カルフールよ、お前もか… 改装後の姿にがっかりだった話。

上海生活あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

 

今日は最近改装を終えた近所のカルフールにショックを受けたお話を書きます。

私のニーズに適うお店がまた1つ姿を消してしまって残念です。

 

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よく利用してたカルフールが改装されてた

市内中心部から外れた場所に居を構える我が家。

 

近所に日系スーパーはもちろん輸入品を取り扱うお店がなく、以前は今のようにネットショッピングが便利でなかったので、輸入食品の調達にわざわざ古北のカルフールまで足を運んでいた時期がありました。

 

週末であれば古北まで出れるけど、平日はちょっと難しい。

そんな時に利用してたのが新村路という所にあるカルフールです。

新村路のカルフールは古北店ほど輸入食品が豊富ではないけど、いろんなモノがワンストップで揃うので、私の中では救世主的な存在でした。

 

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楽しみに出かけのに。。。

新村路店が新装オープンしたとの情報を得て、個人的にものすごく期待してました。

 

数年前に古北のカルフールが改装された時、お店の雰囲気が変わってグレードアップした印象が強く残ってて、新村路もきっとああいう風に改装されるんだろうなぁと思ってたからです。

 

で、期待を胸にお店に向かったのですが、そこに現れたのはへんてこりんなお店「サムトロ」でした。

 

サムトロってのは、私が勝手に作った造語です。何が言いたいかというと、要はカルフールが「サムズ+メトロ÷2」みたいになっちゃってたんです。 

 

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コストコが流行ってるから?サムズが人気だから?こんな大容量いらんわ

百聞は一見に如かずということで、こちらの写真。

 

こんな大瓶、我が家では使い切るのに数年かかりそう

 

大容量の商品がズラーっと並ぶ香料コーナーの写真です。

なんでカルフールにこんなの売ってんだよ~涙

  

ウチは5人家族で一世帯の人数としては少なくない方だと思うんだけど、それでもこんな大量の香料、使い切る前に湿気っちゃうよ!!

  

店内歩いててびっくりするくらい、商品の種類の少ないこと!

あれもない!これも無くなってる!っていう発見ばかりでした。

 

なんだろ、このプライベートブランドみたいなののせいかな?

さっきの香料コーナーでも思ったけど、自分がメトロにいるような気がしてきて。

島陳列されたメトロブルー基調のPB商品
とにかく量が多い

 

商品の取り扱い数が激減し、代わりに1つ1つが大容量な商品ばっかりになっちゃってました。

 

サランラップで例えて言うと、30cmの大きさのが3つセットになったのしか売ってなくて、22cmサイズは置いてない。

大は小を兼ねるとは言うけど、22cmサイズじゃなきゃ困る時もあるんだよ。↓↓ブーブー

 

ラップだけじゃなくて他の商品も軒並み大容量に変わってて、1つあればいいのに無理やりワンセット買わせて単価もUPみたいな感じ。

  

生鮮食品売り場も酷かったな。

昔あった有機野菜は跡形もなくなってて、野菜、果物コーナーは売り場面積が以前の3分の1くらいに縮小されてたし、豆製品の取り扱い品数はざっと見て半分以下になってて。

 

乳製品も然り。

昔はいろんな種類のチーズが置いてあったけど、どこ行っちゃったの~?

 

一方で、今までカルフールでは見かけたことがなかった商品もありました。

でもこれ、サムズにおんなじの売ってたなぁって。

サムズにもあったうなぎとすき焼き鍋セット
お値段はサムズよりも10元以上安い

 

置いてある商品の雰囲気からして、コストコとはちょっと違ってて、サムズとメトロの間の子みたいな感じ。

だからサムトロ。メトムズでもいいけどさ。

 

同質化競争は永遠に

ウチの会社(業界)でよく使う言葉なのか、中国市場全体でも使われるのかはわかんないけど、「同質化競争」っていうのを仕事でよく訳すんですね。

 

今回改装後のカルフールの姿を見たとき、私の頭に「同質化」って言葉がすぐさま浮かんできて、この品揃え、このやり方でカルフールは同業他社に勝てるのか?っていう疑問が沸いてきたんです。

 

数年前から盒马も有料の会員しか入れないお店作ってますけど、コストコ、サムズ、メトロと年会費を数百元徴収するホールセールストアが増え始めてて、ここ最近ウチの近所でオープンするスーパーは全部会員制ホールセールストアです。

 

私は昔チラッと流通業界にいたので、会社側の方針はすごーくよく解るんです。

 

だって、ホールセールスタイルだと、 

・年会費を徴収して一定の収益が確保できる

・商品SKU数を徹底的に減らすことで商品管理の手間が省ける

・商品単品の量を増やすことで調達コストが抑えられる

・商品の大容量化で万引きを減らせる

・上記を受けて店舗の負担が減るから労働生産性が上がる(人員削減できる)

・客単価がUPできる

といいことづくめで、お店にとっては利益が出る構造にできるから。

 

でも消費者目線で見ると、

・年会費が徴収される

・欲しい商品がお店にない可能性が高まる(商品を選ぶ楽しみがなくなる)

・大量に買わざるを得ず、持ち帰りが不便

・商品1つの容量が大きい(単価が上がる)から1回の会計で消費する金額が増える

となりますよね。

 

コストコ、サムズはどちらかというと独自のスタイルが確立できてて、お店も比較的盛況なイメージを持ってますが、メトロ、カルフールの会員店はどうも中途半端に思えて、見ててすごく痛いし、平日はお客さんいなくて超ガラガラです。

(盒马X会员店は行ったことないので感想省略)

 

メトロは元々会員制でやってたお店だからか、まだ息ができてる感じがしなくもないけど、真北路のメトロ本部の横にあるお店も改装後はひどくなってたもんなぁ。。。

 

そしてカルフールよ、どうしてお前までもが会員店をやるんだ!?

差別化した商品すらないくせに!

人の真似したって、失敗するだけだよ!

 

ホント、コストコみたいな魅力も、サムズみたいな吸引力も、何にもなかったんですよ、カルフールには。

 

ということで、カルフールさん、今までどうもお世話になりました。

欲しいモノがなくなっちゃったから、たぶん今後あのお店に行くことはないでしょう。

 

あぁ、昔あったあのラムチョップ、おいしかったのになぁ。。。涙

では。

 

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