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中国茶お味見レポ 緑茶編

2019-07-19

 

2018年の関連データによると、中国茶6大種(緑・白・黄・青・黒・紅)のうち最も生産量が多いのは緑茶で、全体の65%を占めているのだそうです。産地は、北は山東省から南は海南省まで、西は四川省から東は浙江省までと広範囲に渡っているため、各地に様々な形状、味の緑茶があってそれぞれのおいしさを持っています。

今日は私がこれまで飲んだ緑茶についてまとめてみました。どなたかの参考になれば幸いです。

しゃんさくイチオシ!日本人にオススメな「日照緑茶」

日照緑茶とは山東省日照市産の緑茶のことで、都市の名前がそのままお茶の名前になっています。

山東省は中国最北端のお茶の産地で、有名なのは青島の崂山緑茶だと思いますが、青島より少し南に位置する日照でも緑茶が生産されています。

この日照緑茶、なぜ日本人に特にオススメだと書いているかというと、日本の緑茶を思わせる懐かしい味がするからです。

茶葉の色や形状は日本茶のそれとは違うのですが、味が似ていてとても飲みやすいです。中国緑茶独特のえぐみが少なく、余韻に甘味を感じます。

初めてこのお茶を飲んだときにちょっと感動したので百度で調べたところ、こんな情報が出てきました。

日照是世界茶学家公认的三大海绿茶城市之一(另两个分别为日本静冈和韩国宝城)。日照绿茶具有汤色黄绿明亮、栗香浓郁、回味甘醇、叶片厚、香气高、耐冲泡等独特优良品质,被誉为“中国绿茶新贵”。

※百度百科より

日照は世界の茶学者公認の三大沿海緑茶都市の1つ(他は日本の静岡と韓国の宝城)である・・・

※太字部分の日本語訳

ほぉ、そうなんだ。だから日本茶みたいな懐かしさを感じるのかな?

ちなみに静岡でお茶と言えば牧之原台地が有名ですが、場所的には静岡県南西の沿海部、緯度で言うと北緯34度のところにあります。

一方の日照の北緯は35度。山東省の冬は零下になるので一概に比べられませんが、緯度的には静岡とそれほど変わらず、朝晩の気温差や湿度差で似たような環境が作られて、それがお茶の味になって表れているのかなと思わなくもなく。

このお茶、おそらく旦那が出張先のお土産で頂いたもので、同じものがどこのお店で手に入るのかわかりませんが、興味のある方はこちらの情報を頼りに探してみて下さい。

この茶葉は水出ししてもおいしいです。水出しにすると後味の甘味が際立ち、また違った味わいを感じることができます。暑い季節に是非お試しください。

 

旅行先でGet!緑茶の代表格「西湖龍井」

次に紹介するのは「西湖龍井/シーフーロンジン」です。これはもう説明がいらないんじゃないかというくらい有名なお茶ですね。日本で出版されている中国茶のレクチャー本には大抵掲載されている大御所中の大御所。浙江省杭州にある西湖周辺が主産地です。

西湖龍井は生産量が多く、実はグレードも質もピンキリ。私が今まで飲んだ中で一番マシだったのは、先般杭州に行った時に買ったこちらの手作り茶(最後の炒る工程が手作業のお茶)ですが、正直それほどの感動があったワケではなく。。。(それでも会社の会議で出されるロンジンよりは数段おいしい)

緑茶で人気があるのは清明節の前に摘まれたお茶ですが、本物の逸品はものすごい高値で取引されます。残念ながら私はまだ味わったことがありません。いつか味見してみたいお茶の1つです。

淹れ方について、このお茶に関しては緑茶が持つ独特のえぐみを避ける為に私はいつも薄めに淹れています。西湖龍井は長く浸した時のえぐみを強く感じるお茶なので(グレードにもよる)、個人的にはカップに茶葉とお湯を入れる飲み方(茶葉がお湯に浸しっぱなしになる)よりも、蓋碗や急須で淹れるやり方の方が好きです。

あと、女性が好みそうなロンジン茶の1つに、モクセイの花と合わせた「桂花龍井」があります。旅行先のレストランでもらったサンプルのお茶がとてもおいしかったので、ここでも写真を載せておきます。

 

ロンジン茶の対抗馬?同じく緑茶を代表する「碧螺春」

中国緑茶の中でロンジンと同じくらいの地位を有しているのが「碧螺春/ビールオチュン」です。碧螺春の産地は江蘇省の太湖東にある洞庭山一帯で、洞庭碧螺春とも呼ばれています。

私がこれまで飲んだ碧螺春は2種類、初めて飲んだのは網易厳選で買ったお茶セットに入ってた一級品、もう1種類はお茶ジプシーをしているときに缶に惹かれて買ったお試しセットの口粮版(日常用というか庶民向けの、等級で言うと二三級程度の茶葉)です。

