結局たらい回し。。。【永住証手続き番外編】

上海生活あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

前の記事にも書きましたが、この度、中国の永久居留証を申請することになり、今その準備を着々と進めているところです。

 

必要書類をまとめた記事はこちら↓

 

今日は申請の過程で起こった、相変わず中国だなぁと思った出来事について書きます。

 

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システム化、オンライン化で便利な世の中に

コロナ禍を期に、中国ではいろんなことがオンラインで済ませられるようになりました。

今でも利便性向上に向けた動きは変わらず、手続きの簡素化や窓口の一元化などが進んでいます。

  

例えばアリペイやウィーチャットのミニプログラムを通じて利用できる”随申办”では、上海市が管轄している数々のお役所手続きができるようになっていて、外国人にはあまり恩恵はないものの、同僚や家族などを見ていると、昔とは比べ物にならないほど便利になったなぁと感じます。

  

また、オンライン化が進むようになってから、いろんなコトがシステマティックに進められるようにもなりました。

特に並んで順番待ちをしなければならない銀行の手続きや病院などでは、番号制が浸透して、「公平性」が保たれるようになってきたと感じます。

  

それは出入境管理局でも同じでした。

受付で事情を説明すると、係りの人が番号札を出してくれて、電光掲示板で番号が出たら指定の窓口に言ってくださいと丁寧に案内されました。

公安系のお役所でこんな対応をされたのは初めてでした。

 

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市民ホットライン「12345」

中国でここ数年で進んだ便利機能の1つに、「12345」という市民ホットラインがあります。

市民が抱える問題点を「12345」に電話して問い合わせると、然るべき部署に繋いでくれて、問題解決の一歩を踏み出せるというモノです。

 

提起する質問や問題点の内容によっては、根本的な問題解決に繋がらないこともありますが(相手は話を聞いてはくれるけど、そこから先に進まないケースも多々あるため)、どこに問い合わせればいいのか判らなかった昔に比べたら、かなり便利になったと言えます。 

 

で、出入境に関わる事項の問い合わせができるホットラインもあって、電話番号は「12367」です。

  

今回、永住居留申請をするにあたり12367に電話して受付窓口を確認したのですが、オペレーターに聞きたいことを伝えると、出入境管理局の担当に繋いでもらえて、市内のどこの出入境管理局でも永住居留申請ができると判り、家から一番便利だった普陀区の出入境管理局に出向くことにしたのでした。

 

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「12367」は万能ではない

ただ、この問い合わせの電話も万能ではありませんでした。

 

永住居留申請に必要な犯罪記録証明の取得にあたり、在上海日本国領事館から、外務省のアポスティーユが良いのか、上海日本国領事館の公印証明でも良いのかを必ず確認するようにとの指示を受けていたので、それを「12367」に問合わせたところ、

出入境管理局窓口の現場で聞いてください

と返されてしまったのです!

 

普陀区の出入境管理局に行った時、もし何か不明点があれば微信や電話で確認をしたいと問合わせたところ、「このオフィスの電話番号や個人の連絡先を教えることはできない、何か問題があれば「12367」に電話すれば教えてもらえます」と言われてたのに、電話したら「現場で聞いてください」と言われちゃったものだから、ゴルァ!!って感じですよorz…

 

電話で、「管理局の現場で12367で聞いてくださいって言われたから電話してるんですよ」って返したんですけど、相手の人も困った様子で、「これはやっぱり現場で聞いてもらわないと判りません、この電話では答えられません」と返された(意外にもものすごく丁寧に柔らかな物腰での返答だった)ので、電話での追求は諦め、窓口に行って確認しようと思うに至ったのでした。

  

結局窓口でも答えがもらえず。。。

上海の日本領事館から歩いて5分のところに出入境管理局があるので、犯罪履歴証明の取得のついでに外務省アポスティーユの件について、現場に寄って聞いてみることにしました。

 

ところが、窓口で「ここでは答えられません、ここに電話して聞いてください」と紙切れを1枚渡されて、私に聞くな、早く帰れ的な対応をされてしまったのです。涙

そして、もらった電話番号は何度かけても相手が電話に出ることはなく、結局回答がもらえないまま振り回されて終わりました(何となく予想はしてたけど、長寧区なら普陀区よりマシかと思って賭けてみたけどダメだった)。

 

デジタル化だ、オンライン化だと言っていろんなことが便利になったことは確かだけど、その中で働いてる人はやっぱり中国の人たちであって、文化とか仕事の風格がデジタル化でパッと変わるわけじゃないよな、と改めて思った出来事でした。

 

敢えて言えば、12345や12367のオペレーターはまだ辛抱強く丁寧に回答をしてくれたんですが、永住居留証とか、ちょっと複雑な手続きになるとやっぱり「現場」で何とかするしかないのかなと思った次第です。

 

引き続き、永久居留証の申請、取得に向けて頑張っていきます。

またご報告しますね!

 

では。

 

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