上海国際自動車工業展覧会に行ってきた⑤ 現地系メーカー編-1

お仕事あれこれ

 

こんにちは、しゃんはいさくらです。

引き続き2023年の上海モーターショー見学記録をお届けします。

 

日系、欧米系などの様子は以下をご参考下さい。 

 

⑤、⑥は現地系メーカー編として、既存メーカーと新興メーカーを分けて、1では既存メーカーについて、2では新興メーカーを紹介していきます。

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紅旗(Hongqi)

コンセプトカー編でも書いてますが、紅旗は1958年に設立された第一汽車傘下のハイエンドブランドです。

一部からは他社モデルのパクリブランドだと揶揄されていますが(過去クラウンマジェスタ激似の車種があった)、流行を追った結果なのかも知れません。 

現場で見ていて、今後の紅旗も他社の良いとこ取りをしながら成長を続けていくのではないかと思いました。

  

ハンドル部分、横長のディスプレイに注目
今人気の中央に大きなディスプレイがあるタイプも出ています
こちらは比較的従来車のパーツが残ってますね

 

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比亚迪(BYD)

深センにある1995年設立の会社です。当初は電池メーカーとしてスタートしました。自動車生産への参入は2003年、その後バスの製造や半導体分野にも手を広げています。

BYDブースの様子

トヨタと電動車の合資会社を作っていて、BYDトヨタと一汽トヨタで共同開発したのが、日系編で紹介したトヨタのbZ3です。

 

こちらの車種では従来の自動車のコックピットパネルを踏襲しつつ、大型ディスプレイも採用していました。

助手席からも操作できる大型ディスプレイは今後の自動車に欠かせない

 

2022年には日本、タイ市場に参入し、今後輸出が伸びていくものと思われます。

いずれは日本でもこうした電気自動車を見ることが増えていくのかも!?

 

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上汽大通(MAXUS)

上海汽車系列の商用車やキャンピングカーなど特殊車両を作っている会社です。

MAXUSの電動ピックアップ
自転車族にありがたい仕様ですね

既存のボックスカーやキャンピングカーの電動車が各種展示されてました。

 

長城汽車

河北・保定にある自動車メーカーで、設立は1984年です。

HAVALの電動ピックアップ

長城汽車の代表車種としてWEY(魏)、HAVAL(哈弗)、TANK(坦克)、ORA(欧拉)などがありますが、長城汽車ブースではHAVALがメインで展示されてました。

他社との差別化を図っている様子が伺えました(ORAは別ブースでした)。

こちらはガソリン車

  

奇瑞(CHERY)

1997年1月に安徽省蕪湖市で設立された自動車メーカーです。

コンセプトカー編でも少し紹介していますが、代表車種はQQです。

 

CHERYブースの横にJETOURというアウトドア向けの電気自動車を別立てしてました。

SUVでも電動化が進む
JETOURの旅行者

 

私は素人なのでオフロードの険しい道を電気自動車が走って大丈夫なのかと思ってしまいますが、EV化は今の中国では避けて通れない道なので今後も電動オフロード車が続々と出てくるのではないかと思います。

 

既存現地メーカーでは、コックピットのディスプレイで特徴があると感じた会社はありませんでした。

どの会社も足元は既存車種のパーツにディスプレイを追加したような作りで、今は各社とも移行期にあると感じました。

 

次回紹介しますが、新興メーカーとの差はこういうところにあるのかなと思いました。

 

 

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