですが、新学期が始まったばかりで生活のリズムを整えることを優先させたいと思ったので、普段と変わらぬ週末を過ごしてました。

 

最近の土曜日は習い事の待ち時間に徐家汇近辺に行くことが恒例になっていて、先週、15年ぶりくらいに上海六百に行ったので、今日はその時のお話です。

 

本当は写真をいっぱい載せてビジュアルに訴えるのが良いんでしょうけど、おばちゃん店員にガン見されて写真が撮れませんでした。

文だけになりますが、スミマセン。

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上海第六百貨

  

上海第六百貨は通称「六百(liùbǎi)」と呼ばれてます。

徐家汇のロータリー交差点の北東側に位置し、太平洋百貨と汇金百貨に挟まれています。

 

この3つの百貨店はいずれも老舗で、その中でも六百は歴史が最も古く、開業は1952年だそうです。

 

今回どうして六百に行ったことをわざわざ記事にしたのかなんですが、特に理由はなくって、いつもメトロシティーにばっかり行ってるので、たまには違うお店を見てみようと思って六百に行ったんだけど、その中身に笑っちゃったので、ネタとして書こうと思った次第です。

 

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そこには懐かしい上海があった

六百の店内に入るのは、そうだなぁ、15年ぶりくらいかなぁ。

徐家汇はよく行く場所ではありますが、六百は扱ってるブランドが若向けじゃないので、いつも素通りしてました。

 

で、久々に入ってみて感じたのは、都会の一等地にありながら昔と変わらないノスタルジック感

何というか、私が昔、上海に来たばかりの頃にタイムスリップしたかのような気分にさせる雰囲気がありました。

 

あの日、勇気を出して写真を撮らなかった私、本当に残念なブロガーなんですが、客層はもちろん、扱ってるブランド、デザイン、陳列の仕方が20年前くらいに戻った感じでした。

 

店内を1階から順番にエスカレーターで上がりながら見て回っていくと、こんな服誰が着るんだろうと思わせるようなすごい色のワンピースなどがあって、見てて面白くて顔がにやけてきちゃいました。

 

で、2階だったか3階だったかにチーパオ(チャイナドレス)のお店があるんですが、その時にピン!と来ました。

ここ、結婚式のときに新郎新婦の親が着るのにちょうどいい服が揃ってるんじゃん!

だからあの色のワンピースなんだ!ガッテ~ン!

 

で、子どもが結婚するくらいの年齢の人と言えば50代~60代だと思うんですけど、ドレスっぽい服以外にも、おじちゃんおばちゃんが好きそうな服がたくさんあって、普通のショピングモールにない服が六百に行けば買えるみたいな、一定のニーズがある場所なのだと判りました。

 

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百貨店型はいつまで続く!?

ところで、店員が手書きで“单子”を書いて、客が“收银台”まで出向いて支払いする百貨店型の支払い方式っていつまで続くんでしょうかね?

 

私個人的には收银台に行くのが面倒なので百貨店で買い物するのがあまり好きではないのですが、最近できたばかりのお店でも、百貨店は相変わらずこのスタイルを貫いてますよね。

 

六百の店内を見てると、お客さんだけでなく、そこで働いている従業員もレジ担当を含め年齢が高めの人が多かった印象ですが、彼らが定年退職したらその後継者っているのかな?

中国はそこそこ年齢がいってても転職できるから、45~50歳くらいの人が簡単に雇えるのかな?

 

なんでこんなこと書いてるかっていうと、中年に差し掛かっている私ですら百貨店型の支払いを面倒だと感じるのに、若い世代はもっと面倒に感じてるんじゃないかと思ってて、例えばあと10年くらい経った時に、百貨店型の支払い方法は淘汰されてるんじゃないかと思うんですよね。

 

百貨店だけじゃない!実店舗の今後は!?

実際、会社の若い子とおしゃべりした時に知った、ショッピングにまつわるカルチャーショックなエピソードがあります。

 

彼女は、私の買い物習慣とは全く違って、服はほとんどオンラインで買う、疲れるからお店になんか行かないよって言ったんです。

 

ショッピングアプリで気に入ったデザインの服が見つかったらカスタマーにいろいろ質問して大丈夫だと思ったらそれを注文する、届いて実際に着てみて気に入らなかったりサイズが合わなかったら返品・交換すればいい、家にいながらにして服が買えるのに、どうしてわざわざお店に行くのか意味がわからないと言われてしまいました。

 

私はネットでのそういうやり取りがめんどくさいからお店に行って試着してOKだったら買う、orそこからネットで注文するんですが、彼女は試着のために出かけることはしないし、他の買い物もほぼオンラインなんですって。

 

一緒におしゃべりしてた70后組はそれを言われて目を合わせて苦笑いするしかなく。

「意味がわからない」って結構な言われ方じゃない?

 

そうかぁ、若い子の実店舗離れって、私が思ってるよりももっと進んでるのかも知れないなぁ。。。

 

メトロシティーなんかに行くと若い世代をたくさん見かけるんですけど、買ってるものはドリンクやおやつがほとんどで、ファッション系のモノには意外と手を出していないのかも。

今度若い子たちをじっくり観察してみようかな?(変なおばさんww)

 

以上、上海六百からの最近のショッピングあれこれに関するつぶやきでした。

 

おまけ

上海六百は昨年、閉店して建物の再建をする話があったみたいです。

 

たぶんコロナとロックダウン影響でいろんなことが先延ばしになってると思われますが、こちらの記事は読んでて面白かったです。

 

https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_11007405

 

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