※网易严选の一級品
※別のお店で買った口粮版

いろんな緑茶を飲んでみた上での感想で言うと、茶葉の形状や味的に、私はロンジンよりも碧螺春の方が好きですね。碧螺春の方が私の苦手なえぐみが少なめですし、お茶の色の緑色が濃いめですし、味も龍井より「お茶ー!」という感じがするからです。(これを理由と言うのか…笑)

一級品とローグレード品との比較で言うと、やはり一級品の方が味に透明感を感じました(ちょっと遠い記憶ですが)。じゃあローグレード品は味がかなり落ちるのかと言われるとそうではなくて、普通においしいけどキレが少し足りないというか、まさしく「口粮(日常品)」の味で、等級で表すのではなくこういう言い方で表現するの、うまいなーと感心しちゃいました。

 

ロンジンVS碧螺春

中国のサイトを見ていると、ロンジンと碧螺春を比較した情報がたくさん出てきます。最終的には個人の好みなので何とも結論づけ難いですが、私の個人的な意見で言えば、中華料理に合わせるならロンジン、日本に持ち帰って日本の食卓とも合わせたいなら碧螺春って感じですかね?

ちなみに中国のレストランにある緑茶のラインナップとしてはロンジンがほとんどです。生産量や勢力的にはやはりロンジンに軍配が上がるんでしょうけど、両方飲んでみて中国緑茶の味の違いを楽しんでみるのもオススメです。

 

初回の感想は「竹の香り」。スッキリ味の「陽羨雪芽」

次に登場するのはミニ缶に惹かれて買ったお試しセットに入っていた「陽羨雪芽一級」です。紫沙壺(中国急須)の産地として有名な江蘇省宜興の特産品の1つです。

宜興は長江デルタ付近では珍しく紅茶も作ってて、これまで宜興と言えば紅茶のイメージの方が私には強かったのですが、陽羨雪芽も有名なんですね。

この記事を書くにあたり少し調べたところ、唐の時代に『茶経』というお茶のバイブルを執筆した陸羽がこの地に滞在し、「陽羨茶は宮廷に献上するのにふさわしいお茶だ」と評価した格式の高いお茶のようです。

茶葉の形状はとても細くて繊細な感じです。名前に「芽」が付く中国のお茶は茶葉の表面に産毛状のものが付いていることが多いのですが、この陽羨雪芽もよーく見ると表面にうっすらと繊毛が見て取れます。

茶湯はこんな感じ。

※「芽」が付くお茶は始めの方に出てくる茶湯が少し濁った感じになります。

そして肝心の味ですが、一口、口に入れて出た感想が「ん?竹?」でした。今まで飲んだことある緑茶とはまたひと味違ったとても爽やかな飲み口です。

初回の味見ではセットのお茶をそれぞれ飲み比べしたのですが、全部味が違って本当に面白いです。紅茶と緑茶が違うのは理解できますが、同じ緑茶でもここまで違うんだなぁと。

左上:碧螺春 左下:陽羨雪芽 右:紅茶各種

改めて中国茶は奥が深いと感じました。まだまだ飲んでないお茶はたくさんあります。インスタでも時々書いてるけど、ホント、胃が1つじゃ足りないです。

 

我が家の常備茶「金山時雨」

最後に紹介するのは「金山時雨」です。安徽省績溪県という、黄山に近いところが産地のお茶です。

お茶葉と茶湯はこんな感じ。

この写真の茶葉は一級のものですが、葉っぱの見た目としては碧螺春の一級に似た感じがします。思えば、味的にも碧螺春のような気がしないでもないですが、日照緑茶と西湖龍井の間を取ったような感じとも思えます。(お茶の味の形容ボキャブラリーが貧弱で本当にスミマセン…)

パッケージの説明では、2010年に世界緑茶協会の銘茶評価選定会で最高金賞を受賞したと書いてあるのですが、最高金賞を取るだけのおいしさは一応感じています。

なお、このお茶はえぐみが少なめなので、ちょっと濃い目に淹れても大丈夫です。グレードの高いものなら透明のガラスコップに入れて、茶葉の見た目を楽しむのもいいかも。

我が家は仕事のお得意先から毎年のように頂くのでこのお茶が常に自宅で待機してるんですよ。

 

以上、これまで私が飲んだ緑茶を5銘柄紹介しました。

これからも引き続き、素敵な緑茶に出会えますように。

 

 

味比べ紅茶編も書きました!こちらからどうぞ↓

黄茶編↓

 

白茶編↓

 

私オススメのお茶本↓

 

 

 

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  • この記事を書いた人

しゃんはいさくら

2004年~大連留学を経て、2005年~上海在住。 現在、夫、日中MIX子ども×2、義母の5人で生活してます。 会社でも家庭でも中国人に揉まれながら、のらりくらりとやってます。

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