こんにちは、しゃんはいさくらです。
今日は『答案之书』(解答之书とも)という本の紹介です。
下の子がクラスメイトとの会話で話題になったと教えてくれた本で、特に本人が欲しいと言った訳ではないのですが、私自身が興味を持って買ってみました。
手元に届いて説明を読み、本の教えどおりに実践してみたら、いろいろと面白いこと、考えさせられたことがあるので、今日はその話を書いておこうと思います。
信じる信じないはあなた次第!?
『答えの書』
こちらの書籍、オリジナルは英語で、作者:Carol Bolt、書名は『the book of answer』といいます。
物語を読み進めていくタイプの本ではなく、1ページに書かれているのは「ある一言」のみ。
読者はたどり着いたページに書かれたメッセージを読んで、自分なりに噛み砕き、理解して、次のステップに進むサポートにしていくものです。
2016年に出されたもので、どうやら日本語バージョンの書籍は出ていないようです。
私のデバイスで検索して出てきたのは、中国語版と英中二ヶ国語版のみでした。
中国語版は上でも書いたとおり、“答案之书”とか“解答之书”といいます。
いろんな価格帯の本があって選ぶのに迷いましたが、私は天猫超市で中国語版の18.5元のモノを購入しました。
(他に13元、20.7元のもあります。言語や紙の質の違いではないかと推測します)

で、結論を先に書いちゃうと、英中二カ国語版を買えば良かったと思っています。
なんでかというと、一部理解が難しくて英語でもその意味を確認したいと思ったメッセージがあったからです。
例えばこちら↓

下の子と一緒に読んでいて(というか遊んでいて)、
「お片づけが苦手な○ちゃんは、どうしたら机の上をきれいにしてくれるでしょうか?」
という問いに対する、私がめくったページにあったメッセージなんですが、どう理解すれば良いか困ってしまい。
もしこれに英語が付いていたらより深い理解ができたかも知れないと思ったので、英中二ヶ国語にすれば良かったなと。
今でも英語バージョンにはどう書かれているのか気になってます。
その後起こった嬉しい出来事
「机の上をきれいにお片づけするには?」の解決メッセージが“将要被击溃(まもなく攻撃され潰されるだろう)”でなんのこっちゃだった私たち。
いろいろ考えた末、子どもに
「これは机の上がくちゃくちゃなのを放っておけって意味かな?」(子どもに口うるさく言い過ぎて子どもが怒ってしまうことを想定して)
と聞いてみたところ、下の子は私の顔をじーっと見て何も言わず。
その後、本を手に取り、「さっきのは意味わかんないからもう一回」と言って子ども自身が解決したいことを念じながら本を開いたら今度はこんなメッセージが。

再び顔を見合わせる私たち。
私「カウントダウンって、汚いのがもうすぐ終わるってことじゃない?」
娘「え?」
私「ってことはママがガーッとお片づけしちゃっていいってこと?」
娘「え?それはイヤだ!」
私「でも終わるって書いてあるよ」
娘「・・・」
そしたらですね、フラフラ~っと机のそばに寄って、机のモノを手に取って動かし始めたんです。
最初は片付けるとかそういう感じじゃなかったんですけど、手を動かし始めたらいろいろと感じることがあったみたいで、机の上に散乱しているゴミを片付け、ノートをトントンと揃えて床に置き、黙々と作業を始めるではありませんか!?
なんと不思議な。
普段、片付けろー、片付けろーといってもなかなか動かない子が、本のメッセージを受けて動き出した!
下の子ももう大きくなったし、手を出されたくないだろうと思い、片付けた結果が私の期待にそぐわなくても、自分から動いたことを思いっきり褒めようと、私は黙って部屋を出ることに。
結局その日の夜のうちにお片づけを終え、気持ちの良い冬休み&春節を迎える準備が整いました。
本当に机の上の散乱した状態が終わりを告げるとは思いもよらず、びっくりで嬉しい出来事でした。
その他、メッセージの数々
あの日以降、ちょくちょくとゲーム感覚でこの本にメッセージをもらっています。
先日、期末試験の結果が出てきたんですが、数学の点数が今までにないくらい悪くて、ちょっと厳しい言葉をかけたんですね。
そしたら、急に本のある場所に走っていき、“我能考上重点高中吗?”と本に聞く下の子!!
で、出てきたメッセージがまた秀逸で、写真を撮るの忘れちゃって細かい文は覚えてないんですが、“非常幸福”みたいなことが書いてあって、え、それって高校に合格できるってことですか?みたいな。
その後また、重点高校じゃなくて普通の高校に合格できるかを聞いたら、また、それって合格できるの?みたいなメッセージが書いてあるページに辿り着いてて不思議や不思議。
本当に自分の希望が叶う進路を歩めるといいよね!
もちろん、たまに意味不明なメッセージを受け取ることもあるけど、それもまた面白くて1人でも子どもとでも楽しんでいます。
先日下の子が、コロナ太りが解消されない私を心配してか、「ママはダイエットに成功できるか」って本に聞いてたんです。
そしたら、その答えがコレですよ。。。

これには私も娘も大笑い。
「ママ、もうダイエット諦めたら?」まで言われてしまい、ちょっと悔しい。苦笑
1人でいろんな悩みや問題を本に聞いた時に出てきたメッセージに、あまりにもドンピシャでドキッとさせられた言葉もあります。
びっくりしてページをすぐ閉じちゃったので、写真は撮ってませんが、そこに出てきた単語はただ1つ。
「愛」
私はすべての出来事に愛情をかけてあげないといけないのな、との気づきを得ました。
日本語で楽しみたい場合はサイトで
実は、この『答えの書』、サイトで楽しむこともできます。
日本語版は書籍が出ていないようなので、日本語の場合はサイトやアプリを利用することになります。
こちらにリンクを貼っておきますね。
中国にお住まいの方は、もうすぐ春節でお店が休みに入り、物流にも滞りが見られているので今からの注文では休みに間に合わないかも知れませんが、興味のある方は是非書籍版でお楽しみ頂ければと思います。
非母国語だと言葉の問題はありますが、書籍版の方がめくる楽しみ、自分で選んだページのメッセージが読めるという納得感があるように思うので。
以上、『答えの書』のご紹介でした。
では、また!
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